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毎年さつまいもを栽培していた場所に、一昨年の秋 玉葱を植え付けたのですが、
その時、ネギ苗が細く弱々しかったので ネギ専用肥料を多めに施してしまったので
翌年(昨年)のさつま芋が、つるボケで殆ど収穫できませんでした。

それ以降(昨年の秋)その場所には何も栽培しなかったのですが、
ネギ専用肥料の影響は、何年程続くのでしょうか?

今年(今月下旬ころ)その場所にさつま芋の栽培をを再開したいのですが、
まだネギ専用肥料の影響があるものでしょうか?

ネギ専用肥料を中和させるような方法は ありますでしょうか?

宜しくお願いします。


また、同じ場所にさつま芋を収穫した後に玉葱を栽培する場合、何か注意する事は
ありますでしょうか?

A 回答 (1件)

栽培方法やご使用の肥料の特徴がわからないので、いくつもの可能性はありますが、


もう肥料はほとんど残っていません。

肥料は水の移動が少ないほど土に残ります。
化学肥料(特に硝酸態窒素)であれば流亡してあまり残りませんが、
施設栽培やマルチングなどで水の移動が少ない場合は残ります。

肥料は通常栽培終了時には無くなる様に作られていますが、有機質の肥料であれば残ります。
寒い地方ほど分解されにくいので残る量が増えます。
また、残っているにもかかわらず有機肥料を使用していると、蓄積する量が増え続けます。
(窒素過多の影響が出てわかるので、それから先には使用量を減らすでしょうけど。)

化学肥料でも土に残るのは有機物(堆肥)を分解する微生物が窒素肥料を消費して繁殖し、
有機物が増えるからです。
微生物が死ねば再び窒素が土に戻ります。
基本的には硝酸態窒素まで分解されれば水で流れていきます。

ネギ専用の肥料は3ヶ月~6ヶ月ほどの効果だと思いますが、
追肥でも使用したのなら影響が出たかもしれませんね。
追肥はカリ主体の物を別に用意した方がいいかもしれません。
”いもの肥料”の様な名称で売られているサツマイモにも使えるものがいいですね。

サツマイモがツルボケしたのであれば、サツマイモに肥料を吸われています。
そのまま埋め戻さない限りは、吸った分の肥料は取り除かれています。

イモが育たなかった理由が、ツルボケではなく石灰の入れすぎや鶏糞の使用によって
アルカリ土壌になっていたためであったり、排水不良を起こしていたためだったかもしれません。
また、塩基(カリウム、カルシウム、マグネシウム)はイオン交換によって吸収されますので
どれかが過剰に施肥、あるいは蓄積していた場合も吸収阻害が起こるので、芋が育ちません。
カリウムが不足していたためとも考えられますね。
肥料をやらないより、カリウム肥料くらいは施肥しておいたほうがいいですよ。

PHを測って石灰の量を調節していなければ、調節をしてみてください。
使用する石灰を苦土石灰(苦土+炭酸カルシウム)ではなく、苦土+消石灰タイプにするか、
消石灰のみを使用すると良いかもしれません。
そして、サツマイモを栽培する時は高畝にしてみてください。

芋が充分に膨らむには3000度の気温が必要になりますが、6月下旬に植えると言う事は、
寒冷地なのでしょうかね。
地温確保のためにマルチングと、栽培適地の品種を選んでください。

窒素を抜く方法ですが、水溶性の化学肥料であれば大量の水です。(水質汚染)
あとはアルカリ性肥料(石灰)と化学反応を起こさせて、気化させる方法もあります。(大気汚染)
(逆に酸性土壌に持っていっても気化しますが、その後石灰を多く施肥せねばならず、
カルシウム過多になる恐れがあります)
できれば葉菜を育てて抜いてください・・・
有機肥料や緩効性の化学肥料の場合は時間をかけないと抜けません。

高価なものですがEC計を使用すれば、土壌診断をしてもらわなくても
おおざっぱに土の窒素濃度がわかります。
サツマイモもタマネギも窒素過多は収穫に影響が出るので、
毎年作るなら買った方がいいかもしれませんよ。
http://www.h7.dion.ne.jp/~zeolite/soil/soiltest_ …

サツマイモの後にタマネギを栽培しても、普通に栽培できますので、注意点はありません。
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この回答へのお礼

御礼が 遅くなり 申し訳ありませんでした。
大変詳しく 丁寧に教えて頂き ありがとうございました。
EC計も検討してみたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/21 13:53

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