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まずは在来線についてです。差し当たり今現在記憶していて行った事がある駅は熱海なのですが、熱海は新幹線の入り口以降の敷地を除いてJR東日本が全面的に管理したりJR東日本のスタッフのみがいらっしゃるところになるのでしょうか。他には東京から北海道まで、新幹線を併用して行ったことがありますが、はっきり見ていなくて記憶も曖昧になってしまっているので、境界の駅がどうなっていたか忘れてしまいました。他にも参考までに境界駅がどのようになっているのか分かればと思います。

次に新幹線です。在来線と新幹線の境界駅が大幅に違うのは、どういった理由からなのでしょうか。例えば、会社が現在のように分割されている状態で、JR東日本が東京駅まで、JR東海が熱海まで新幹線を建設していて、東京駅までの区間はJR東海が建設します、ということで合意し作られた、などという事であればわかりやすいのですが。それか、東京駅より東北方面や上越方面の新幹線が国鉄時代以降にJR東日本の意思で作られた関係で、国鉄時代からあった新幹線はJR東海が運営して、などといった経緯なのでしょうか。だとすると国鉄時代は東京~新大阪間に新幹線が走っていてそれより西は上記同様JR西日本が作ったのでしょうか。何も知らないのに勝手に妄想と推測をしてしまいましたが、在来線と新幹線の境界が違う理由が分かればと思います。

以上2件、どうぞご存知の方がいらっしゃれば教えてください。

A 回答 (3件)

まず、境界駅の責任範囲の明確化ですが、新幹線と在来線が異なる会社の場合は、素人向けにざっくりした表現で言えば、「新幹線関係と判断できる部分」のみが新幹線の会社となり、残りが在来線の会社の責任範囲となります。

(もちろん、実際には細かく規定されています。)熱海で言うと、新幹線乗換口への通路の途中から新幹線側がJR東海、それ以外の部分は在来線部分全部を含めてJR東日本となります。
一方、在来線の場合、境界は駅で表現されていますが、責任範囲の境界は、駅間の予め定めた地点で境界を引いています。
なぜ、駅で境界を決めないかというと、ホームや線路が輻輳している駅で細かく決めると、非常に煩雑になるし、異常時等に会社間の利害が対立するなどが生じてはならないこと、ホームや線路を変更するたびに責任範囲の変更が生じることなどが理由とされています。が、実際には国鉄時代も管理局(JRで言えば支社のようなもの)の境界も駅間で設定しており、それで問題が生じなかったから踏襲した物と思われます。
例えば、JR東海とJR東日本の境界駅は熱海とされていますが、実際の責任範囲は、熱海-函南の駅間に設定されています。その地点より東側はJR東日本が、西側はJR東海が管理するわけです。その為、熱海駅そのものは自動的にJR東日本が管理することになります。各境界駅と、その実際の境界は市販の大型時刻表等で確認できます。

新幹線についてはご想像のような話は一切ありません。新幹線を作っていた時期に、「JR」など存在しなかったのですから、「東京駅までの区間はJR東海が建設」なんてことはありません。
いたって政治的な理由です。つまり、新幹線は主要都市間を結んでこそ効果が発揮できます。しかし、その途中の小さな駅を境に複数の会社にまたがることになると、両者の利害関係が対立するなどして、効果が発揮できなくなります。実際、ブルートレインなどJR複数にまたがる列車は大幅に減っています。つまり、せめて東京-大阪は1社で経営しないと飛行機など他の交通機関に対抗できるような迅速な意思決定などができなくなるということのようです。
ただ、国鉄を分割する論議の中で、国は「国鉄利用者の内、分割後の複数の会社にまたがる利用はごくわずか、仮に複数の会社にまたがることで将来不便が生じても、影響は非常に少ない」としていました。東海道新幹線を2社以上に分けると、利用者の大半が東京-大阪であることを考えると、「複数の会社にまたがる利用者だらけ」となってしまいます。だから、他にいろいろな矛盾が生じることを承知の上、今のようなわけ方にしたという面もあると私は考えます。
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この回答へのお礼

なるほど。

在来線の件、とてもわかりやすかったです。

駅自体の土地的な境界は、明らかに境が分かったり、設備の違いや壁の色の違いがあるので、熱海駅でいえば在来線から階段・エスカレーターがある通路の所がそうだろうな、とはっきり分かったり、東京駅の改札内も改札外もJR東海の土地とJR東日本の土地の境ってはっきりわかるよな、と思っていました。

