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福島第一原発について、1~3 号機の格納容器が水素爆発を起こして放射能をまき散らした場合広島や長崎の原爆と比べてどのくらいの汚染の広がりがあるのでしょう。
また、高濃度の汚染水が垂れ流しにならないために、スキー場で使う降雪機でみぞれ状の粘性のある冷水をかけるとか、温度を下げる為にいっそ液体窒素をタンク内に入れるアイデアはできないのでしょうか。

A 回答 (3件)

格納容器が水素爆発を起こして放射能を広範囲にまき散らすようなことはほとんどないと思います。

さらに燃料棒は格納容器の中の圧力容器に収められていますから、これが広範囲に飛散するようなことはあまり考えられません。より可能性があるのは、液漏れを起こしている配管系や格納容器の損傷部の割れが、小規模爆発や、余震で一気に広がり、高濃度放射性物質を含む大量の水蒸気が噴出する事態です。保安院が窒素注入をしたり布のカバーをかける策を練っているのは、この事態に備えてのことだと思います。

ただ知識として知っておいたほうがいいと思うのは、原子力発電所の原子炉および冷却プールには原子爆弾の数十倍の放射性ウランが置かれているということです。

福島第一のデータは見つけられませんでしたが、やや出力の大きい九州電力玄海原発のデータでは一基には低濃縮(約4~5%)二酸化ウラン燃料・約48トンが装荷されているとWikiに示されています。福島の装荷量を約40トンとすると少なくとも1.5トン程度の放射性ウラン235が蓄えられています。広島に落とされたリトルボーイに用いられたウラン235が約60kg(Wikiによる)だそうなので、少なく見積もっても一基あたり20倍になります。

冷却方法については、粘性のある水はご法度です。水の流動性が損なわれると冷却能力が低下します。配管系につまりが起きたら、事態はもっと悪化します。

冷たい何かを入れるというアイデアは取り除かなくてはならない熱量を考えれば論外です。一回だけ、一時的に温度を下げて済むような話ではないんです。向こう半年以上も何万トンもの水を沸騰蒸発させるほどの熱量を継続して取り除かなければならないのです。本来の冷却装置が使えないかぎりは、じゃぶじゃぶ水を入れる以外には手の施しようがありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。恐ろしい知識になりました。
では、生活者としてどうすればいいのだろうかと悩みは尽きません。
福島第一は古いタイプ(マーク1)で、容量が少なく、圧力が高くなりやすいという外国のレポートがあり心配しました。3号機はプルサーマルですし、もはや原子力は人間が制御できるというのがおごりと反省しなくてはならないのでしょうか。日本に沢山保管されているMOXを含め、持っているだけで厄介な放射性物質が恐ろしく感じます。今さらどこへも持っていけない危ないものだらけの状態になっているように思います。
今は小雪が舞い散る東北にも夏は来ます。少しでも早く冷やせないかとシャーベット作戦を思いついたのですが論外とは難しいものですね。
流出経路を探すために色のついた水を流すのも配管を詰まらせてはならないという点で駄目そうですね、水漏れ部分にヨウ素の多い寒天を流し込んでかためるとか、常識にとらわれず、諦めず、あらゆる手を尽くして早く解決してほしいものです。
余震で各地の原発が非常用の設備で事なきを得た報道がありましたが、そもそも非常用の設備を稼働させねばならなかったこと自体通常であれば大騒ぎになることだと思います。
もうすぐ日本の化学メーカーの技術で、シート状の太陽電池ができ、車の表面にさえ塗装のように張り付けられると聞きました。
電気の供給を急ぎ、産業をフル回転させて、新しいエネルギー産業の創出に国を挙げて取り組み、日本がクリーンエネルギー輸出大国に生まれ変わる事を願います。

お礼日時:2011/04/09 12:59

>>広島や長崎の原爆と比べてどのくらいの汚染の広がりがあるのでしょう。



通常の原発が1台、1年間稼動すると、広島型原爆で1000発分くらいの放射性物質が生まれるそうです。
なので、福島原発が爆発すると、4基あわせれば、広島型原爆の4000倍以上になるのではないでしょうか?

なお、格納容器ではなく、燃料棒を収めた鋼鉄の格納容器にも、すでに底に穴があいているものがあるみたいですね。注水しても、ダーダー漏れ状態。しばらくはタンカーとかプールに貯めることができても、10年以上も冷却のために注水を続けるわけだから、どうしてもその高濃度の汚染水は海に捨てるようになる。

YouTubeにある自由報道協会の上杉隆氏の動画を見ると、3月中は、「地震と津波で大変なことになったかわいそうな日本」といわれていたけど、日本政府と東電と大手マスコミ、つまりはNHK,民放、マスコミが一体化した大本営報道、「安全という嘘・デマの流布」が明らかになってきてますし、高濃度の汚染をいきなり海洋投棄したことで4月にはいると「世界に対して、放射能テロを続ける犯罪国家、日本!」と世界の評価は一変してしまった。

また、計画停電は、こうしたマイナス情報が報道されるのを潰し、「電気が無いと大変になるよ!」ということを国民に知らして脅すためだったことが明らかになりましたね。計画停電によっては、死者も出ているし、経済的な損失もでかい。

必要性が全く無かった計画停電を実施し、人命を奪い、日本経済を悪化させても、東電という会社を生き延びさせたかったということが真実なんですね。
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この回答へのお礼

知らなかったです。色々とありがとうございました。
海外のニュース(ドイツ)の図では、たしかに格納容器の中はドロドロに溶けて、容器の底も壊れて大変なことになっているものでした。
高濃度の水を長期にわたって垂れ流すことにならないよう逆浸透膜などでろ過できるといいですね、諦めないで何とかしないと、日本人同士責めても嘆いても世界の非難から逃げられないということですね、フランスやアメリカの専門家も多数助っ人に来てくれたようですので、東電内部でこそこそ処理できるものではなくなっていると思います。英知を集めて国難を乗り越え、早くめどが立つようにと、祈っています。

お礼日時:2011/04/09 12:17

高温の中に、液体窒素を入れると、液体から気体になって、その体積が一挙に膨れ上がり、高圧になって危険でそういうことはやれないらしいです。

 また、その汚染水が何処から出てくるのかわからないようです。

今後、10年間かけて熱を取るという状況は、再臨界という状況で、制御棒で制御できないことを意味しているのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

早速にありがとうございます。
今後この冷却を10年続けなくてはならないのですか、もはや原子力は人間が制御できるというのがおごりと反省しなくてはならないのでしょうか、日本に沢山保管されているMOXを含め、持っているだけで厄介な放射性物質が恐ろしく感じます。

お礼日時:2011/04/09 10:52

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