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今回、皆様にお伺いしたいのは表題の「集合住宅の火災報知機(熱探知)の誤作動について」です。

この2週間くらいで、マンション自体に取り付けられている火災報知機が2回、誤作動を起こしました。
それも2回ともに、朝の8時30分くらいという、労働者にとって一番慌ただしい時間に、です。

管理会社に連絡をし、火災報知機の故障では無いのか尋ねたところ、故障では無いとの回答をいただきました。

その際にご説明頂いたのが、
「マンションには熱感知式の火災報知器が取り付けられている」
「各家庭が朝の寒い時間に一斉にエアコンを付け、建物自体の温度が上昇したため、熱感知式の火災報知器が誤作動を起こした。」
「同様の誤作動は、集合住宅に設置されている熱感知式の火災報知機の場合はよく起こる事象である」
「なので、あくまで火災報知器は故障しておらず、エアコンによる誤作動である」
「とは言え、2週間くらいで2回も同じ誤作動が起こっているので、熱感知式から煙感知式の火災報知機に交換する予定です」

との内容でした。
ここでひとつ、疑問を感じたのですが、本当に「各家庭がエアコンを付けることで、建物自体の温度が一気に上昇し、熱感知式の火災報知器が誤作動を起こす」のか?という事です。

今回の件ですが、集合住宅各戸に取り付けられている火災報知機ではなく、あくまで建物自体に取り付けられている火災報知機についてです。

マンション自体の総戸数は100戸ほどだと思います。

管理会社とは、その他色々ありましてトラブルが続いている為、個人的に全く信用ができません。
そのため、本当にそのようなことがありえるのか、真偽を確認したく思いまして、質問を記載致しました。

何卒、ご協力・ご回答の程よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

専門家です。



結論から言うとありえます。ただし、各部屋でエアコンをつけたからではなく、エアコンをつけた部屋でたまたま感知器が誤作動したのです。

まず設置基準からいうと
マンション等の共同住宅の居室には「差動式感知器」をつけることが原則となっています。ちなみに台所と洗面所、押入れは定温式感知器が原則です。
この二つはどちらも熱で感知するタイプなのですが(煙式ではない)作動する原理がまったく違います。
定温式はサーモスタットが入っており、規定の温度に達すると作動します。台所や洗面所は温度が急激に変化するので、定温式をつけることになっています。
対して差動式は温度差で作動するタイプです。0度から30度でも、100度から130度でも急激に温度が変化すると作動します。

で、キーワードは「急激な温度変化」です。
ご存知の通り、エアコンは天井面についており、暖房を入れた場合は暖かい空気はそのまま天井をつたっていきます。この暖められた空気とその前の冷えた状態の空気が感知器を作動させるのに十分な差と時間であれば、実に簡単に作動してしまいます。

そのため、設置基準にエアコンまたは空調の吹き出し口より1.5m離す事という規定まであるのですが、残念ながら最近のエアコンは暖房効率が高いので昔に比べて作動しやすいといえます。

また条件としてはもうひとつあります。それは、感知器の劣化です。正確に言うと、感知器のリーク孔という小さな穴が埃などでふさがれることです。
細かい原理は省きますが、この孔がふさがれると過敏に反応するようになります。
これはここの家の事情によるので、同じ建物内でも交換が必要になるところと必要にならないところが出てきます。

さて、私も10年以上この仕事をしていますが、大体年に1、2度は同様の誤作動で緊急対応しています。やっかいなのは火災報知機としては正常に作動しているため、まったく痕跡がないことです。

質問に書かれた内容(2度誤作動してどちらも8時半ごろ)ということであれば、ほぼ間違いなくエアコンをつけ部屋が急速に暖められたことによる誤作動だと思います。
感知器を含めた故障であればプロが見れば一発で分かりますし、エアコン以外の原因であれば同じタイミングで何度も鳴ることは考えにくいからです。

煙感知器に交換すること自体も、実は問題があるのですが、少なくとも現在起きている誤作動はなくなるはずです。

今回の件に関しては、管理会社の説明は正しいのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

詳細なご説明、ありがとうございました。
どちらかのお宅で、急激に温度が上がり、そのために誤作動を起こす事もあるんですね。
さすがに近々で2回も誤作動を起こした、となり故障だと思い込んでおりました。