そのくらいしっかり分けてるんだから、中途半端でも新幹線あるいは在来線どちらかに統一した境界を作ってくれたらいいのでは、なんて素人的には見てしまっていました。東京~新大阪がJR東海なのに、実際在来線の東京駅からしばらくの間や、新大阪からしばらくの間が別会社って、どうせ同じJRグループなんだし切符が違うとか料金が違うって訳じゃないんだし、直通してる、みたいな感じにして境界をしっかりと分けちゃってみたらシンプルになっていいんじゃないの、なんて素人的にはちょっと屁理屈な部分もありますが思ってしまいました。

ちょっと違いますが、東京ディズニーリゾートは千葉県にある、とか、ららぽーとが東京ベイって名前なのに船橋市にある、ってのをなんで、って追及してるような感じなのでしょうか。なんか、境界線や営業内容をしっかり分けてやってるくせにその辺はしっかり分けないのかな、と感じてしまいました。

色々と教えて頂いて本当にありがとうございました。

お礼日時:2011/05/31 18:59

会社間境界は「運転上の境界」でもあるんですよね。



というのも、「乗務員も車両もなるべく自社内で完結しないと、使用料などの清算が頻繁に発生する」からで、境界駅を通り抜ける列車が多いとそれらが非常に面倒になるためです。

東海道新幹線が、JR東日本/JR西日本の境界にJR東海が大きく踏み込む形態で運営されているのは、そういう運転上の理由が大きいです。何と言っても「在来線の境界である熱海、米原両駅に"ひかり"が止まらない(分割時点で"のぞみ"は存在しない)」ので、物理的にこの駅で乗務員が交代出来ませんし、実際に列車を折り返す設備は「東京」「新大阪」まで行かないと無かったですから。
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この回答へのお礼

なるほど、そういった理由なんですね。とても分かりやすいし納得しました。ありがとうございます。

お礼日時:2011/06/01 14:46

>切符が違うとか料金が違うって訳じゃないんだし


新下関―博多間は新幹線と在来線で運賃が異なります。

>直通してる、みたいな感じにして
#1さんがおっしゃるように、
直通相手の思惑が絡みますので、ダイヤの調整がうまくいかなくなる可能性があります。

ちなみに東海道本線上のJR東日本・東海の境界は、東海道本線来宮駅(の西端)にあります。
営業上は東海道本線来宮駅は存在しないことになっていますけど。
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この回答へのお礼

>新下関―博多間は新幹線と在来線で運賃が異なります。
そうなんですね。ちなみに、私のほうも変な掲載をしてしまいましたが言いたかったのは、例えばJR東日本と東京メトロは別会社で、中央線三鷹駅から東西線大手町駅まで行くのには中野まではJRで中野からは東京メトロということで、直通運転をしているとはいえ料金的には中野でJRを降りて東京メトロの切符を買い直しているのと変わらない(割引など細かいことは抜きにして)と思います。が、JR東日本の上野駅から新幹線を利用して東京駅まで行き、乗り換えでJR東海の東京駅から新幹線を利用して熱海駅までいった場合の乗車券料金は、JR東海が他社線扱いになるわけでなく、JR線の切符として通しで発行していますよね。それが言いたい事でした。逆も、東京から新神戸まで行くのに新大阪からは他社線になります、ってことは切符上では発生しないですよね、ということでした。ダイヤに関しては、まあ例えば熱海までがJR東日本だと東京から新大阪行きとかを出したら大変かもしれないですね。変な話、利用者目線ではなく鉄道会社目線で、首都移動じゃないですが、会社ごとにきっちり境界線を作るなら東京駅や新大阪駅のようなターミナル駅に熱海もしちゃえばいいのに、とちょっと皮肉的なことを思ってしまっただけになります。他の記事でJR東日本とJR東海は仲が悪いから東京を越えての直通運転をしないというのを見たもので。失礼しました。

>ちなみに東海道本線上のJR東日本・東海の境界は、東海道本線来宮駅(の西端)にあります。
これは、熱海~函南以外の場所になるのでしょうか。そうすると、本来は熱海~函南で会社が別れるべきでない話になるのでしょうか。

色々と情報を頂きありがとうございます。

お礼日時:2011/05/31 21:47

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