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ロシア民謡のスケールの成分と
トニックをCにしたとき使用可能な音を教えていただけませんか?

A 回答 (1件)

一般にロシア民謡と思われていて、いかにもロシアらしいと感じられる曲は実はソビエト時代に作曲されたものが多くあります。


本当の意味のロシア民謡も、ソビエト歌曲もスケールは一般的なメジャースケールやマイナースケール(メロディック・ナチュラル)であり、使用される音が制限されるような特別なスケールではありません。コードも基本3コード(I, IV, V7)とドッペルドミナント止まりです。
メロディには、特にマイナーに特徴があります。重要な切れ目(Aメロの最後など)や曲末で、第4音から主音へと言う流れで、具体例としてはキーがAマイナーであれば「ミ・レ・ラ」とか「ド・レ・ラ」と終わることです。
もちろんすべてがこうなっているわけではありませんが、他の地域の曲と比べて目立ちます。

Сирень-черёмуха

Уральская рябинушка
http://www.youtube.com/watch?v=9So70QZOTz0

古くからの民謡では、出だしと終わりでキーが異なる場合があり、例えばFメジャーで始まったものがいつの間にかCメジャーに転調しそのまま終わるといったことや(4度か5度の転調。調号が1個増減する程度)、変拍子(2・3・4拍子間程度。バルカン半島の南スラブ系では7や11のような複雑な拍子もある)、複数の声部がハモったり追いかけたり合いの手を入れるなど複雑に絡み合うなどの特徴がみられます。また、曲の終わりに向かってテンポが速くなっていく演奏も見られます。

ごく普通のスケールでできた曲でも、こういう特徴を取り入れた編曲や演奏をすればロシア風になると言えます。
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この回答へのお礼

御礼をするのをすっかり忘れていました。ありがとうございます

お礼日時:2011/07/20 18:48

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