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大河ドラマ『江』にはまってます。

女性が主人公の時代小説を教えてください。
時代は平安~幕末。
フィクション、ノンフィクション問いません。
できれば文庫本がよいです。
どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (6件)

女性作家さんの書いた時代小説は、女性が主人公のものが多いですよ。


私の好きなのは、永井路子さん、諸田玲子さん、杉本苑子さんです。

永井路子さんでは、「江」の原作になった「姫たちの戦国」と同じ江を主人公にした小説「乱紋」という小説があります。
こちらのお江は大河の江とは違って、無口で周囲に流されて(しかも美人ではない)生きている感じの女性に描かれています。
「姫たちの戦国」との対比をしてみるのも面白いと思います。
他にも色々な時代の女性(古くは奈良時代の三女帝から、江に関連する女性の話ですと、お市の方やおねさんなどあります。戦国辺りの女性主人公は多いです)を主人公にして小説を書いています。

諸田玲子さんは、主に江戸時代の女性をよく書いていらっしゃいます。お江のお話ももちろんありますよ。
お江絡みですと、築山殿(徳川家康の奥さん)を主人公にした「月を吐く」というお話があります。
一般的は「悪女」として知られている築山殿が、また違った感じに描かれていて、おもしろかったですよ。
家康の最後の側室「お六」が主人公の「仇花」、もう少し時代が下って綱吉の側室だった女性の熱い恋の物語もかなり心に残るお話でした。

杉本苑子さんは、戦国より何百年の前の奈良~平安初期にかけての小説が多いのですが、短編集で、御台所となったお江と激しく対立する「春日局」を書いています。
ただ春日局に関する小説は、松本利昭さんの「春日局」が一番面白かったです。

他にもいくつか書いておきますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

◎永井路子さん
乱紋(浅井三姉妹、江)-文春文庫(上下巻)
流星-お市の方(お市の方)-文春文庫(上下巻)
王者の妻(おね)-PHP文庫(上下巻)

◎諸田玲子さん
美女いくさ(お江、小説内では小督)-中公文庫
月を吐く(築山殿)-集英社文庫
仇花(家康の側室お六)-光文社文庫
灼恋(綱吉の側室染子)-新潮文庫

◎杉本苑子さん
春日局(春日局、他4編)-集英社文庫

◎平岩弓枝さん
千姫様(お江の娘千姫)-角川文庫

◎宮尾登美子さん
東福門院和子の涙(お江の娘、後水尾天皇女御和子)-講談社文庫
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この回答へのお礼

詳しく教えていただき大変参考になりました!
さっそく手に入れ読んでみたいと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2011/04/29 20:44
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ぜひ読んでみたいと思います。

お礼日時:2011/04/29 17:21

「細川ガラシャ夫人」


明智光秀の娘として生まれ、壮絶な人生を歩んでいきます。
上巻
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下巻
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この回答へのお礼

リンクまでありがとうございます。
ぜひ読んでみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/29 17:15

つかこうへい『幕末純情伝』


池波正太郎『まんぞく まんぞく』
松本利昭『巴御前』
氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』『ざ・ちぇんじ!』
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この回答へのお礼

氷室冴子さん学生時代によく読んでました!
懐かしいですね。

他の作品も読んでみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/29 16:58

吉屋信子の『徳川の夫人たち』全二冊、『続徳川の夫人たち』全二冊、朝日文庫。

徳川歴代将軍の正室、側室を主役に据えたお話。お江ともリンクしますね。

澤田ふじ子の『忠臣藏悲恋記』徳間文庫。赤穂浪士の妻たちを主役にした短編集。

多島斗志之の『追憶列車』角川文庫。収録作品の一つに清水次郎長の恋女房お蝶が主人公のものがあります。
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この回答へのお礼

大変参考になりました!
ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/29 15:26

米村圭伍『おんみつ蜜姫』 新潮文庫


いかにも“娯楽小説”といった内容です。
ただ、作者は、時代考証などかなり詳しいみたいですが、わかっていてぶっ飛んだ設定をしている節があります。
大河ドラマなどとは違い、ありえない設定があったり、
文章が筆者の語り口調だったり、架空の藩が出てきたりと、ある程度のおふざけがありますので、
質問者さまの期待しておられる作風ではないかもしれませんが、
時代小説とはこうあるべき、などという期待を持たずに読めば、面白いのは面白いです。

米村圭伍さんの時代小説は女性主人公のお話が多いですが
わたしは『おんみつ蜜姫』が一番だと思いお勧めいたします。
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この回答へのお礼

いろんなタイプの時代小説を読んでみたいと思っていたので、大変参考になりました!
早速読んでみます。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/29 15:22

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