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東京電力の武藤栄副社長(原子力・立地本部長)は24日午後の記者会見で、福島第1原子力発電所3号機で作業中に被曝(ひばく)し病院に搬送された協力企業の2人について、「ベータ線熱傷の可能性も否定できない」と述べた。今回の事故で作業員がベータ線熱傷となるのは初とみられる。

ベータ線熱傷は放射線によるやけど。東電によると、3号機のタービン建屋地下で、
ケーブルを敷設する作業をしていた3人が170~180ミリシーベルトの線量を浴びていた。
うち2人が放射能に汚染した疑いがあり、除染した後に福島県立医大病院に搬送された。

3号機の建屋に、ベータ線を放出する物質が発生する理由について、
武藤副社長は「現時点で確認できていない」と説明。今後の対応について、
「作業安全の確保は全ての前提。安全に作業ができるように管理していきたい」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst …

タービン建屋地下1階で、ケーブル敷設作業を行っていた作業員3人が、被曝(ひばく)し、
うち2人が福島県立医大に搬送された。

放射線医学総合研究所(千葉市)に転送される予定。
経済産業省原子力安全・保安院が同日午後の記者会見で明らかにした。
3人のうち2人は東電の協力会社の作業員。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110324- …

ベータせんねっしょう

放射線熱傷と呼ばれる放射線皮膚障害の一種で、ベータ線を浴びることで皮膚および皮膚内の
細胞組織が破壊され、熱傷(ヤケド)に似た症状を発するもの。

放射線熱傷の症状は熱傷に似るが、外部被ばくと内部被ばくの両方を引き起こす性質があり、
一般的な熱傷に比べて、血管をはじめとする皮膚組織の深部までダメージが及びやすい。



これはどれくらヤバイのかな?
ひょっとして状況は発表してる内容よりもずっと悪いのかな?
都知事のこの表情からも危機的状況がひしひしと伝わってくるよね?

「作業員3人被曝「ベータ線熱傷」の可能性」の質問画像

A 回答 (4件)

1時間未満で症状が現れたので「緊急被ばく医療ポケットブック 」によると、相当な被曝量かと思います。


足の切断はやむをえないレベルでしょう。


緊急被ばく医療ポケットブック > 第2章 被ばく医療の基本的手技 > ≪放射線皮膚損傷の治療≫

障害は被ばく線量が高いほど早期に発症します。体幹部より四肢抹消部の方が重症化します。
また,温熱による熱傷と異なり,生き残った幹細胞にもDNA障害が生じるために長期にわたって
局所の炎症,壊死が起こり,結果的に広い廓清,切断を余儀なくされる場合もあります。
https://www.remnet.jp/lecture/b05_01/2_3_5.html
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靴に汚染された水(湯)が入り、防護服越しではなく、直接肌に触れて被爆したのではないかと思います。



通常の火傷と同じで、気体よりも液体の方が重傷になると思います。しかも、40~50分という短時間で、かつ、体のごく一部、狭い面積に対して170ミリシーベルトですから、相当、深刻でしょうね。

非常時ではありますが、東電の管理体制や、作業員に対する人命軽視の姿勢などが問われるかもしれません。
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被災直後に原発の放射能漏れで避難勧告が出たのでとっとと福島から出ていた、東電の協力会社の社長がTVに出ていて、「東電で働いている従業員は一生懸命、事故対策している。

社員が心配である。」と、嘘泣きしながら言っていた。TVを見てあんぐりした。

こういう社長が社員がケガしたら、東電からたっぷりと補償費用もらって、私服を肥やすんだなとみてました。

東電社員も頑張っているかもしれないが、派遣会社の社員から犠牲者がでるところを見ると、一番危険なところにいるのは、社員じゃない、協力会社の人ということですね。
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「協力会社」って下請けですよね。

こんな大事故を起こしたのですから東電の正社員が率先して対策に当たるべきでしょう。いちばん危険な現場に東電社員がいないってのが信じられません。

今回の被曝事故では、一定時間放射能で汚染された汚水に足を突っ込んでいました。ごく近距離からβ線を大量に浴びているので被曝も重症です。放射能と密着しているので、強力なα線の被曝も勘案する必要があります。

皮膚の表面はヤケドの症状に近い「放射性皮膚炎」を起こします。初期には発赤や乾燥を中心にした症状が出現し、慢性期には潰瘍を作ります。ヤケドと違ってやっかいなのは新しく皮膚を作る細胞が障害されていますから、皮膚が破れると治らずそのままになります。患部に血液を送っている血管も「放射性血管炎」になって機能しなくなりますから、患部全体が壊死してしまう恐れがあります。さらに骨髄にも障害が出現するでしょう。両方の下腿に非常に治りにくい病気が現れます。皮膚移植などの治療が行われますが、血管がダメになっているので成功率は低く治療は困難です。治療がうまくいけば足を残すことができますが、半年から一年程度の入院が必要でしょう。

足以外にも全身の被曝が起こっていますので、将来発ガンの可能性が高くなる数値です。そのほか、後になって現れる症状として目には白内障が起こります。

これまで何でも「大丈夫」と言っていた中川恵一・東京大付属病院准教授(放射線医学)でも「発がんの危険性が上がるレベルの被ばくだ。」と語っています。ひどい労災事故です。
http://mainichi.jp/select/today/news/20110325k00 …
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