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皮膚の感覚には温覚・冷覚・痛覚などがあるみたいですが、何故か温覚と冷覚が分かれています。
しかし、高い温度と冷たい温度を別々の感覚で捉えるのは不自然な気がします。
どうして温覚と冷覚に分けているのでしょうか?

A 回答 (2件)

ご質問者さんは私と同じでアナログ人間なのではと推測していますが、実は生物の神経系は全ての動物でデジタルです。

ある一定以上の刺激の大きさ(閾値)で反応するかしないかが決まっています。これを全か無かの法則と言いますが、コンピュータと同じに反応は0か1しかありません。ですから生物はアナログ的な温度センサーは残念ながら持てないのです。

我々ヒトの温度センサーには現在は6種類が知られています。温覚としてTRPV1、TRPV2、TRPV3、TRPV4が、冷覚としてTRPM8、TRPA1が知られており、それぞれに温度閾値が違います。TRPV2>52度以上、TRPV1>43度以上、TRPV3>32-39度以上、TRPV4>27-35度以上、TRPM8<25-28度以下、TRPA1<17度以下となっています。

これらの温度センサーで温度変化を感知しているわけですから当然厳密な温度変化には対応していません。しかし、普段の生活にはそれほど厳密な温度を感知する必要もないのではないかと思います。

蛇足ですがTRPV1はカプサイシン受容体でもあります。ですから唐辛子などを皮膚にこすりつけると暑く感じるのは唐辛子のカプサイシンにTRPV1が反応するためです。同じようにTRPM8はメントール受容体でもあります。ハッカを皮膚に塗りますと涼しく感じるのはメントールによってTRPM8が興奮するためです。
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この回答へのお礼

なるほど、温度はデジタル的に感知していたんですか。
てっきりアナログ的に感知しているものと思ってました。
デジタル的でも、感知する温度が数段階に分かれていたら、あたかもアナログ的に感知しているように感じてしまいますね。

回答有難う御座いました。

お礼日時:2011/06/15 00:08

こんにちは。


温覚と冷覚は、単に感覚受容器の閾値が体温よりも高いか低いかによって分類されているのだと思います。実際、我々の脳はこれによって熱い冷たいの判定を下しています。
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この回答へのお礼

なるほど、体温を基準にして温覚と冷覚に分けているのですか。
・・・アレ、No.1さんの述べる温覚のTRPV4は27-35度以上と書かれていて体温より低い気がしますが、"以上"だから温覚に入れてるのかな?

回答有難う御座いました。

お礼日時:2011/06/15 00:17

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