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吸着クロマトグラフィーと分配クロマトグラフィーについての質問です。

吸着クロマトグラフィーでは、固定相にシリカゲルなどの吸着剤を
分配クロマトグラフィーでは、固定相に液体に相当する疎水基あるいは親水基を
結合させたものを用いており、
吸着クロマトグラフィーでは吸着される物質ほど、
分配クロマトグラフィーでは固定相への溶解度が大きい物質ほど
溶出が遅くなることが分かりました。

「分配クロマトグラフィーは、順相では固定相が移動相より極性が大きいので、
極性が小さい成分ほど早く溶出し、逆相はその逆で極性が大きい成分ほど、
早く溶出する」。
という極性の差を利用したものであることは分かりましたが、
吸着クロマトグラフィーとの違いが分かりません。
吸着クロマトグラフィーで利用される、物質の吸着とは物質の極性とは無関係で、
シリカゲルのような吸着物質は、極性が大きいものほど吸着しやすい訳では
ないのでしょうか?

また、薄層クロマトグラフィーとペーパークロマトグラフィーは
前者が吸着クロマトグラフィーで、後者は分配クロマトグラフィーと
考えてよいのでしょうか?
ペーパークロマトグラフィーは、ろ紙に含まれる水と移動相である有機溶媒の
極性の違いを利用していると考えているのですが、
この考え方は正しいですか?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

クロマトはサイズ排除クロマト(SEC、昔はゲルパーミュエーションクロマト、GPCと言った)以外、基本的に固体ないしはその上に担持、もしくは結合された固定相と流動相の吸着・分配平衡(本当は平衡じゃない)に基づいていますから、薄層とペーパークロマトを別の機構に基づくと論ずるのには無理があります。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
自分でも色々と調べてみたのですが、
固定相が個体なら吸着、液体なら分配という考え方でよろしいでしょうか?
サイズ排除やイオン交換は別ですが。

お礼日時:2011/01/21 11:40

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