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クリス・バズビーとECRR(放射線リスク欧州委員会)とは信用できる人、団体ですか?
今回の原発問題について、センセーショナルな発言で知られている(?)人たちです。
私は英語が苦手なので限定的な情報しか知らないんですが、

・過去、イラクの劣化ウラン弾問題に対して怪しげな報告をしたことがある
・ECRRは非公式な委員会で緑の党と関係がある
・バズビーは低レベルな放射線を浴び続けた場合の健康被害について研究している
・英国BBCやロシアRT、イランのPRESS TVに出演した

…他に詳しい人がいたら教えてください。

かなり刺激的なことを言ってるので、彼らの情報をどう扱えばいいのか疑問に思ってます。
専門的な知識を持っている方がおられましたら、彼らの言っていることの妥当性を
ぜひ教えて頂きたいです。

A 回答 (2件)

ECRR ( 放射線リスク欧州委員会 ) は、ICRP ( 国際放射線防護委員会 )の放射線被害評価モデルの批判などから、生まれた組織です。

ICRP のモデル(線形閾値なしモデルと呼ばれる)は外部被曝に関する資料に基いてつくられたもので、たとえ少量でも体に取りこんでしまった放射性物質の長期間にわたる影響をみてゆくこと、予測することができません。その欠陥に対する指摘は、広島と長崎で原爆投下後から現在まで健康被害に苦しんでいる方々、英国の水爆工場、再処理工場の所在地ウィンズケール(現セラフィールド)周辺に広がる白血病その他の被害、そしてチェルノブイリ惨事の影響についての研究で裏付けられると同時に、アブラム・ペトカウ ( Abram Petkau ) による(外部被曝とは異なる)低線量被曝のメカニズムの発見が根拠となっています。
ECRR の初代委員長はアリス・スチュアート ( Alice Stewart ) でしたが、胎児の診断にレントゲン写真を使わなくなったことは彼女の研究が発端となっています。また、福島原発事故を受けて発表された ECRR の勧告書には、放射線の健康被害に関して重要な研究を提供し続けているロザリー・バーテル (Rosalie Bertell ) の名も記されています。おふたりともノーベル賞より価値があるとも言われるライト・ライヴリフッド賞を受賞しています(蛇足ながら)。
ECRR の発表には確かにぞっとするような数値が含まれていますが、国内のテレビや新聞で言っていることよりも真実に近いでしょう。ぞっとするとはいえ、被害予測を立てたうえで行動する時、参考にすべきだと思われます。日々日本語のインターネットで読める関連文書はふえていますが、先週の時点で私が把握していたものは参照URLで確認していただけます。

参考URL:http://www.akita-kenmin.jp/kankura/1.html
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この回答へのお礼

実績のある研究者がECRRに関わっているという事は分かりました。
統計などによって根拠はあるようですね。
しかし、放射線被害について様々な意見・提言が世界中に溢れている中で、
ECRRの主張が主流ではなく、かなり慎重(急進的?)…言い換えれば非常に神経質な
立場であることも、調べた結果感じることができます。
もちろん主流ではない意見が将来的に認められ、立場が逆転する場合があることも
承知していますが。
私はズブの素人なので、誰が正しいかを判断するのは難しいのですが、
なんとなく違和感があるのが正直な感想です。
特定のイデオロギーを信奉している人たちに支持者が多いのもその理由の一つです。
それと、もう少し希望的な意見を聞きたいという私の身勝手な思いもあるのですが。

もう少し見守っていきたいと思います。

お礼日時:2011/04/14 00:18

WHO (世界保健機関)と IAEA (国際原子力機関)の間には取り決めがあり、核兵器を容認し原子力発電を推進する後者が WHO に強い影響を与えています。

このふたつの国際的な組織が中心となって行ったチェルノブイリ・フォーラム等の報告は惨事の実像を大幅に過小評価しており、問題(フォーラムが2005年に出したものでは総死者数は4000人という値でした)があります。そうした問題に応えるかたちで、一昨年アレクセイ・ヤブロコフ(他編)『チェルノブイリ、その惨事が人間と環境に与えた影響』(ニューヨーク科学アカデミー)という、実際に汚染地域で仕事をしているお医者さんや生物学者が集まって出版した書物(まだ日本語訳はありません)があります。その210頁に、「従って、1986年4月から2004年末までの期間にチェルノブイリ惨事による死者総数は985,000人と見積られる」とあります。ですから、海外でチェルノブイリと福島を比較していても、日本は恐れる必要はない、というのは残念ながら嘘でしょう。このように日本語で得られる原発関連の情報は推進する側からのものに偏っています。

参考URL:http://www.counterpunch.org/grossman04232010.html
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