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ちょっと、仕事で必要な文書の中にAUCのデータがありました。バイオアベイラビリティー関係の文書なので、薬物動態に関連した数値であると思いますが、具体的に何を表すものであるのかどうしても分かりません。ちなみに、その中ではAUCtとAUC∞の2つがあるのですが、その違いなども教えていただけると助かります。
また、Kel(消失速度定数)のデータがあるのですが、それがどういう計算で出てきたものなのか分かりません。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

MiJunです。


MRT:Mean residence time(平均滞留時間)
です。
ちょっと専門的ですが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?
「TDM概論」
さらに、以下の成書は如何でしょうか?
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薬物動態と薬効/加藤隆一,水島裕/岩波書店/1999.9 
医薬品非臨床試験ガイドライン解説/1997 …/薬事審査研究会/薬事日報社/1999.6 
グラフによる臨床薬物動態解析法/W.A.リッチェル[他]/薬事日報社/1998.4 
わかる臨床薬物動態理論の応用/菅野彊/医薬ジャーナル社/1998.10 
医薬品開発における薬物動態研究/杉山雄一/薬業時報社/1998.3 
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ご参考まで。

参考URL:http://members.tripod.co.jp/T_T2/TDM1.pdf
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この回答へのお礼

大変お世話になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/04/24 21:39

AUC(Area Under Curve)は血中濃度曲線下面積の略で、血中濃度(Y軸)と経過時間(X軸)をグラフにしたと時のグラフの面積(曲線とX軸の間)のことで、投与された薬剤が体内に入った量とみなすことができます。

IV(静脈内投与)のAUCが100でPO(経口投与)のAUCが50の時、バイオアベイラビリティーは50%となります。つまり、経口投与では静脈内投与に比べて50%の薬剤しか吸収されないことになります。おそらくAUCtはt時間までのAUCを、AUC∞はより長時間(血中濃度がセロになる時間)のAUCということだと思います。
Kelは血中濃度(Y軸)と経過時間(X軸)をグラフにして求めたt1/2(半減期)、からも求められますし、logC=-(K/2.303)t+logC0からも求まります。C:血中濃度の常用対数、C0:投与直後の血中濃度、t(時間、hr)です。半減期から求める場合はK=0.693/半減期(t1/2)となります。1コーパトメントモデルと2コンパートメントモデルで計算式が違うと思いますので、詳細は専門書で確認されることをお勧めします。何せ10年以上も前に大学で習ったもんで、記憶が定かでありません。
もっと勉強しておけばよかった、、、。
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この回答へのお礼

とっても詳しく教えていただいてありがとうございます。10年以上前とおっしゃりながら、素晴らしい記憶力ですね!下の方にもお願いしちゃったんですが、実はMRTってのも分からなくなっちゃったんです。もしご存知でしたら、それがどういう計算で出てきているのか教えていただけるとうれしいです。

お礼日時:2001/04/22 22:21

以下の意味です。


AUC:Area Under (the) Curve
これは、一般には薬剤投与(動物でもヒトでも)後の血中の薬物(代謝物も含む)の濃度変化曲線で曲線下の面積です(積分値)。

AUCt:時間tまでのAUC
AUC∞:時間無限大まで外挿した場合のAUC
です。
Kelは、上記の曲線に近似曲線(自然対数で曲線で近似)を当てはめて計算します(セミログ用紙からも求められます)。

これから、薬剤の血中からの半減期を計算します。

補足お願いします。
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この回答へのお礼

わおっ!ありがとうございます。ほんとに助かりました。もう一つついでにいいですかぁ?MRTってどういう計算で出てきているのでしょう?もしご存知でしたら御教授ください。

お礼日時:2001/04/22 22:18

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