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約30年ぶりに将棋に興味が湧き始めた者です。これから最新の戦法や定跡を一から勉強したいと思っています。
ところで、書籍『羽生の頭脳』に関してお尋ねします。
名著の誉れ高き本のようで非常に興味があるのですが、書かれたのが約20年前。振り飛車破りや横歩取り、森下システムなどについて詳細に書かれているようですが(実はまだ書店で実物を立ち読みしたわけではありません)、その後藤井システムが開発され、ゴキゲン中飛車や一手損角換わり等の戦法も出現しているようです。
これら最新の戦法に対して「『羽生の頭脳』は古い」ということはございませんでしょうか?

お分かりの方、お願い致します。
その他お勧めの書籍があれば教えて頂きたく思います。
ちなみに当方、30年前はアマチュア初段程度の棋力を有しておりました。

A 回答 (4件)

35歳、「デイ、トレーダー」、アマ4段、将棋歴15年。

     (主戦場)ゲーセン「天下一将棋会2;A級所属」(24経験アリ。(対戦相手)級位者=手応えナシ・・・・・のレベル=???)。     ・・・・・「振り飛車破りシリーズ」=ちょっと、ツラい印象。     その他「相居飛車シリーズ」=それなりに通用するor通用しない・・・・・内容がバラバラ。     個人的意見としては、あまりお勧めしません。     発行年月日が新しい書籍=まず、大丈夫でしょう(著者問わず)。              
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この回答へのお礼

四段とはすごいですね。ご回答者様から見て、振り飛車破りシリーズはツラい、ですか…。
やはり発行年月日の新しい棋書を見てみようと思います。藤井さんの書いた「藤井システム」の本など、比較的新しいかと。
大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/28 15:48

>>>ご回答ありがとうございます。


いえいえ。

>>>よって取り敢えず新しい本で勉強するしかないという状態です。

ええ。新しい本でよいとは思うのですが、古い本であれ新しい本であれ、定跡の本線の手順を覚えることは大事で、相手が本線から外れた悪手を指したときに「おや?」と感じ取り、それをとがめられるようにするのがよいと思います。

記憶力に自信がなければ、各戦法の本線の定跡を、先後互角の局面まで覚えていけばよいでしょう。
戦形にもよりますが、初手から30手ぐらいだと思います。
実戦で違う手を出されて「おや?」と思ったら、その場でとがめ方を考えるということです。

あと、定跡より大事なのは、手筋と、詰めろのかけ方ですね。
ご存知は思いますが、一発決まっただけで勝勢になることもありますし、食らわないように用心するも大事です。

>>>ところでご指摘の▲7八金とせずに▲2四歩としたときですが、私も分からなかったため(笑)「AI将棋」で試したところ、△同歩▲同飛のときに△8六歩、これに対し▲同歩は△8七歩、無視して▲2三歩は△8七歩成でいずれも先手ダメのようです。

結構、手順は長いですよ。
▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲2四歩△同歩▲同飛△8六歩▲同歩
△8七歩▲2三歩△8八歩成▲同銀△3五角▲2八飛△5七角成▲2二歩成
△同飛(※1)▲2三歩△1二飛(※2)▲2二角△2四歩
ここまで22手。

2つの※の部分の飛車の動かし方が肝心です。
※1で△同銀だと、▲4五角△6二飛に▲5二歩の妙手があり、ダメ。
※2で△8二飛は、▲2二角が厳しいです。
これも定跡、あるいは、5手目でいきなり定跡から外れた後の変化手順です。

ちなみに、羽生さんがまだ若くて売り出し中の頃、NHK杯に出たときに、迷わず指すはずの5手目▲7八金を指す前に手が止まったことがあるんです。
あれは不気味でした(笑)
解説はたしか内藤九段だったような気がしますが、
「羽生だから何をやってくるかわからない、と思わせる」
「5手目▲2四歩は悪いとされているが、僅かに悪いだけ」
のようなコメントをされていたと思います。
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この回答へのお礼

詳しい手順まで教えて下さり、誠に有難うございます。私もそのNHK杯、かすかに思い出しました。「先手、僅かに悪いだけ」、ですか・・・。そうは言っても実戦ではやはり無難に▲7八金と指してしまいそうですね。

ご指摘戴いたように、色々な戦法の定跡を30手程度暗記しようと思います。あとは詰将棋や「次の一手」など。実は今日大きな書店で棋書を色々見てきたのですが、初級~中級程度の本に書いてある手筋は30年前の棋書と変わらないな、と感じました。
つまり駒がぶつかり合ってからはやはり変化手順はいまだ膨大であり、結局その人の実力が試されるのだと。
私としては全戦法の駒組みから仕掛け、それに対する受けの基本変化手順(結局これが定跡でしょうか)を理解・暗記したいと思っています。時間は相当かかりそうですが・・・。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/30 21:46

こんにちは。



羽生名人が最近テレビで、40歳という年齢になったことについて聞かれたとき
(正確に覚えていませんが)
「この手・戦法が廃れた、ということはすぐに判別できるようにし、なぜ廃れたかについては時間はかかるが思い出せるようにしている。」
というようなことを言っていました。

米長永世棋聖が49歳で初めて名人になったとき、
(これも正確に覚えていませんが)
「古い記憶を忘れて、新しい記憶と入れ換えているから、この年で名人になれた」
というようなことを言っていました。

つまり、記憶力に自信があるのであれば、古い本から勉強すればよいのではないでしょうか。

私なんか、相掛かりの出だしの▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩の次に先手が▲7八金とせずに▲2四歩としたときに、後手がどうとがめるかの手順さえときどき忘れますから、論外です(笑)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
羽生名人や米長棋聖の頭と私のヘボ頭を比較するのはどうかと思いますが…(笑)。

実は数年前、「もし将来的にまた将棋に興味が出てきたとしても、今はもう定跡も全く違うから」ということで30年前の棋書をほとんど捨ててしまったのです!大山名人の振り飛車や、中原名人の矢倉など、色々あったのですが。

よって取り敢えず新しい本で勉強するしかないという状態です。

ところでご指摘の▲7八金とせずに▲2四歩としたときですが、私も分からなかったため(笑)「AI将棋」で試したところ、△同歩▲同飛のときに△8六歩、これに対し▲同歩は△8七歩、無視して▲2三歩は△8七歩成でいずれも先手ダメのようです。

お礼日時:2011/04/30 08:24

>これら最新の戦法に対して「『羽生の頭脳』は古い」ということはございませんでしょうか?



どんな棋書であれ、それがどんなに古くても
使い物にならん古ッ!! なんて全く思いません 

所詮アマの将棋です。どんなに最新だという戦法書を
山ほど集めて読んだところで、言わずもがな
その本通りに勝負が進行していくものではありません

つまり1手違う手を指されればもう即未知の世界なのですから・・。
古いと思う必要性はないと思います。

温故知新 未だに江戸時代の指南書だって実戦譜だって
まだまだ現代アマに通用します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。確かに古い本でも優れたものは沢山あると思います。私が昔読んだ加藤治郎名誉九段の『将棋は歩から』など、将棋入門者は一度は目を通すべきとさえ、思います。
棋書に書かれている手順と一手離れれば未知の世界、それはそうであり、またそれが将棋の面白さでもあると思うのですが、今やプロ棋士もコンピュータさえ使って研究している時代。その最新の研究成果を垣間見てみたいという気持ちがあるのです。

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/28 15:54

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