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兵器とか軍事のカテが無いので、こちらで失礼します。

大型の原子力潜水艦では電気と飲料水、それに酸素は艦内で無限に作れるようです。 要は小型の原発が艦内にあるのと同じで、何ヶ月も潜水したままでいられるのは、そのためだとか。

一方、日本海自の潜水艦はディーゼル+バッテリー駆動なので、定期的に浮上してディーゼルを廻して蓄電し、そして空気を入れ替えないといけないと聞きます。 原潜のように電気分解して酸素を作る装置が無いためだとか。 但し、メリットは静粛性のようです。

ここで疑問の感じたのが飲料水です。 第二次大戦の時と違って、今では海水を濾過して真水に出来る装置があるはずなのですが、艦内には今でも 「飲料水を大切に」 とかの注意があると聞きました。

これが本当だとしたら、第二次大戦の時と技術的にはほとんど進化していない事になるのですが、今でも艦内で海水から飲料水を作るのは無理なのでしょうか?

だとすれば、いくら優秀な艦長がいたとしても、何かのトラブルで飲料水が供給されなくなったら、その時点でアウトという事になるのですが ・・・

それとか、電気分解で酸素を作るのも無理なのでしょうか?

今でも長時間の潜水となった場合、酸素不足で乗組員の息が苦しくなってハーハーする事になるのでしょうか?

A 回答 (4件)

海水から淡水を作る装置は海自の潜水艦にも積んであります



原潜と違って無尽蔵にエネルギーがあるわけじゃないので、その機械を使うにも電力が必要で、燃料を消費しますから、水は大事に使いましょうね、となるんです。

だから、原潜でもディーゼル潜でも優秀な艦長が居たとしても蓄えの水が無くなれば終わりです。

電気分解で酸素を作る事はできますが、酸素を作る機械を動かすには電力が必要で燃料を消費して・・・・
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この回答へのお礼

有難うございました。
電気にしても飲料水にしても、そして酸素にしても作るには大きな動力が必要となる、在来型の潜水艦の場合は全て重油に頼らざるを得ない、だから何をするにも限界がある ・・・ こういう事なのでしょうね。
これを考えると原潜は兵器としては理想的な形になっているように感じました。
大型原潜になると風呂どころか簡単なジムやサウナまで完備していると聞いた事があります。
原潜の場合は物理的な潜行時間は無限に近いため、結局は食料の備蓄量を乗組員の精神状態で潜行時間の限界が決められるようです。
第二次大戦時のUボートの乗組員から見れば、夢のような兵器に見えると思います。

お礼日時:2011/05/30 15:07

> ここで疑問の感じたのが飲料水です。

 第二次大戦の時と違って、今では海水を濾過して真水に出来る装置があるはずなのですが、艦内には今でも 「飲料水を大切に」 とかの注意があると聞きました。

・戦前から、船舶には「造水機」がありました。
原理は単純で、エンジンの廃熱(冷却水)を利用し海水を沸騰させて、蒸気を取り出し、再冷却すれば蒸留水のできあがり。
(減圧タンクに入れた海水は、約40℃で沸騰)

で、、、
造水機は潜水艦には無いのかとググってみたら、下記のようなサイト(5番参照)に辿り着きました。
ジーゼルエンジンで動く日本の潜水艦には、造水機が活躍しています。
造水機により必要量の水は確保されているようですが、潜水艦では、やっぱり貴重品のようですね。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/3232/ …

船舶用造水機の写真は下記リンクの下側
http://www.nexyzbb.ne.jp/~j_sunami76/eng_room.html
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この回答へのお礼

有難うございました。
やはり潜水艦内で作られる真水の量は、とても消費量に追いつかないのですね。
大型客船のQE2の飲料水は全て造水機で作られると聞いた事があるのですが、数千人も乗船しているでしょうし、真水タンク内の水だけではとても足りないからなのでしょうね。
それに大型の造水機を設置できるだけのスペースも充分あるでしょうし。
でも、海自の潜水艦はスペースもギリギリで設計されているでしょうから、そんな余裕も無いでしょうね。
というか、専守防衛の観点から遠洋には出ないと思いますので、水や電気が無くなれば本土にすぐ帰るという発想になっているのかも知れません。

お礼日時:2011/05/30 15:02

潜水艦マンガといえば「沈黙の艦隊」ですよね。

原子力発電の「やまと」は食料のある限り潜行し続けられますが、
ディーゼルエレクトリックな「たつなみ」は日頃の潜行時ですらバッテリー残量の為に速度を抑えなくてはいけませんでした。
全速では数時間と保たないなどのセリフもありました。

海水から水を作るには逆浸透膜とかの設備が要るのでしょうが、はたして自衛隊の潜水艦にそれがあるかどうか・・・。どちらかというとシャワー(週2回?)とか洗濯の回数を減らして調整するのではないでしょうか?

もちろん原子力潜水艦ではシャワーも浴び放題。空調も万全で新鮮な酸素と至れりつくせりですね。

とはいえ現在の潜水艦は蓄電池が大幅に改善されたのか、このマンガの時とは比較にならないようです。(日本では1年に1隻のペースで新造艦が配備されている?)

静音性については言うまでもありませんが、米国の原子力潜水艦オハイオ級も、そうとう静かだとは聞きます。でもまぁソナーマンにしか本当のところは理解できないのでしょうが。

ちなみに潜望鏡と同じような構造のシュノーケルというのも装備されているので、一応(浅い)潜行状態で空気の入れ換えとディーゼル発電が可能です。が、当然それだと見つかり易いので、時と場所を選ぶでしょう。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、空気入れ替えと充電にはシュノーケル潜行という手がありましたね。
ただ、おっしゃるようにこの場合にはレーダーに感知されるので、戦闘中には無理になるかも知れませんが。
潜水艦に関する小説や映画が好きなのですが、潜水艦の乗組員というのは実に過酷ですね。
だから、余計惹かれるところがあるのですが ・・・

お礼日時:2011/05/30 14:49

日本の海自というより、原潜以外の世界の潜水艦に言えることです。



電気分解により酸素を作ることは可能ですが、酸素を作ると同時に水素も発生します。
艦内に充満した場合、ディーゼル発電機を回すことで爆発する危険性が高くなります。
また、蓄電池の容量も限られています。第2次大戦以降、技術的に進んでいるとはいえ
何時間も続けてバッテリー航行することは出来ません。
艦内の酸素濃度が低くなるほどの時間を続けて潜行することは出来ません。

海水から真水を作る装置も存在しますが、大型でありやはり電気を使用します。
また、周りの海水は水圧が高いですから簡単に取水することができません。
魚雷発射管のように高い防水扉を設置しなければならず、潜水艦そのものを大型化しな
ければならず、攻撃型の潜水艦としては機動性の低下というデメリットが大きいのです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
やはり酸素を作り出す装置は無理なのですね。
映画で見た戦争中の潜水艦では、戦闘中などで長時間の潜水を続ける場合、二酸化炭素を吸着する薬品が登場していましたが、これも限界があったとか。
長時間の潜行で酸素も電気も無くなり、我慢出来なくなってやむなく浮上、そして敵の駆逐艦にやられる ・・ こんなシーンが多かったように思います。
ま、日本の潜水艦は専守防衛のため遠洋には行かないので、命がけの長時間の潜水を想定していないかも知れませんね。

お礼日時:2011/05/30 14:45

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