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私は現在簿記に興味を持ちまして3級ですけど 独学で勉強しています。
期末の帳簿の締め切りで損益勘定 資本振り替えで 良く理解できません、
わかり易い論点を教えてください、お願いします。

A 回答 (1件)

会社は1年間事業を行って利益を獲得して成長していきますが、獲得した利益は再び事業に投下され固定資産や商品となり、新たに利益を獲得する原資(資本)とされます。

すなわち、獲得した利益は、会社の資本となるのです。

仮に「損益勘定」と「資本勘定」という名称を使用している場合で、当期純利益が1000でたとすると、
(借方)損益 1000(貸方)資本 1000という仕訳をきります。

すると、総勘定元帳上、損益勘定の借方に1000(相手勘定は資本)が記入されて、貸借が一致して締め切られることになります。

(逆に、当期純損失が500でた場合は、資本500/損益500となります。その結果、それまでの資本の金額から500がマイナスされることとなります。)


 総勘定元帳の資本勘定の貸方には1000(相手勘定は損益)が記入されますが、この結果、資本の金額が期首の金額よりも1000増えます。この増えた金額が期末及び翌期の資本(元手)になります。

 ただ、この時、資本勘定の貸借は一致しません(偶然一致するときはあります。損失を出して資本を食いつぶしてしまったときです。)。

この一致しない金額を期末残高といいますが、資産、負債、資本の勘定科目のみこの状態になります。収益や費用の勘定科目は、すでに損益勘定に振り替えられ(当期純利益を計算しています。これを元に損益計算書を作成します。)、貸借が一致し締め切られます(期末残高はなく、次期繰越という作業は存在しない)。そして、損益勘定は収益勘定と費用勘定から振替えられてきた金額の差額として算出される金額=利益or損失(当期純利益、当期純損失)の金額を上記の仕訳によって、資本勘定に振替えることによって、貸借が一致し締め切られます(その結果、損益勘定も期末残高はありません。)。
 
 さて、資産、負債、資本の勘定科目に残る期末残高の処理ですが、ここで、大陸式簿記法と欧米式簿記法とで処理が異なります。簡単に触れると大陸式簿記法では、各残高を「期末残高勘定(貸借対照表の元になります)」にすべて振り替え、結果貸借が一致して締め切られます。翌期の開始には「期首残高勘定」を作成して、これをすべて資産、負債、資本の勘定科目に再度振替えて、翌期がスタートします。欧米式簿記法は、資産、負債、資本の勘定科目の総勘定元帳に直接、次期繰越と記入して貸借を一致させて、締め切ります。ついでに、前期繰越として、翌期の総勘定元帳をスタートします(期末残高勘定も期首残高勘定も出てきません)。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
今後ともご指導をお願いします。

お礼日時:2011/04/30 16:16

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