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産業機械関係の電気設計に従事しているものです。

計器用変圧器を電路に設置する場合、回路図を見るとVTの一次側、二次側の両方にヒューズが入っています。今まで、これはこういうものだと理屈を理解せずに覚えておりました。
しかし、以下の事が気になり御質問させて頂きたいと思い書き込みしております。(三相回路から単相電源(2線)を引っ張ってVTにつなげてるイメージで)


(1)一次側ヒューズの設置目的はVT側での短絡事故時の電源側との切り離し及びVT焼損保護という理解でよろしいでしょうか?
(2)二次側ヒューズの設置目的も同様に二次側の短絡時の保護という理解でよろしいでしょうか?
(3)二次側に関しては接地されている場合、接地側にはヒューズが入っていません。この理由はなぜでしょうか?入れると何か問題が起きますか?また、二次側の電路は必ずしも接地する必要はありますか?

A 回答 (3件)

復習します。



まず電技第27条「計器用変成器の2次側の電路の接地」よりD種接地は必須です。

次に電技第39条「過電流遮断器の施設の例外」より接地線のはヒューズなどは禁止されています。

最後に電技第13条「電路の絶縁」の除外項目に当てはまらない低圧/低圧VTの2次は絶縁すべきです。

<PS>
詳しくは電技絵とき早わかりには解説がありますので条文と合わせてお読みください。
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>ヒューズを接地側につけたら具体的にどういう問題が発生するのでしょうか?



変成器の二次側の電路に接地するという事は、一般に変成器の二次側出力端子に接続します。
このとき計器類が地絡した場合、接地側にヒューズを取り付けていて接地側のヒューズが先に切れると、地絡電流が計器を通じて機器の方に流れる恐れがあります。
確実に安全を保つ為の接地なのに、機能しない事になります。

>高圧でない場合(440Vから110Vへの降圧)は、接地は不要と考えてよろしいでしょうか?

この場合、条文では規定されていませんが、高圧受電盤規程がありますので、そちらの方を調べる必要があると思います。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
イメージがどんどん湧いてきました。
地絡状態の時は接地側に電流を逃がす必要があるのに、ヒューズが切れてしまったら接地側に逃げず、ずっと地絡した状態になるということでしょうか?飲み込みが悪くて申し訳ありません。

お礼日時:2011/03/03 23:22

(1) VT側を焼損保護すると言うより、VT内部で起こる短絡事故を高圧側に波及させない方の意味合いが大きいと思います。


(2) 二次側には計器もありますし、OCR等の制御電源にもなっていると思います。
それら全てを含めた保護だと思います。
(3) 電技解釈の第27条に、「高圧計器用変成器の二次側の電路には、D種接地を施すこと。」とあります。
失礼ですがこの事は、設計されているからには知っておかなければならない初歩的な事です。
故に、事故電流を接地に落とす為には、ヒューズは不可です。

この回答への補足

御回答頂き有難うございます。
当方、設計の関係の仕事に従事しだして、1年未満の駆け出しです。日々、勉強中です。この事は初歩的のことなんですね。有難うございます。覚えておきます。

>事故電流を接地に落とす為には、ヒューズは不可です。

すみません。この一文がしっかりと理解できておりません。ヒューズを接地側につけたら具体的にどういう問題が発生するのでしょうか?


>電技解釈の第27条に、「高圧計器用変成器の二次側の電路には、D種接地を施すこと。」とあります。

高圧でない場合(440Vから110Vへの降圧)は、接地は不要と考えてよろしいでしょうか?



お手数おかけしますが宜しくお願い致します。

補足日時:2011/02/27 01:09
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