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海外で日本語教師をしています(初心者マーク)。
いつごろ、と、いつぐらい の使われ方について考えています。

『ころ』と『くらい』の違いについては、某サイトで、
(1)『ころ』は時間と年齢を漠然と言う時。
(2)『くらい』は量・数・時間・年齢等を漠然と言う時。
(3)時間について、頃と位は置き換え可能だが、『今何時ですか』『今9時ぐらいです』のように、『今』がつくと頃よりは位を使う。
(4)年齢について、『年の頃は二十歳』とは言うが、『二十歳頃の女性』とは言わない。『二十歳ぐらいの女性』と言う。
と説明されていました。

前回のクラスでテキストにある通りに、『いつごろ この建物は 建てられましたか』と言ったところ
、生徒から『いつぐらい』との違いを聞かれました。

『いつ』をつけて『いつごろ』『いつぐらい』と使う場合、意味の違いはないと思うのですが、担当クラスの日系の生徒達は『いつぐらい』に慣れているようで、私自身はどちらかというと『いつごろ』を使っていることに気付きました。

違いについては、文法的には、『ころ』ははじめから時を表すので、時を示す『に』は必ずしも必要ない、それに対して『くらい』は時とは限らないので『に』が必要なのかな…と考えました。
例)9時ごろ出発しよう。(『9時ごろに』も可)
  9時ぐらいに出発しよう。(『9時ぐらい出発しよう』は不可)

また、『いつごろお伺いしたらよいでしょうか』『いつごろが宜しいでしょうか』は、しっくりきますが、『いつぐらいにお伺いしたらよいでしょうか』『いつぐらいが宜しいでしょうか』は、私としては違和感を感じます。『いつぐらい』はフォーマルな言い方には合わないような…。それとも、これは、地方や個人の感覚による違いなのでしょうか。

色々検索してみましたが、よく分かりません。
『いつごろ』『いつぐらい』の使われ方の違いがありましたら教えて下さい。また、解答して下さる方御自身はどちらをよく使うか教えて頂けたら幸いです。

A 回答 (3件)

どちたも漠然とした時期・時間を指すのでしょうが、


「くらい」のほうが曖昧性(漠然性)が強いような気がします。


『いつごろ この建物は 建てられましたか』と聞かれた人が、ある程度の根拠を持っている場合には、
「1900年頃に建てられました。正確な年はちょっと度忘れしましたが」のように答えるでしょう。
しかし、明確な根拠が無くて曖昧な場合には、
「1900年ぐらいに建てられたようですね。はっきりしませんが、そのように言われています」などと答えるでしょう。

この意味で、明確な答えを要求するテストなどで、
『いつぐらいに この建物は 建てられましたか』という設問は不自然になると思います。
曖昧性を容認した設問になってしまうためです。


「9時ごろ出発しよう」は、
9時という時刻は漠然としているのですが、なにはともあれ9時前後には出発する、という意志が読み取れます。
それに対して、
「9時ぐらいに出発しよう」の場合は、9時という一応の設定時間すらも曖昧になっているような印象を与える表現。
前者が「出発するのは9時前後という時刻にしましょう」というニュアンスであるのに対して、
後者は「出発するのは9時前後という感覚でいてください」というニュアンスになるでしょうか。
「くらい」は、感覚の介在する余地が大きい、と言えるのかもしれません。


『いつごろお伺いしたらよいでしょうか』『いつごろが宜しいでしょうか』は、
「大体の時期・時刻はいつ?」を聞いていますね。
それに対して、
『いつぐらいにお伺いしたらよいでしょうか』『いつぐらいが宜しいでしょうか』は、
「大体の時期・時刻については、どのような感覚をお持ちでしょうか」といったようなニュアンスになると思います。


色々述べてきましたが、端的に言うと、
「いつごろ」よりも、「いつぐらいに」のほうが、
「大体」の幅が広い、と言えるように思います。
その結果、
「大体」の幅を広くしてはいけない、つまり、曖昧性を強くしてはいけないシチュエーションでは「ごろ」を使用しないと不自然になる。逆に、
「大体」の幅が広くないといけないシチュエーションでは「ぐらい」を使う必要がある。

「12時ごろに来て下さい」
「12時ぐらいに来て下さい」
では、前者のほうが、いくらか強い約束事になることでしょう。

また、どうしても帰りたいという気持ちが強い場合は、
「いつごろ家に帰れるでしょうか」
と聞くはずです。
それほどの気持ちがない場合は、
「いつぐらいに家に帰れるでしょうか」
という問い方になるでしょう。

以上、あくまで個人的な見解です。
    
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
いろいろと、時間の表現に頃と位をつけて考えてみたら、たしかに、頃の方が幅が狭いような気がします。

お礼日時:2011/04/29 04:46

ご指摘の通り、「いつごろ」に対して使うのは、「いつぐらいに」あるいは「いつぐらいが」ですね。


「いつごろ」より、丁寧な物言い。おずおずと、「あの~それでしたら、私はいつぐらいにお宅に伺えばよろしいのでしょうか?」とかね。
日本語では、丁寧にいうときに、もってまわった言い方(長ったらしいことば)を使います。短い言葉では、遠慮というものが感じられないからです。私としては、お伺いしたらよろしいでしょうか、とか丁寧な言葉につくのはにつくのは、いつぐらいに、の方が似合っていると思います。よろしいでしょうか、だったら、いつぐらいが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
>おずおずと、「あの~それでしたら、私はいつぐらいにお宅に伺えばよろしいのでしょうか?」とか
なるほどそうか…と思わされました。。
私は、会社での会話を考えていたので、No.3の回答者さまのおっしゃる、範囲の狭い『頃』が入ったのだと思います。
相手にもっと選択の余地を与えさせる言い方としては、『いつぐらいが』が似合うのかもしれませんね。

お礼日時:2011/04/29 04:54

私は時間に関しては、年月日も含めて、頃ころをつかいます。


頃は漠然とした「時」やちょうどよい「時期」を言うとき使うとおもいます。
「いつ頃」、は漠然としていても、時や時期を云う表現だと思います。


「どれぐらい」といういい方はしますが「いつぐらい」と言ういい方はしないと思います。

くらいを使うのはどれぐらい時間がかかるかとかどれぐらいなにかをしたか。
という時の「程度」に使うと思います。
「東京~大阪まで新幹線でどれぐらいかかりますか。」
「いつもプールでどれぐらい泳ぐの?」「30分ぐらいです」
「集合は何時までですか」「8時ぐらいまでには集まってください」
英語だとhowになると思います。
説明が下手ですみません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私も、たいてい『いつごろ』を使います。
ただ、いくつかの例を考えてみると『いつぐらい』も入ったので、どういった違いがあるのか分からなかったのです。

お礼日時:2011/04/29 04:57

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