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ほとんど血統でいい馬(名馬)は決まるのでしょうか?
親がいい馬だと子供もいい馬って多いですよね
子供も良血統は高値で買われますよね

全てが全てではないと思うんですが疑問で
血統が悪かったり良血統ではない馬から生まれた馬は
名馬になれないのですか?


トレーニング次第で名馬になるのでしょうか?
やっぱり血統が物を言うのですか?

A 回答 (3件)

サラブレッド=Thoroughbredとは、『選りすぐった血』ということです。

イギリスの原産馬にアラブの馬を掛けたのが始まりだといわれており、全ての血統はたった3頭に行き着くそうです。ですから、元をたどれば皆同じ。生産者は、長距離得意の馬にスピード馬を掛けたらどうなるかとか、組合せを試行錯誤しながら、日々研究しているのです。良血というのは。最近ではシーザースターにウォッカの子供がそうでしょうが果たして走るかどうか、期待していますが。血統を論じる時は、母方を論じ、兄弟・姉妹も母方でいいますね。
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競馬好きのおっちゃんです



当然、リーディングサイアーの上位ランキングにいる種牡馬から生まれた子供は成績を残している訳ですから「親がいい馬だと子供もいい馬って多い」というのも事実です。

「世紀の大種牡馬」と言われたノーザン・ダンサーは世界中にそのサイアーラインを延ばしました。
それは一時期「世界中にいる馬はノーザンダンサー系とそれ以外だ」と言われるくらい圧倒的勢力だったんです。

近年の日本で言えばサンデーサイレンス系ですか。
距離・馬場を問わず一流馬を次々と送り出したその遺伝力は物凄いものがありましたね。

ただし、必ずしも「血統が全て」という訳ではありません。

一番有名なのがオグリキャップでしょう。

父ダンシングキャップ
母ホワイトナルビー(母の父シルバーシャーク)

というお世辞にも「良血」とは言えない血統。実際元々は地方馬ですから。
それがG14勝ですからね。
しかも1600Mの安田記念・マイルCSから2500Mの有馬記念まで。
また、2着に敗れはしましたがジャパンCで当時の世界レコード(2400M)を出しています。

そんな「怪物」も種牡馬になってからは「鳴かず飛ばず」。
結局1頭もG1馬を出すことなくこの世を去りました。

>トレーニング次第で名馬になるのでしょうか?

基本、「突然変異」か「血統的裏付け」が無い場合は「トレーニングで名馬になる」というのは非常に厳しいでしょう。
特にトレーニングに関してある一定の方法が確立している現在の調教システムではなおさらです。

ただ、私の知る限り「トレーニングで名馬になった馬」が1頭います。
それは「ミホノブルボン」です。

父マグニテュード
母カツミエコー(母の父シャレー)

という明らかな「短距離血統」。実際3歳時(当時)には1600Mの「朝日杯3歳ステークス(G1)」を鼻差で勝っています。
それを故・戸山調教師が常識外れのハードトレーニングを課し、(当時、他厩舎や関係者から「普通なら潰れている」と言われていた)サイボーグのような「筋骨隆々」の馬体に仕上げ、そのまま皐月賞、ダービーに勝ち、菊花賞も「稀代のマーク屋」と言われたライス・シャワーに敗れはしたものの3着以下を引き離す2着になりました。

そのレース後、故障が発生して引退→種牡馬となるのですが、オグリキャップと同様(もっとひどい)結局活躍馬を出すことなく種牡馬を引退しました。

こう考えるとやっぱり「血統的背景」は競馬において大変重要なファクターといえるでしょう。
勿論、それが全てでは無い所に競馬の「奥深さ」「面白さ」があるのですけどね。
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まず、最初に言うと……



血統が良いから、子供が走る、のではありません。
子供が走るから、血統が良い、と言われるのです。

競走馬の売買のとき、血統で値段が決まることがあります。ただ、この血統というのは、あくまでも近親に活躍馬がいるかどうか、というようなところです。
ですので、20年前、30年前には「良血馬」と呼ばれていたであろう血統でも、現在は「ただの古くさい血統」と呼ばれてしまうことも少なくありません。
良血馬かどうか、というのは、あくまでも相対的なもの、時代と共に移り変わるものなのです。


