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ゼロ除算と核分裂反応の関係はありますか?

ある動画で、英語圏の人が、限りなく小さい数で割ること(≒ゼロディバイド)は、原爆の考えの根底にあるものだ、というコメントをつけていました。

実際にはこれは正しいのでしょうか。私はまったく素人なので、何もわからないのですが、専門家のかた、ご回答頂ければと思います。

私の言う、核分裂反応という言葉が正しくない可能性があります。
あと原爆と原子力発電はシステムが違うとか。専門家からの突っ込みがあるのは当然ですが、

要するに原子力発電の原理を、小学生にでもわかりやすく説明したいと考えての質問です。
このあたりの「コンテキスト」(素人からの質問、という部分もコンテキストに含む)を読み取っていただけるとすごく助かります。

A 回答 (2件)

ゼロ除算については根拠が分からないためコメントは控えます。



原子力発電と原爆についてコメントします。

・火力発電
石油を燃やした熱で蒸気を作りだします。
その蒸気をタービン(羽)に当てて電気を発電します。

・原子力発電
ウラン235(自然界に存在する鉱物)を科学反応させて高熱状態を作ります。
高熱で蒸気を発生させ、タービンを回して発電するところは火力発電と同じ考えです。

→石油を使うか、ウラン235を使うかの違いと思ってください。
ウラン235を使うと、少ないエネルギーから高温状態を作りだせるので、効率よくタービンを回せます。
よって、より多くの発電量をまかなうことができます。
→火力発電は原子力発電よりも発電量が少なく、二酸化炭素などを放出するので、あまりエコではありません。
→原子力発電は発電量が大きく、有害物質を放出しないので、エコロジーなんです。

ただし、原子力を扱う上で、「臨界」と言う言葉が出てきます。
「臨界」とは核分裂の連鎖反応の度合いを示す言葉だと思ってください。
チェルノブイリ事故は「臨界」を超えてしまい、核分裂の暴走を止めることができなくなり、
爆発して、大量の放射能をばら撒いてしまいました。
福島原発はまだ「臨界」に達していません。
「臨界」に達しないように水をかけて、温度を下げて核分裂の暴走を防いでいます。


原子力発電所は核分裂を制御して、電気を発電していることを説明しました。


さて、原爆です。
原子力爆弾(ウラン製、プルトニウム製)、水素爆弾、中性子爆弾と呼ばれるものがあります。
・原子力爆弾(ウラン製):ウラン235
・原子力爆弾(プルトニウム製):プルトニウム239
・水素爆弾:ウラン235
・中性子爆弾:ウラン238
これらの鉱物を科学反応させて、「臨界」を人工的に発生させます。
わずかな時間に超高温状態を発生させて、とてつもないエネルギーを放出させます。
広島に投下された原爆はウラン235(通称:リトル・ボーイ)、長崎に投下されたのはプルトニウム239(通称:ファット・マン)です。
破壊力は想像できると思います。


原子力は非常に恐ろしいほどのエネルギーを生み出します。
被爆国である日本は「原子力を安全に運用する」条件で原子力発電所を導入しました。
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この回答へのお礼

臨界とタービンの解説がわかりやすく、概要が理解できました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/09 23:44

>限りなく小さい数で割ること(≒ゼロディバイド)は、原爆の考えの根底にあるものだ、というコメントをつけていました。


前回答者さんが説明されている通り、原発で得られるエネルギ量が今迄の方式に比べ桁違いだというイメージを、上記の計算(≒無限大)で現したかっただけだと思います。欠損質量の光速の2乗に比例した莫大なエネルギですから・・・。数学的に0で「厳密」に割ることは意味をなしませんから。
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この回答へのお礼

式を調べましたが、ご指摘のとおり、関係ないようでした。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/09 23:42

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