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砲や銃はなぜ12.7センチなど中途半端なものが多いのですか?

A 回答 (3件)

既回答にあるアメリカのインチ規格に引っ張られたモノの他にも、散弾銃や以前のイギリスの砲の口径のように”鉛球の直径”を鉛の重量で表す表記方法もあります。


センチュリオン戦車の主砲17ポンド砲は、17ポンド(17lb=約7.7kg)の鉛球の直径(76.2mm:後に四捨五入したメトリック表記の77mm砲との表示も)になります。
散弾銃の場合、10番(ゲージ)は1/10lb(約45.4g)の鉛球の直径19.5mm、12番は1/12lb(約37.8g)の鉛球の直径18.1mmになります・・・例外的なのが0.41インチ径の410番(フォアテン)かな。

この他、威力、砲弾の大きさ・重量などの”要求性能”から口径が決まる例もあります(例、第4世代戦車の主砲として開発が進んでいた140mm砲など)。

あ、同じように「口径」と表記しますが・・・銃の場合は弾頭(銃口)の直径を指しますが、砲の場合、砲身長を表す(口径比)事が多いので、表記を正しく読み取る必要があります。
 例 90式戦車の主砲 120mm44口径砲:弾頭(砲口)の直径120mm 砲身長120x44=5.28m

余談・・・けん銃の口径表記は「言ったモン勝ち」のトコロがあって・・・
 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6151814.html
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インチ法(1インチ:2.54センチ)を採用しているからです。



インチ法を使用しているのはアメリカ。
そのアメリカは世界最大の武器輸出国であると共に、世界一の軍事大国。
他の国の何十倍という桁違いの超軍事大国です。
そして、世界中の多くの国と軍事同盟や軍事協力を結んでいます。
そうなると、どうしても兵器、武器弾薬の標準化(共通化)が必要となります。

がっ、先に述べましたようにアメリカは桁違いに超強大ですので、他の国はそのアメリカに合わせざる得ないのです。
結果、兵器類はアメリカの仕様が標準になってしまいました。
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間違っている可能性もあるので、参考程度に考えてください。



12.7センチという事は、5インチになります。

(1インチ=0.0254メートル)

インチというのは、テレビやジーパンなどのサイズでも使われますが、「ヤード・ポンド法」の単位です。

世界的には、「メートル法」なのに、なぜ「ヤード・ポンド法」が残っているかというと、アメリカ合衆国では一般にはヤード・ポンド法の方が広く使用されているからです。

(アメリカも、メートル条約の加盟国なので、法律上はメートル法を公式の単位系としています。ヤード・ポンド法は「慣習的な単位」と呼んでいます。)

アメリカ合衆国がいまだにヤード・ポンド法を使用しているので、メートル法に移行した国の多くでも、アメリカ合衆国の強い影響下にある分野(航空、宇宙分野など)に限定して、ヤード・ポンド法の使用を法的に認めざるを得なくなっているのが現状です。

それ以外の分野についても、ヤード・ポンド法の単位が使用されていたり、メートル法であってもヤード・ポンド法の単位の整数倍の値が使われていたりします。

一応、現在でも1位の経済大国と言っていいであろうアメリカでは、工業製品にとどまらず、建築や日常の消費活動から、政府の公文書(例えば土地の登記図)等、あらゆるものがヤード・ポンド法で記載されています。

又、「半ポンド」「四分の一インチ」の様に小数ではなく、分数で数量を表現する事の多い文化では、十進法を基にしたメートル法よりも、12進法(長さ)や二進法(重さ、容積)を基にしたヤード・ポンド法の方が単位間の係数の約数が多くて表現し易いという側面もあります。

となると、銃器や砲を大量に生産しているアメリカが、5インチで製造してしまえば互換性の面などから、それが国際標準的な口径になってしまうので、12.7センチという中途半端な数値になってしまうのも仕方がないのではないでしょうか?
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