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モンシロチョウの幼虫みたいに何度も脱皮する昆虫がいますが、形が変わらないのにわざわざ脱皮する必要はあるのでしょうか?
まぁ大きさは変わるかもしれませんが、それなら人間みたいにそのまま成長させればよい気がするのですが・・・
しかも一度ではなく何度も脱皮しています。どうして何度も脱皮するのでしょうか?

A 回答 (3件)

人間のような内骨格(体の内側に骨がある)の生物は、皮膚が新陳代謝で常に新しい細胞に入れ替わるようになっているので、そのままでも大きく成長できます。

それでも急激な成長には体に負担をかけます。

成長期の子供が成長痛という痛みに襲われることはご存じかと思います。
また、背の高い人の一部は肺が引き延ばされて、気胸にかかりやすくなる人もいます。
実は成長する、というのは結構大変なことなのです。


そして、昆虫なのですが、外骨格の生き物は体の表面が頑強な組織で包まれています。この組織は新陳代謝などで気軽に組織を入れ替えることができないようになっています。芋虫のような柔らかい体のものであっても、同様です。
そのため、外骨格の大きさはそのままに、内臓や筋肉などが成長し、外骨格を内側から圧迫していくことになります。
なので、限界まで成長し、さらに成長しようとしたら今ある外骨格の下に新しい外骨格を作り、古い外骨格を捨てて成長する必要があります。

古い外骨格の下に外骨格を作ったら小さくなるんじゃないか?と思うかもしれませんが、外骨格といえども、別に全く大きくならないわけではないのと、脱皮直後の新しい外骨格は脆い半面、柔軟なので、その柔軟なうちにさらに体を大型化させるわけですね。

昆虫では分かりにくいかもしれませんが、カニの脱皮などを見ると分かりやすいかもしれません。

タカアシガニの脱皮の動画です。
なかなか興味深いので、是非ご覧になって下さい。
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この回答へのお礼

動画を見ました。カニも脱皮するのですね。
しかし、脱皮前と脱皮後は同じ大きさに見えましたが・・・
外骨格の生物の成長は脱皮中に行うということですね。

回答有難うございました。

お礼日時:2011/04/18 18:07

「昆虫」という仲間のグランドデザインとして「外部に硬い骨格を持つ」ことを選択してしまった以上, 「その外骨格を脱ぐ」ほかに大きくなる手段がないんです. 外骨格は大きくなれないので....



この辺はエビやカニも含めた甲殻類で共通です.
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この回答へのお礼

外骨格は大きくなれないのですか。
回答有難うございました。

お礼日時:2011/04/18 17:57

脱皮しないと大きくなれません。


外骨格なので「伸びしろ」に限界があります。

この回答への補足

>脱皮しないと大きくなれません。
え?そうなんですか?
だけど、どうして人間みたいにそのまま成長出来ないのでしょうか?

補足日時:2011/04/16 20:05
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この回答へのお礼

早速の回答有難うございました。

お礼日時:2011/04/16 20:04

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