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分光光度計とはなんでしょうか?吸光度計、蛍光光度計とは違うのでしょうか??

A 回答 (3件)

通称として使われている名前と定義上の名前というのが多少異なるのですが、



1.分光光度計
厳密に言うと、光の各波長での強さ、つまり波長分布を測定する装置をさします。
「分光器」(光を波長分解する装置)と「光の強さを測る装置」で成り立っています。
ただ、一般に言う場合は、それだけではなく、光源をもち、試料室があり、試料からの反射光や透過光の波長特性が測定できるものを指すことが多いです。


2.吸光度計、吸光光度計などの名称の装置
定義上は、試料の吸光度を測定する装置となります。
現実には、一般に言う分光光度計の機能のうち、透過率を測定する機能から吸光度を計算して求めることができる装置になります。
吸光度と透過率は単位が異なるだけで式で変換できますので。

3.蛍光光度計
こちらは1,2とは少し構造がことなりますが、1の分光光度計の変形版といえばよいでしょう。ある種の物質は光を当てると蛍光という異なる波長の光を出す(つまり発光)性質があります。この蛍光の強さを測定する装置です。
具体的には、励起光源(レーザーや、ランプ+分光器など)があり、試料室があり、試料からの蛍光を分光する分光器があり(このとき励起光が入らないように工夫しています)、そして光の強度を測定する装置で成り立ちます。

こんなところでよろしいですか。
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>吸光度計


は知らないので略。
光を計る方法として.
ぶしつが吸収した光を測定するのが.きゅうこう光度計
光などを与えて.発光したときの「蛍光」に限って計るのが.蛍光光度計。類似のものに燐光がありますので.蛍光と燐光を間違わないように。
光を与えて.そのときに発する音を測定するのがパス(漢字の名称を忘却)。

光を分けるのが.「分光」。分光器を持っている「光度計」が分光光度計。
分光には.シングルビームに良く使われる.「フィルター式」(低価格の可視光の光度計によく使われます)。
マルチビームに良く使われる「プリズム分光」(低価格の赤外分光光度計に使われます。ただし.ガラス製プリズムは赤外線を吸収するので.食塩製プリズムを使用)。
機械加工精度が十分あるマルチビームに使われるのが.かいせきこうし。
フィルター式は.通常「分光器」とは呼ばないので.プリズムかかいせきこうしを使っている光度計の場合を言います。

違いは.分析機械の分類か.分析原理の分類か.です。
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発光分光分析、赤外分光分析、原子吸光分光分析といろいろありますが、下記の分光器が用いられた分析機器のことを言うのではないでしょうか。


例えば、発光分析で言えば試料から発生した光を「分光器」で波長順に分け、望む元素のスペクトル線の強度を測れば、試料中の元素の量が推定できる。というわけです。
答えになってるかな?

分光器
 試料から発生した光を導入して、輝線スペクトルに分解する。回折格子と呼ぶ、表面に細線を数千本刻み込んだ凹面鏡で、光の干渉を起こさせて分光する。干渉によって、反射光が集まる方向が、波長によって少しずつずれるので分光できる。
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