プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

映画に説明セリフ、説明字幕、ナレーション、モノローグは禁手か?

お世話になります。
映画鑑賞が好きですが、最近の映画は観客への説明が足りないと思います。
物語の背景、登場人物の相関関係など、よくわからないままにストーリーが展開してしまうことがしばしばあります。
そのストーリーもストーリの軸の部分なのか、寄り道の部分なのか、はっきりしないままいつの間にか中盤に差し掛かってしまいます。
(もちろん、謎解きとかを「観客に推理させるモノ」は、別の話です)

先日も, とある映画の試写会に行きました。
試写会の招待券には
「あの泣ける本が映画になった!」
「泣けるストーリーの最高峰」
「泣ける映画 No.1!」
「すべての観客が涙した感動のストーリーがついに映画化!」
とあり、非常に期待していきました。

ところがちんぷんかんぷんな内容でした。今までに見た映画で最低、といってもいいくらいのモノです。

家に帰ってヤフーの映画批評を除いたら
賛否両論、真っ二つに分かれていました。
賞賛派は
「原作を読んで、この映画を見たら泣けた」
「原作をそのまま映像化した大作品! 今世紀最高!」
「原作で描かれていた登場人物の心の奥底が画面から伝わってきた」
というように、あらかじめ「原作を読んで予備知識を仕入れてきた観客」を相手にしているらしい作品でした。

否定派は
「表面だけなぞってる」
「登場人物の心情がちっとも伝わってこない」
「原作があまりにも膨大なストーリなので、大急ぎで駆け足して映像化した印象を受ける」
といったものでした。

でも原作を読んで期待して鑑賞する人や、予備知識を持っている観客や、あらかじめパンフレットを買って上映前に読む客ばかりとは限りません。

むしろ、予備知識のない観客にも話がわかるようにナレーションやモノローグ、説明セリフで補足説明することも必要だと思うのですが。
もしかしてそれをやると「制作者の負け」になるから意地でもやらないの?

それとも予備知識を仕入れずに鑑賞に臨んだり、映像、セリフを思いっきり深読みして超能力者のように、
”セリフの”行間”や芝居の裏側にあるものを読み取る”
必要があるのでしょうか? 1800円も払って?。(まあ、今回は試写会だから無料だったけど)

ストーリーや内容を、映像・セリフ、音楽で観客に的確に伝えられないのならば、それは監督、俳優、そのほか制作者の能力が足りないのではないでしょうか?

あの、スターウォーズだって、オープニングにおいてあの有名なイントロダクションを挿入することによって、予備知識のない人にも物語の背景が一気に理解できるから、あれだけのヒットになったと思いますが。

スターウォーズが始まって、
「何で太陽が二個あるの?」
と思った人、いないでしょ。(エピソード4のこと)

映画に詳しい方、お願いします。

追伸
もっと酷い映画になると監督が
「理解できなければ2回鑑賞してください」
なんて言ってますね。2回見なきゃわからない映画なんか作るなよ!!

A 回答 (11件中1~10件)

おはようございます。



分かりやすい、分かりにくいはアバウトに言うと監督、脚本家次第なんでなにも言えませんが、映画は見る見ないは客が決めることなので、基本的に全ての客を対象に作られてはいないし、原作がある作品だと大体はそれありきで作ります。

映画制作者はなるべくナレーションやモノローグ、説明セリフを無くすように演出します。
すごい極端な例ですが、スターウォーズのワープ(ライトスピード?)は説明が無いのに凄い速さで移動してることは分かりますよね?
見れば分かるという言葉どおり、映像で表現できればナレーションやモノローグ、説明セリフは必要ないので、無駄なものという考えです。
面白い、面白くないは別として、映画でナレーションやモノローグ、説明セリフが多い映画は演出が下手ということですので、映像作家は極力説明を減らしているんです。

スターウォーズの本編中には太陽が二個ある惑星というテロップはなかったので見終わった後に、映画をよく見る友人でさえ聞いてきたことがありました。
スターウォーズが始まって、「何で太陽が二個あるの?」と思った人、いないでしょという考え方も、俺の友人にしてみれば、惑星の説明をテロップかナレーションで補なってくれた方が分かりやすかったと思います。
でも、ライトセイバーの原理って知ってる人少ないと思いますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ナレーションをつけなくても、聞き役を入れる、って手がありますね。
専門用語などが飛び交うやり取りの場合、一人だけ知識の浅い役を入れておいて
「ちょっと、それってどういう意味なの?」とか
「●●さんって一体どういう人物なの?」などと問いかけさせ、そのせりふ、その聞き役に対して説明することをもってして観客への説明に代えさせる、っていう方法。
刑事モノ、推理モノや医療モノに多く見られる手ですが・・・

