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Wikiで時計の歴史のページを見ていたら、
天文時計の欄に「この時計は時刻を表示するだけではなく、太陽の位置や月齢、月食、星と惑星の動き、幸運の車輪 (Rota Fortunae) 、ロンドン橋における干潮を表示することができた[107]。」
との記述がありました。

この"Rota Fortunae"の概念について知りたいのですが、検索しても英語のページしかでてこず、エキサイト翻訳してもよくわかりませんでした。
大安や仏滅の時間バージョンみたいなものでしょうか?

A 回答 (1件)

 古代インドのブハヴァチャクラ(Bhavacakra)生命の輪、に起源を持つとも言われています。

チャクラムは、古いインドの投擲武器ですから、車輪ではなく、環の形をしたもの、と言う意味でしょう。

 西に移って「運命の環」となり、運命の女神(Fortuna)が、回すもの、だから規則性が無く予測が出来ない、などと初期のキケロなどの考えに見られます。やがてキリスト教が広がりローマの哲学者ボエティウス(Boethius 524没)の「哲学の慰め(Consolatio Philosophiae)」などに受け継がれます。運命の女神の予測出来ない災害から身を守り天国に行く唯一の保証はキリスト教だ、という趣旨です。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E5%91%BD% …

下記の図解で東に広がった仏教の「法輪」や「輪廻」の考えにも関連があると思われます。
 http://www.google.com/search?q=Rota+Fortunae&hl= …

 運命の女神は、ヨーロッパ中世の『カルミナブラーナ』(カールオルフ作曲の物が有名ですが、原曲も発見されています)などで初めっから出てきます。15世紀イギリスのチョーサーはボエティウスの英訳を出し、教会からは彼女を信じるものはみんな失墜した、と言う風に言われています。

 あまり宛てにならない輪ですから、時計の広告にはあまりよろしい人物とは思えませんが、いつの世にも不思議なコピーライターはいますから、、、
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