加えて建物自体も築年数が長めなので、劣化もあるのかもしれません。

煙感知器に関する問題も気にはなるところですが、今回の質問とは別件になりますので、また機会があれば調べてみたいと思います。

ご回答、誠にありがとうございます。

お礼日時:2011/02/02 21:30

#3です。



#2さんのお答えで、規定値以上に上がることは考えられられない、と言う文章があったので、補足しておきます。熱感知器には「差動式」「定温式」の2つのタイプがあります。#2様のお答えの「定温式」は、65度~70度の熱を感知すると作動します。ですから、エアコンの温度がそこまで上がることはありえない、と言うのは正解です。

しかしながら「差動式」の方は、先の回答で書いたような仕組みになっていて、「周囲温度の温度の上昇率」が一定以上である場合に作動するようになっています。朝、周囲の温度が低いときに、エアコンで一気に部屋を暖めようとすると、周囲の温度が急激に上昇するため誤作動するわけです。周囲温度がそんなに高くなくても、誤作動するのと言うのは、こういう理由です。
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この回答へのお礼

熱感知と言っても、種類があるんですね。
確かにキッチンなど、直接火を使う場所は温度差も激しいですし、かと言って煙もでますから、適材適所で使い分けられている訳ですね。

参考になりました、ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/02/02 21:24

関東のマンション管理会社社員です。



ご質問のような事態は、東京都内の物件でもたまに起きます。
もともと感熱式の感知器は、感知器の中に一種の風船が入っていて、これが熱で暖められて膨張することにより、火災を検知します。ですから、エアコンの風が感知器に当たる箇所にあると、エアコンの温風で中の風船が膨らみ、誤作動を引き起こします。建物全体があったまる、と言う説明は、ちょっと不適切だと思いますが、エアコンのせいで誤作動するのは本当です。

これらの感知器は自動火災報知装置と言って、各戸の感知器が火災を感知すると、全館で警報が鳴るようになっています。ですから、質問者様のマンションのようなことになるわけです。

新築のマンションで冬になって初めて発覚する、と言う例が多く、以前新築のマンションを担当した同僚がエライ目にあったことがあります。そのマンションはワンルームだったため、夜遅く帰宅した居住者がエアコンをつけると・・・、と言うわけで、深夜に鳴り出して大騒ぎと言うことでした。

ただ、対策として煙感知器にするというのは正しい判断です。
あるいは感知器をエアコンの風が当たらないところに移設することですね。
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この回答へのお礼

風船の膨張度によって感知しているんですか。
当然かもしれませんが、全く知りませんでした。

そう考えると、多くの家庭で朝からエアコンを付け、その熱が建物自体を温めて…という事もありうるわけですね。
今年の冬は、ここ数年でもかなり寒いので、いつもより温度を上げてエアコンが動いてしまうと、こうなるわけですか。

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/02 21:22

建物自体に設置されているとのことですが、廊下、階段室ですか?



廊下、階段室でしたら、煙感知器だと思います。

発報場所は、受信機表示板で、ある程度特定できると思いますが、業者が確認しているのでしょうか。

熱感知にだとしても、エアコンで規定値以上の温度にあることは、考えにくいと思います。
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この回答へのお礼

廊下に関しては煙感知器が設置されている、との事でした。
住んでいる建物の管理会社が「管理会社=建築会社=施工会社」なので(別部署で管理しているようです)、確認は業者がしている、のと同じだと認識しております。

ネットで調べても、エアコンで規定値を超える、の事象があまり見つけられませんでした。
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/02 21:17

あり得ない(大笑)



センサーをどこに付けてんの?
各部屋の密閉性はそんなに低いの?
それとも壁がエアコンの熱通すくらい薄いの?

感知するほど建物が熱くなってるなら、住人は部屋から出られないじゃん


苦しい(笑)
苦しすぎる言い訳(笑)
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。
私もあり得ない、と思っておりましたw

ただ、各部屋の密閉性は…結構低いかもしれません↓
建物自体も古く、戸数が多い割に壁が薄い(となりのしゃべり声が結構聞こえる)ので…

お礼日時:2011/02/02 21:14

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