プロが教えるわが家の防犯対策術!

このたびの福島原発1号機の放射能漏れ・拡散について、政府・東電・保安院等よりの放射能量(ミリシ-ベルト、テラベクレル等)についての状況発表は毎日あり、それをもとにして、その危険度・影響範囲について判断や対策基準が出されている。  しかし、ごく一般の市民としては、日常的にうとい放射能の知識影響について、専門用語での量的なレポ-トのみでは、個々人の居住地区でどう対処してゆくべきか、特別な心がけが必要かどうかがさっぱりわからない。
初歩の初歩であるが、「放射能・放射線」とは、そもそもどういう物質?(科学物質?)なのか、あるいは全く認識が異なるものなのか・・、もっと日常的な視点からの対処方・心構えをわかりやすい言葉で表現すべき努力が著しく欠けていると思う。 今回の事故で原子力関係の人々の意識が恐ろしくプロダクトアウト思考(専門バカ、顧客無視)に凝り固まっていると言わざるを得ない状況です。
これでは影響エリアに居住する市民はたまったものではありません。又、今は直接影響(濃淡)のエリア外であっても、いずれなんらかの影響の可能性がありうる場合には、予防安全の見地から早めの備えの意味で積極的な対応策PRの準備はとても重要なことと思います。 そのPR活動が結果として不要であってもそのほうがはるかによいのです。

つまり、自身の不明をはじながら、あえてお尋ねしたいとおもいます。なにかわかりやすい表現・説明が可能であれば是非教えてください。
質問のポイントとしては、例えば、主として外部被爆面で、空気中に拡散している放射能という物質?は「どういう形?粉のようなもの?透明なもの?その大きさは?・・・」、もし外出して目に見えない放射能を浴びた可能性ある場合「帰宅時にその物質を払い落とせばよいのか?」、「雨に濡れた場合は特別な除去方法が必要なのか?・・・」等々について素朴で解りやすい表現でだれか教えていただければ幸いです。 特に小さい子供・乳幼児への対応の仕方もお願いします。

今、最も必要なのは、例えばラジオ番組「子供電話相談室」のような発想での簡便でわかりやすい説明で一般市民に広く予防策(知恵・工夫)の備えを図ることこそ影響発生時の市民の心理的動揺を軽減させる策であるとの自覚を政府・東電はじめ原子力関係者に強く求めたいことです。
よろしくおねがいいたします。

A 回答 (4件)

A No3です。

途中で送信してしまいました。

No3で述べましたように放射線には電磁波と粒子線があります。電磁波は夏場紫外線で日焼けをしますね。これと同じものだと思ってくれても良いです。日焼けは皮膚表面で相互作用が起こった結果です。電磁波は体を突き抜けますよね。電波ですから大体その性質はおわかりでしょう。一方粒子線であるα線やβ線は電荷を持った粒ですから容易に物質を突き抜けないのです。その為に物質と衝突したときに物質を構成する元素を電離して自らのエネルギーを失うのですね。(物質にエネルギーを与えてしまう。) 
放射性同位体とは、このように非常に不安定な状態で存在している元素が何らかのエネルギーを放出しながら自らは安定状態に遷移しようとしている元素のことで、これらは自然に存在するものと人工のものとがあります。自然に存在するものの代表的なものが今評判のラジウムやラドンなどがそうですね。
さて、放射線の防護ですが、 3つの方法を優先してとるべきなのです。
その一つは 放射線源から距離を取ること。
放射線源を点と考えれば、放射線の量は距離の二乗に反比例して減弱します。即ち
有る線源から 1 Mの距離で10R(レントゲン)有るとしますこの線源から,2M離れますと、1/4になり、2.5Rになりますし、3M離れると1/9となります。距離を取ると言うことは大切ですね。
その二つ目ですが、放射線源との間に遮蔽物を置くことです。これはどのような放射線を放出しているかにもよりますが、種類は別にして遮蔽すると考えて下さい。
その三番目、被曝時間を短時間とすること。
これが放射線防護の三原則です。 時間・遮蔽・距離の3つを覚えていて下さい。

空中に浮遊する放射性同位元素は要するにヨウ素原子・セシウム原子等ですが、もっともっと種類はありますけれど、空気の酸素原子や窒素原子等と同じように浮遊しているわけです。

勿論、目に見えませんし、酸素原子と同じと考えて下さい。見えませんね。これなんです。
子供や、乳幼児については被曝は可能jなかぎりバックグラウンドと同等となる様に落とすべきでしょう。放射線生物学にベルゴニエトリボンドの法則というものがあります。
細胞分裂の活発なものほど・幼弱固体ほど云々というものですが、乳幼児は被曝を避けるに越したことはありません、一例を上げますと、米野500Bq以内は安全という基準を私は根拠有るものと考えてはいません。

