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昔の人の名前には読む時に「の」と入る人がいますが
これはいつ頃からいつぐらいまでそうだったのか
またなぜそうなったのか、どれくらいの身分の人たちは
名前をもっていたのかなど名前に「の」がついた時代に
詳しい方、教えてもらえないでしょうか?

A 回答 (4件)

日本でも外国でも全ての人が苗字を持つようになったのは近代になってからのようです。

苗字をもつ必要がなかったということでしょう。貴族、豪族など人の上に立つ人々でも当初は苗字がなかったのですが、いつのころからか、彼らが住んでいる土地の名前をつけて呼ばれる(あるいは名乗る)ようになりました。従って名前の前にxxxの太郎というように出身地名をつけ、それが後に苗字となった訳です。江戸時代初期には’の’は使用しなくなっていたようでが、一部の業界(社会)では幕末ごろまで使い続けていたようで、時代劇や小説に現れています。海外では職業名も苗字になっています。Carpenter(大工)など。xxxの太郎という名乗り方はフランスでは元大統領ド・ゴール(De Gaulle)のように苗字の前にDe(xxxの、出身地を示す)をつけます。土地名を名乗る人は貴族だったので、今日でも苗字にDe がついていると出自がよいことをしめすようです。

日本人全てが苗字をもつようになったのは明治8年2月13日の布告からです。明治維新後、新政府は全国民に苗字の使用を許可しましたが、なかなか普及しなかったため、布告(法律)でもって徹底したようです。
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この回答へのお礼

なるほど~、「どこどこのだれだれ」ということですか
ありがとうございました

・・・ということは「藤原」とか「源」「平」(思いつかない・・・)は地名なんでしょうか?
また、幕末まで「の」が使われていたのはたとえばどんな苗字があるんですか?
もし知っているなら教えて下さい

お礼日時:2001/04/22 05:30

 まず、「姓」と「苗字」「称号」を区別しましょう。

間に「の」を挟むのが「姓」で、そうでないのが「苗字」「称号」です。
 「姓」とは、源平藤橘、菅原、中原、清原、大江など、氏族の名称です。ところが、源氏・藤原氏など繁栄した氏族は、多くの家系に分かれてしまい、「姓」だけでは区別できません。そこで、「苗字」「称号」が登場したのです。
 「苗字」とは、武士が名乗ったもので、織田、徳川、北条、武田など、主に所領の地名に由来します。「称号」は、公家が使用し、九条、三条西、綾小路、久我など、多くは邸宅の所在地に由来します。
 従って、「源の義経」であり「織田信長」であり、また「北条四郎平の義時」といったいい方もされるのです。

 なお、この三者を明確に区別するときは、「藤原姓」、「織田氏」、「九条家」のように使い分けるのが慣例です。
 また、「苗字」「称号」は元来は、「瀧口小次郎」(平将門)や「宇治殿」(藤原頼通)のように特定個人を指すものでしたが、徐々に世襲して利用されるようになります。平安中後期には、この中間形態が多く、藤原実頼や藤原実資は小野宮家に属しますが、小野宮実頼や小野宮実資とは言わないようです。しかし、小野宮右大臣(実資)とは言います。

 以上は、主に平安以降に該当する話です。それ以前については、氏姓制度の「氏(うじ)」「姓(かばね)」の話をせねばなりません。
 つまり、蘇我、物部、大伴、葛城などの「氏(うじ)」が、平安以降の「姓(せい)」に相当し、それ故に、「蘇我の馬子」「物部の守屋」なのです。また、「姓(かばね)」は、朝臣(あそん)、連(むらじ)、県主(あがたぬし)などであり、「藤原の朝臣不比等」「中臣の連鎌足」と「(うじ)の(かばね)(名前)」という使い方をしました。
 そして、奈良以降、古代氏族が没落し氏姓制度が形骸化するなか、「姓(かばね)」は単なる敬称のようなものになり、「氏(うじ)」が「姓(せい)」となったのです。
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この回答へのお礼

「姓」「苗字」「称号」ですか・・・なるほど
詳しく教えていただきありがとうございました

お礼日時:2001/04/24 17:38

'の’は苗字ではなく読み方(の習慣)です。

’の’がつく苗字がいくつあるか、いつまで使われたかという考え方には賛成できません。
日本の苗字を正確に数えきった人は未だいないそうです。一般に15万から20万近いといわれています。もしこの分野に興味があるなら、書店にいけば5-6冊の本がすぐ見つけられますよ。そのひとつ「姓名の由来辞典」(丹羽基二 三省堂)によれば苗字の由来を33のパターンに分類しています。しかし、8割は地名からです。
古代の人間が名乗りをあげるとき、地名や植物、動物など身の回りから名前をつけるのは自然な行為です。官職や下賜による苗字は有名ですが少数派です。しかし、佐藤、江藤などのように藤原姓から分岐した苗字は時代とともに増えています。
(他の古代の有力姓も同じ)日本人は定住型民族なので、出身(血統)が分からなくなる心配がなくどんどん新しい苗字をつくり出したのではないでしょうか。海外では先祖の苗字を大切にしたため、苗字が増えなかったようです。(狩猟民族であり、他民族間の争い、民族の浮沈が激しかったので、出自を示す苗字を大切にしたのかも知れません。私見ですが)
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この回答へのお礼

読み方の習慣ですか・・・

昔の人の名前って文献などから出てきたもの・・・ですよね?
それに「の」という言葉が記されていたと言うことでしょうか?
まさか文章に書くときまで読み方の習慣を持ってくるとは思えないのですが
その辺はどうでしょうか?

お礼日時:2001/04/24 17:42

>「藤原」とか「源」「平」(思いつかない・・・)は地名なんでしょうか?


 「源」「平」は、皇族が臣籍降下する際に天皇から下賜された姓です。皇族には苗字がありませんから、新たに創作されました。源・平のほかに、橘という姓があります。(橘諸兄が有名)
 「藤原」は、天智天皇から大化の改新の大功労者、中臣鎌足へ下賜された姓です。

 平安時代、藤原氏か皇族出身の源・平・橘姓でなければ高位につけない、とまで言われました。また武将でさえ、自家をこの四姓の家から分かれたようにみせることに躍起になりました。
 源朝臣義満(足利義満)、源朝臣家康など。建前は、天皇の臣下ですから、足利や徳川は、俗称で、源が本来の姓だともいえます。

>幕末まで「の」が使われていたのはたとえばどんな苗字があるんですか
 一応、徳川は、源氏の末裔ということになっていますので、前述のとおり、源家康、源慶喜は、ありだともいえるでしょう。
 あと、有名なところで、清水の次郎長でしょうか(苦笑)。自信ないですが。
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この回答へのお礼

「源平藤橘」ってのはそういう理由で多いんですかねぇ
ちなみに「げんぺいとうきつ」で一発変換できました(笑

回答ありがとうございました

お礼日時:2001/04/24 17:50

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