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現在海水に131Iが何ベクレル、137Csが、、、と言うように報道でよく見かけますが、空気中、水中や土壌の放射性物質の核種はどのように調べているのでしょうか。水中の物とかは液クロとかで放射活性の検出できるピークとかから判断しているのでしょうか。大気はどうなんでしょう、、、モニタリングポストとかで直ぐに分かるんでしょうか。ガスクロとかでしょうか?

A 回答 (1件)

放射性核種の判別には、崩壊時に放出される放射線のエネルギーが核種によって固有であるという性質を利用します。


有名なのは、ガンマ線スペクトロメトリーでしょうか。

大気の場合には大気をサンプリング後に必要に応じてガスクロで濃縮します。
大気中のチリは、フィルタ上にチリを集めてそれをサンプルに。
液中・固体中は必要に応じた抽出・濃縮を行ってから、分析装置にかけます。

モニタリングポストで分かるかどうかは自分には分かりません。
(おそらく放射線量測定が主で、核種分析まではしていないと思います。)

また、半減期の長いものについては質量数の違いを利用する質量分析器を使うということもあり得ると思います。
(放射性物質年代測定にはこちらが使われていたと記憶しています。)

参考URLに放射性核種の分析を行っている会社のURLを記載しました。

以上、ご参考まで。

参考URL:http://www.jcac.or.jp/service_env_secium137.html
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この回答へのお礼

ありがとうございました。お示しの参考URLでは同一元素の違うアイソトープを測るのにもうひと工夫いるような気がしますが、いろいろ組み合わせてやっているんでしょうね。濃縮、精製後分析という手順が一般的に行われていることが分かりました。
ありがとうございました.

お礼日時:2011/04/02 07:09

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