雨に打たれた後は、シャワーで流すことぐらいでしょう。
内部被曝を避けるためには汚染された食品を口にしないこと。

除染するにも実際のところある程度の知識が必要となります。今福島の皆さんが頑張っていますが汚染が拡散しないように除染する事ですね。あるところは僅かに線量率が下がったが、今まで無かったところが汚染された何てことにならないように・・・汚染の拡大、これ心配ですね。

inoshishi5523さんのお考えはわかります。この程度は自然放射線と比較しても多くないとか、バタバタするなとかのご意見もあるようですが、我々は何千年も昔から自然放射線と共に生きてきました。
ところが、今回の事故はその自然放射能の上に人工の放射能が加算されるのですから堪ったものではないですよね。
放射線の影響を考えますと、先ず先述の3原則を守ると言うことでしょうか。

僅かでもお役に立てることが出来れば幸甚です。
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こんにちは


放射能・放射線についてですが、放射線には (1)直接電離放射線 (2)間接電離放射線の二種類が有ります。
 直接電離放射線と言いますのは 物質を直接電離する能力を有する放射線のことで
 間接電離放射線は間接的に電離する能力を有するものです。
 (1)には、電荷を持った粒子線 α・β・電子線・陽子線などがあります
 (2)には、電磁波、γ線、X線、中性子線などがあります。

 要するに放射線と言いますのは、物質を直接或いは間接に電離能力を有する電磁波及び粒子と  言うことになります。

 自然界に存在する物質(元素)は一般的にその殆どは電気的に中性であって、安定した状態で存在しています。そしてその元素はもっと細かく分割すると原子という物質最小の単位として表現され ますね。原子は原子核とその周囲を回る軌道電子から成り立っています。
原子核は陽子と中性子から構成されていますが、原子番号の小さい核は陽子と中性子がほぼ同  数となっています。ところが、原子番号が大きくなるに従って陽子の数に比べて中性子の数が多く  なってきます。ある程度中性子数が大きくないと安定した状態でいられないのです。
でも、中性子が多ければ多いほど安定するのではないのです、中性子が有る一定の数を超えたと き、その核は中性子過剰核種といいまして陽子に比べて中性子が多すぎる核種となっているので
これでは安定できない(不安定=エネルギーが余っている)と言うことになって、余ったエネルギーを何らかの形で核の外に放出して自分は安定しようとするわけです。そこで、中性子過剰核種は陽子を増やして中性子を減らせばいいので、中性子にくっついているマイナス電子を外に放り出します。
この時放り出された電子(マイナス電荷を持つ)がβ線です。すると、核内では中性子がマイナスを解き放つ訳ですから、中性子は陽子に変わります。(中性子は減って陽子が増える=原子番号が一つ上がる。)それがいっぱいあればいっぱい出てくるのです。これがβ線放出放射性元素です。
一方、もっともっと不安定な核種の場合は、今問題となっているプルトニウムとかは、陽子が2個中性。子が2個の結構大きなものを放り出しますこれがα線でヘリウムの原子核ですね。
このような形で原子核から放出されるものが、直接電離粒子と言われる粒子線です。
もう一つは間接電離放射線と言われる電磁波ですが、原子核から余剰エネルギーを電磁波の形で放出するのがγ線です。余剰エネルギーの放出形態はもっとたくさん有るのですが、大凡この程度理解していれば良いと思います。
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放射能:放射線を出す能力のこと。



放射線:電波、光などの一種、放射性物質から放射状に出て基本的に直進する。人体に有害なものもある。

放射性物質:これが今皆が恐れているもの。小さい粒子なら風に乗って拡散したり地面に染み込んだり水に混ざったりする。コイツが放射線を出す。原子炉の中にはコイツのでっかいのがある。

わかりやすく説明したつもりですがいかがですか?
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放射能とは放射線を放出することができる能力のことです。



では、放射線とはなんぞや?と思いますが、これは高校化学で習います。


α線はヘリウム原子を放出している状態ですね。(粒子線)
β線は電子を放出しています。(電子線)

今話題に上がっている
γ線は電磁波を放出しています。

一番危険なのは
中性子線で大抵のものは透過します。
陽子と同じ大きさなので、止めようがないですね(^^;)



これらは目に見えません。
電子レンジのマイクロ波が見えないのと一緒ですね。

あと、「被爆」という表現はやめた方がいいと思います。
正確には「被曝」ですが、ほとんど「被ばく」と表現されています。
詳しくしりたいなら「ひばく」を変換し候補の説明文を読めばわかります。
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この回答へのお礼

早々のご回答ありがとうございます。
今回の不幸な原発事故により、被災地域の皆様には大変なご苦労となっており、可能な限り早期の回復を祈念し続けたいと思います。日ごろ原子力等について特別な意識を持ってこなかった人々(私を含め)にとり、よくも悪くも、原子力・原子力発電についてそれを意識し、又客観的に学ぼうとする動きが出たことは、小さな前進と思います。
重ねてお礼申し上げます。

お礼日時:2011/04/26 17:53

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