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目上の方には「お疲れ様」というのが一般的となっていますが、
一部の自衛官や警察官、ヤクザの間では「ご苦労様」を使っているそうです。
また江戸時代の歌舞伎には下の者が上に向かって「ご苦労様」と言っているという記述もありました。

仮に昔は「ご苦労様」が一般的だったのであるならば、何をきっかけに変わってしまったのでしょうか?
また現在でも「ご苦労様」と言っている方々はなぜ使っているでしょうか?


参考URL
http://nihon.at.webry.info/200608/article_13.html
http://blogs.dion.ne.jp/hanemone/archives/558532 …
http://kotobakai.seesaa.net/article/8180084.html

A 回答 (6件)

以前調べた事があるのですが、


目上の人間でも、さらに上位に対して労力を割く事には「ご苦労様」が正しいみたいなんです。
社長が社員に対して仕事をするのは「お疲れ様」であり、事業拡大に動く事は「ご苦労様」ということになります。
だから軍隊や警察は、階級より上位である、国家公務に従事するので、ご苦労様を使う。

明治大正時代の経営者の話で、講談社の創業者、野間清治の逸話だった気がしますが、
目上の人間は、疲れないから成功して目上に立てている。だから「ご苦労」もしない。それで「お世話様」を使わせたという丁稚教育をしていた話を読んだことがあります。

「お世話様」も目上には、現代ではおかしいですよね?なかなか興味深い話なのです。
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この回答へのお礼

何に対して言うのかで表現が変わるのですねー!
ヤクザが「ご苦労様」を使うのも何か理由がありそうで気になります。
普段無意識に使ってる時は考えもしなかったのですが調べてみると、日本語は奥が深いですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/23 09:20

 言葉に対する、個人的な感覚で申し上げます。



 昔は「ご苦労様」を目上の人にいう事が変ではなかったと存じます。
 一般的かどうかは判りません。
 「ご苦労様」という語を子が親に対していう場面はありえなかったし、ないでしょう。
 「お役目、ご苦労様に存じます」とは昔、目上にも同輩にも言えたと存じます。
 目上が「ご苦労であった」労をねぎらうことはあったでしょう。
 
 とみに現今この「ご苦労様」というフレーズが評論されてきていますが、私評論の対象や問題にする事柄ではないように存じます。
 私の語感とはことなる語感の方、ご経験と知見の方の語感覚だと存じます。だからそういう方が出てきたことにきっかけがあるのだと存じます。

 【現在でも「ご苦労様」と言っている】のは、それで問題がないと判断し、失礼な態度にならないように気をつけていますが。
 町会の役員や、警察の人たちがお出でになって任務を果たしていく。私は上でも下でもないが「ご苦労様」といって挨拶する。それだけなんです。
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この回答へのお礼

地方によっても使い方に違いがあるという事も書いてありました。
昔からの習慣で今でも使っている方もいそうですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/23 09:43

昔、社会人になりたての頃、上司に「ご苦労様と言ってはいけない」と言われたコトを機に、調べた事がありました。



「ご苦労様」も「お疲れ様」も、「ねぎらいの言葉」ですね。

「ねぎらう」と同源語句の「ねぐ」には、「神の心を慰めて、加護を願う。」と言う意味がありますが、下位者に対しては、「ねぎらう」と同じ意味(同等以下の人の苦労・尽力などを慰め、感謝する。)となります。

一般的なねぎらいには、「(神の)加護を願う」要素は無いので、ねぎらうと言う行為自体、少なくとも同等以下の、上から下の関係で行われるものだし、部下は上司の行動等を評価する立場では無いので、基本的には「ご苦労様」も「お疲れ様」も、上位者に対しては、使うべきでは無いと言う考え方が、今でも有りますよ。

更に昔は、やはり下位者が上位者を「ねぎらう」と言う概念自体が乏しかった様です。
「無かった」と言って良いかも知れません。
その原因は、儒教的な思想か、宗教的な思想かは良く判りませんが、封建時代以前においては、恐らくその両方の影響があるのでは無いかと思います。

もともとは、家格の高い武士、商家の店主、庄屋などが、下位者に対して「苦労をかけた」「ご苦労」とだけ言っており、また同輩に対しては「ご苦労さん」などと言い合っていたものが、女性言葉(お・ご~様)を介して、「ご苦労様」に至ったと考えられます。

