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庭木のシラカシ(2メーターくらいの高さ)の根元に、こぶが出来ています。つついてみると堅く、カリフラワーを少し緑にしたような色と形状をしています。木自体はまずまず元気そうですが、これは病気でしょうか。どうも、キノコではなさそうです。薔薇に多いと聞く、根頭ガン腫病ではないか、心配です。

A 回答 (1件)

樹木の病気でこぶができる病気といえば、がんしゅ病かこぶ病が考えられます。


根頭がんしゅ病は、主にサクラやバラなどのバラ科に見られます。これに対して、こぶ病は、ブドウ、ナシ、バラ、フジ、サクラ、ヤマモモ、シャリンバイ、スギ、マツなどに見られます。いずれも、細菌によって引き起こされますが、根頭がんしゅ病は、アグロバクテリウム、こぶ病は、さび病菌によって引き起こされます。
外観は、両方ともそっくりで普通お人では見分けがつかないと思います。

シラカシの根元にこぶがでるというのは、あまり症例としては、少ないのではないかと思いますが、マツのこぶ病が、シラカシにでたと考えられます。これはさび病菌が、マツの場合の中間宿主としてブナ科の植物のコナラなどを利用するので、それに近い種類のシラカシで同じような症状が見られたのだと思います。
こぶ病の対応としては、以下のとおりです。

マツのこぶ病では、枝や幹に大小さまざまなこぶができる。4~5月こぶの表面から病原菌の黄橙色の紛状物が飛び出し、雨などで拡散する。

ブナ科の落葉性のクヌギ・ミズナラ・カシワ、常緑性ではアラカシ・シラカシ・シイ・クリ属などが感染しさび病として発病する。発病した発病葉は落葉し、冬胞子の形で越冬する。この胞子が、春になりマツに付きこぶ状になる。

こぶは初め豆粒ぐらいで、半球形にふくらんでいるが、年々生長肥大して直径約10cmに達するものがある。その内部の材は健全部にくらべて柔らかい ため、害虫などが侵入しやすく、風などでおれやすい。
また、多数のこぶが形成されると生育不良となり、ひどいと枯れる。

対処療法としては、病幹部をていねいに削り取り、墨汁(キニヌール)、塗布剤(原液)を2、3回重ね塗りする。またトップシンMペーストなどを処理あとの傷口に使用する。

周辺に、発病した木が周辺にあると再度発病しやすいので、マツのこぶ病の発症した木がないか調べ、中間宿主を除去すか、または、感染期(4~9月)に,銅水和剤、ジネブ剤,マンネブ剤,水和イオウ剤等を散布する。

一度発病すると、薔薇に多い根頭ガン腫病同様やっかいなようです。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。早速、こぶを削って、処置をして見ます。近くに松はないので、原因が特定できないのが、どうも気持ち悪いですが。ただ、今年の夏は涼しかったので、いつもはするダコニールの散布をしなかったことが頭をよぎります。

お礼日時:2003/10/14 23:30

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