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生物学的に男女とも無意識のうちに

子孫を残す相手としてふさわしいかどうか不特定多数の異性を吟味している

というのはいまのところほぼ正しい理論として認められています。

要するに男女の関係であってもいつかの時点で

自分の子孫を残すパートナーとして適切かという判断が脳の中で行われたってことで理解していいですか

A 回答 (3件)

生物学的に男女とも無意識のうちに


子孫を残す相手としてふさわしいかどうか不特定多数の異性を吟味している

というのはいまのところほぼ正しい理論として認められています。


ここまではその通りでしょう。でしょう、というのは、この説を覆すに足る証拠が観察されていないからです。


要するに

男女の関係であってもいつかの時点で
自分の子孫を残すパートナーとして適切かという判断が脳の中で行われた


この、「要するに」のところで、論理の飛躍があります。
この結論自体に問題はありません。

問題は、「脳の中で行われた」の、「脳」が、どの部位を指すのか。すなわち、
1.「意識して考えた」
2.「意識していないが、意識の底のほうで考えていた(この「無意識」があるかどうかも、フロイト学派か否かによります)」
3.「脳幹の反射行動だった」
4.「遺伝子のレベルで(体のつくりで)そうなっている」

猫の子たちの中に明らかに模様の違うのがいるのは、交尾した複数のオスの精子を受け入れるからで、4です。

モンシロチョウのメスがオスを拒否する行動は、脊椎動物ならば1か2か3でしょうが、モンシロチョウにはそもそも脊椎がありません。脳もありません。人間の次元での「考えて」とは全く違う次元です。

植物の場合は4に近いです。遺伝学的に成り立ちにくい♂花粉との受粉は、ひ弱な胚しか作れません。だから、うるち米の風上にもち米を栽培しないのです。ほとんどがもち米になってしまうと人間が大損ですから。

サケやフラミンゴなどの、生涯連れ添う生物は、2あるいは3でしょう。まだよくわかっていません。オシドリ♂などは結構浮気もすることが観察されています。ひょっとしたら♀も、という可能性もあります。そうなると1です。

他の回答者様がおっしゃるとおり、種によって「考えて」の内容が違います。
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 生物の進化において、パートナーの選択がいかに重要な要素であるかについては『性淘汰』という考えがあり、詳しくはwikipediaの下記項目が簡潔でいいのではないかと思われます。



 おまけ。
 ムササビのオスは交尾が終わった後、交尾プラグという栓でもってメスが他のオスと交尾できないようにしてしまう(発情期がすぎると自然に抜け落ちる)、という生態が知られていますが、メスはさっさと交尾プラグを自分でひき抜いて食べてしまい、次の交尾に備える、なんてこともあったりするんです。
 錠前の進歩の一端は貞操帯が担ったなんて俗説を思いだしちゃうような話ですね。
 

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E6%B7%98% …
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 鳥類などでは人類でいうところの夫婦関係のように毎年同じ個体同士が子育てにいそしむことがよく知られています(いわゆる鴛鴦の契りってやつですね)が、遺伝子を調べてみると必ずしも子供が育ての親の遺伝子を受け継いでいなかったりするんです。


 人間のものさしからすれば不倫ってことで非難を浴びたりするんですけど、生物としては自分の遺伝子を継ぐ子孫がより遺伝的ヴァリエイションを有していたほうが、感染症の流行や気候の激変で一族郎党全滅って可能性を下げることとなり、生きのこりつづけるために生物は自分の遺伝子のヴァリエィションを増やそうとする訳です。
 とはいえ、メスはせっかく増やしたヴァリエイションが育ちきれないで死んでしまっては文字通り元も子もないので、エサを探してくるのが上手いオスを子育てのパートナーに選ぶ訳です。それじゃ必死に稼いでくるオスが損っぽいですけど、メスと行動を共にしている時間が長ければ自ずと他のオスよりも自分の遺伝子を残す機会が増える訳ですから、オスにとってもそんなに悪い選択でもありませんし、メスとしても最悪、食いっぱくれなさそうなオスの遺伝子を持った子孫を確保できるんですから、人類からすれば。それって…って関係でも両者ともメリットがあったりするんです。
 とはいえ、生物によって生殖-子育ては多様だったりするんで、いろいろと調べてみると面白いですよ。人類の『倫理』がどういう個体を利するものかがうっすらとわかったりとかしてね。
 

この回答への補足

ありがとうございます。
参考になります。
このような説について
ネット上で学説などが掲載されているのでしょうか?

補足日時:2011/03/03 17:34
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