封建時代の思想が覆され、「(四民)平等」などと言う発想が芽生えたのは、言うまでも無く明治維新です。
その頃に、下位者が上位者の労苦に対し、「ねぎらい」と言うより、「いたわり」や感謝の意図で、「ご苦労様でした」などと言う表現・風習が発生した様です。
(「ねぎらう」も「いたわる」も漢字では「労」ですね。)

封建的な思想が抜け切らぬ中、上位者が日常的に使用していた「ご苦労」を、そのまま借用するのを憚って、明治時代に「お疲れ様」と言う言葉が生まれ、使用される様になったと言う説が有り、これはそれなりに信憑性はあるのではないかと思います。

「お疲れ様」がこの様な配慮の経緯で生まれたとしますと、美化などを求めない質実剛健な組織(質問者様が挙げられた軍隊,警察,任侠など)においては、そのまま「ご苦労様」が使われたと言う解釈は如何でしょうか?

特に軍隊は、幕末に官軍として組織され、「お疲れ様」が発生・定着する以前に出来ていますし、組織化された当初から、外国の教練・影響を受けていますので、上下関係無く慰労し合う習慣なども、いち早く移入したと考えれば、整合性も高いと思われます。

逆に、外国からの教育・影響を受けていないとしますと、軍隊などの組織は縦社会の典型で、封建社会の風習が抜け切らぬ中、「上官に『ご苦労』とは何事だ!」となる方が自然ですからね。

私は、
(1)明治維新後、海外の影響などを最も受けやすい、軍隊や官僚社会で、相互にいたわる風習が出来た。
(2)それが民間でも一般化。
(3)一般化する過程で、ねぎらいより、身体的ないたわる気持ちが色が濃い「お疲れ様」が生まれ定着。
と言う解釈が、一番素直に受け入れられると考えています。
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この回答へのお礼

「ご苦労様」をいたわりの意味で表現していたとは思いませんでした。
上下関係の厳しい職業なのになぜ「ご苦労様」なのかと考えていましたが、
言葉を美化することを嫌った為に変化が無いのだとすると納得がいきました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/23 19:48

時代時代に言葉は変遷していくものと考えております。


謙譲語・丁寧語・尊敬語と教育していく現代では「お疲れさま」と「御苦労さま」を教育的に使い分けるようになったのでしょうね。
そんな教育環境に育った現代人は言葉の使い分けを意識しますが、
戦時中を生きたような70才overの人は誰に対しても「御苦労さま」を使います。

古き伝統を重んじる方々は「御苦労さま」を使い、
近代教育を受けた一般人は「お疲れさま」を使うと思います。
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この回答へのお礼

確かにお年寄りの方々は「ご苦労様」を使っていますね。
受ける教育の中で変わっていくとしたら今度は「お疲れ様」が使われなくなる可能性もありそうです。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/23 19:53

単純かもしれませんが、これは「苦労」の意味する内容が異なるからではないか、という気がします。



つまり、「本当に!苦労している場合」には、「ご苦労さまです」という表現は決して不自然ではない、ということではないでしょうか。
挙げられている例は、ほとんどが命を張っている職業?ですしね。
身分の上下を云々している場合ではないほどに、労わり、ねぎらうべきであるような厳しい環境に置かれている、ということなのでしょう。
歌舞伎の場合も、その仕事にかける意気込みという点で同じような要素が伝統としてあるのかもしれません。

これを、身分の上下を云々できる余裕のある集団で使ってしまうと、「ねぎらい」「いたわり」など弱者に対する思いやりといった本来の意味が浮上してくるため不自然になる、ということではないかと思います。
適切な場で使われていないとすれば、「ねぎらい」「いたわり」が弱者に対する思いやりであるという本来的な意味を知らないだけでしょう。
  
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この回答へのお礼

そう言われるとどの職業もいつ自分が死ぬかわからないお仕事ですね。
一歩間違えば死ぬ所だった仕事を終わった後に「お疲れ様」だと何か軽いような気がしますね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/23 19:59

1960年代には区別は無かったように思います。


習った記憶もありません。(当時も敬語の教育はありました)

理由は不明です。
習慣や伝承より理屈が重んじられるという事なのか、あるいはどこかメジャーな機関の影響なのか。
学校教育の影響ではないように思います。
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この回答へのお礼

「お疲れ様」が正解というマナーが広まったのはやはり最近なのでしょうか。
言葉の表現が一気に変わるわけはないので、きっかけを見つけるのは難しそうですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/24 00:55

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