それを端的に示しているのは、No.2さんが名前を挙げていらっしゃるサンデーサイレンスだと思います。
サンデーサイレンスは、1989年にアメリカの三冠レースを2勝するなどして、この年のアメリカ年度代表馬に選ばれた名馬です。そして、種牡馬として日本に輸入されると、子供たちが圧倒的な強さで大レースを勝ちまくり、種牡馬としての賞金獲得額では、毎年、2位に倍以上の差をつけてランキングトップを独走しました。
その子供たちも種牡馬として優秀で、孫世代からも数多くのG1ホースが出ています。

と、これだけ見ると、サンデーサイレンスはエリート中のエリートのように思われることでしょう。
しかし、サンデーサイレンスは、デビューする前、全く誰にも評価されませんでした。それは、サンデーサイレンス自身が体質が弱かったこともあるのですが、それと同じくらいに「血統が悪い」と言われていたためです。
何度、競り市に出しても売れ残り、最後は、他の馬と抱き合わせの形で調教師に売却した、というような逸話すら残っています。
そして、その評価というのは、デビューし、大活躍をした後も変わりませんでした。サンデーサイレンスの現役時代、同じ年齢にイージーゴアという馬がいたのですが、競争成績ではサンデーサイレンスが上回っていたものの、当時、アメリカで活躍馬を多く出した血統のイージーゴアの方が種牡馬としては上だろうと思われており、サンデーサイレンスは年度代表馬に選ばれたくらいなのに、種牡馬として種付けをしたい、という希望は殆どありませんでした。サンデーサイレンスは、マイナーな血統からマグレで出た大当たり、くらいの評価だったわけです。
それだけの名馬でありながら、日本の社台グループがサンデーサイレンスを購入できたのは、そういう事情があったためです。当時、「あんな血統の馬を買っても……」という評価も少なからずありました。


日本で種牡馬になって以降の活躍は上に記した通りです。
その結果、サンデーサイレンスの子供、というと、それだけである程度の良血馬という評価がされるようになりました。
つまり、サンデーサイレンスは、子供が活躍したことで、自身の血統に対する評価を正反対にひっくり返してしまったわけです。

こういった例は他にもあり、20世紀後半の血統を塗り替えた、と言われるノーザンダンサーも、当初はそれほど期待されていた馬ではなく、アメリカの二冠を取って種牡馬になった当初は、種付け料が1万ドルという金額でした。
しかし、そこから活躍馬が次々と誕生したことで一気に「ノーザンダンサーの子は走る」となって種付け料は急騰し、1985年には95万ドルにまでなりました。


このように、子供が活躍する、一族に活躍馬が多くいるのが「良血馬」なのです。




逆に、一族に活躍馬がそれほどいなくても、まぐれ当たりのような名馬が誕生することもあります。
No.2さんが仰っているオグリキャップやミホノブルボンなどもそうですし、最近で言えば、コスモバルクやメイショウサムソンなども、近親にこれと言った馬のいないマイナー血統の馬です。しかし、どちらも立派な活躍馬、名馬と呼ばれるような成績を残しました。
もしかしたら種牡馬として、名馬を次々に送り出して、「良血」に名を塗り替えるかも知れません。


最後に……

>トレーニング次第で名馬になるのでしょうか?

ですが、トレーニングをすれば、強くなる血統、というのも一つの良血かどうかの目安とも言えます。
トレーニングをすれば強くなるだろう、と思っていても、それができない身体の弱さ、というのが遺伝的に伝わってしまう場合があります。そうなれば、当然、活躍馬が出ないのでいまいちな血統、という評価になります。
また、天性の資質、というのもありますから、同じように鍛えても、早く走れる馬とそうでない馬というのが出てしまいます(人間でも、同じトレーニングをしても、人によって体力に差が出るのと同じです。かといって、体力が少ない人が無理矢理に倍も、3倍も練習をしたら、怪我をしてしまうことでしょう)
ですので、徹底的にトレーニングをしても怪我をしない、というのも一つの脂質であると思います。
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