僕はこの河童に尋ねてみれば、あるいはこの国を逃げ出す途もわかりはしないかと思いましたから、さっそく街はずれへ出かけてゆきました。しかしそこへ行ってみると、いかにも小さい家の中に年をとった河童どころか、頭の皿も固まらない、やっと十二三の河童が一匹、悠々と笛を吹いていました。

辞書によれば、「やっと」は「長い時間や労力を費やして実現するさま、ようやく」という意味だと書いてありますが、この場合に使うとどうも文意に合わないような気がします。ほかの用法もあるんですか。説明していただければありがたいです。

A 回答 (4件)

辞書の説明不足だと思いますが、多少辞書に同情すれば、言葉は「転用」「派生」「比喩」のような形で、広い意味に使われていくものです。

辞書にないからといって、そのような使い方がないとは言えません。

「やっと」には「せいぜい」「大きめに見ても」の意味があります。自分の目では、まあ10歳ぐらいと思うが、もしかすれば12~13歳かもしれない。しかし、それより大きくはない。そんなときに「せいぜい12~13」「やっと12~13」といいます。
「やっと羽織の紐のたけ」も「せいぜい」であって、「ここまで来るのに長い時間かかった」という思いは入っていません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2011/04/18 14:06

数がはっきりしないとき、それほどはっきりさせる必要がない時やだいたいの見当で数を云う時


近い数字を二つ三つ云うのは慣用表現です。
ここでは12歳から13歳の間と言うより12歳または13歳ぐらいといういみで、
つかわれているとおもいます。

この本は5、6歳の子供が好きな本です。
後2,3メートル行くと海が見えます。
あと2、30分で、空港につきます。
18,9のきれいな娘さん。
おみかん何個欲しいの、そうね2、3個でいいわ。

のようにつかわれます。
日本語はぼかしたあいまいな表現が多いです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2011/04/18 14:03

こんにちは



この場合の「やっと」は「どうにか」「なんとか」といういみです。
おさなくみえるがなんとか123さいにはなっているのだろう。


この子ははいはいばかりで何時歩くのかと思ったが、やっと歩きだした。

僕は背が低かったが中学3年の時やっと160センチになった。(かろうじて)

君の云った言葉の意味がやっとわかった。(どうにか)


「やっと」は「かろうじて、」「どうにか」、「なんとか」、
などその文章によって云いかえることが出来ます。

作者の語感で「やっと」という言葉を使ったのでしょう。
頭の皿も固まらないと言う言葉に合っていると思います。

まだ駆け出しだがやっと最近役者として認められた。

あまり言い例文が浮かばなくてごめんなさい。
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この回答へのお礼

丁寧なご返事いただきありがとうございます。
一つ確認したいことがあるんですが、「十二三」は「12歳から13歳まで」という意味なんですね。小説によると、百歳の河童もありますので十二三歳ではただ子どもです。「年をとった」河童が街はずれに住んでいると聞いて尋ねてみたら12~3の若い河童がいました。

お礼日時:2011/04/16 18:35

>>長い時間や労力を費やして実現するさま、ようやく<<



時間や労力ばかりではなく、
「どうにか、届く」ような、
つまり、年齢や背丈、重さ等にも用います。

このばあい、「年をとった」河童どころか、~~「やっと」12~3(歳)の河童が・・・と言う事です。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
やっと十二三歳という言い方はおかしいと思います。この小説によれば、頭の皿が固まらないのは若い河童だけですから、外見を見るだけで子供の河童しか判断できないはずです。生まれてきた時は年より、それからだんだん若くなって今は子供のように見えると後文が書いてあります。

お礼日時:2011/04/16 18:18

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