スターウォーズの場合、
「太陽が2個であることの説明せりふがなかった」
という不満を持つものがいたとしてもまさか
「わが太陽系には太陽は1個しかないのに、なぜあの作品では太陽が2個映っているのだ?」
と思った観客はいないでしょう。
だって
「このお話は地球上の話ではありませんよ」って最初に説明してあるんだから。
(私が言ったのはそういう意味)

映画は娯楽作品なんだから、見たくなければ見なきゃいい、という意見はわかりますが、先にお金を払わないと見れないからなあ・・・
後払い制度ならいいんですけどね。
(私、試写会大好き人間ですが、試写会で入れ込んで好きになった映画は一般公開後にも見ます。パンフレットとかも欲しいので)

お礼日時:2011/06/30 12:31

まあ、漫談です。



1)
スター・ウォーズは、確信犯です。あれはモトネタがありまして、月世界征服のオープニングが、まんまあれです。ジョン・ウィリアムズの古典的なオーケストラにのせて、堂々と流すつもりマンマンだったのだとおもいます。YOUTUBEにあるとおもいます。

帝国の逆襲がつくられた時は、封切り国にあわせた各国語バージョンのイントロ文字だったので、ニホンでは一部の人がブーたれました。

2)
遠すぎた橋、という映画があります。大失敗におわった空挺作戦を描いた大作ですが、映画館での評判は、何が起きているのかわからない、と芳しくありませんでした。

端的に言うと、一本の幹線道路にかかっている橋5つを落下傘部隊をほぼ同時刻に降下させて制圧し、その占領した橋を戦車部隊がつっきって、最終目標をめざす、ハナシなのですが、

テレビで放映された時、作戦の概要をテロップで図示してくれました。素性はいい作品なので、DVDがでるまでは、この「説明図」がでるテレビ版が、いちばんわかりやすくて面白い、遠すぎた橋、だと言われたものです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
スターウォーズはDVD版では言語が選べるので、日本語版を選ぶとオープニングのあのパースのかかったイントロテロップが日本語になりますね。(もしかしたらDVDのグレードによってはできないものもあるかも)
「へえ、DVDってこういう機能もあるんだ」
とは思いますが、スターウォーズであれを日本語で出されたら、「洋モノ作品」という感じが吹き飛んでしらけちゃいますね。

遠すぎた橋は見たことがありません。今度見て見ます。

お礼日時:2011/06/30 12:21

 ご質問を読ませていただき、いくつかの作品が頭に浮かびました。



 説明不足な作品って確かにあります。原作付きのものに多いという話に同感です。芸術家気取りの監督ほど説明を省略したがりますが、たいていは逆効果です。

 コーマック・マッカーシー原作、ビリー・ボブ・ソーントン監督の「すべての美しい馬」という作品があります。原作に相当惚れ込んだらしく、原作に登場するすべての場面が入っています。でも、ろくな説明がありません。馬に乗った二人のカウボーイが、それまで荒れ地を歩いていたのに、突然バスと同じ道路を歩いているシーンが何の説明もなくいきなり入ります。二人に同行することになる、実はコソ泥の少年についても何の説明もありません。原作を読んでいないと意味不明です。原作にこだわるあまり、こんなことになってしまうのかと、ちょっと残念です。同じ作者が原作の「ノー・カントリー」もちょっとそんなところがありました。宿命でしょうか?

 反対に、タランティーノ監督の「イングロリアスバスターズ」では、分かりにくいところではナレーション付きで説明してくれる親切設計で、なかなかよかったです。

 うまい監督は、小道具一つ、セリフ一行、役者の演技ひとつで観客に伝えるべきことを伝えます。それでも足りなければ、ナレーションを付けるのも選択肢の一つだと思います。ですから、説明のためのナレーションや映像もありだと思います。

 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

たぶん、その映画「すべてが美しい馬」は原作を読んでいること、と前提とした映画なのでしょう。

まあ、そもそも万人が100点満点をつける映画、というものは作れないのかも知れないけど。

お礼日時:2011/06/20 09:51

「(観客にとって)よくわからないままに、映画が進んでしまう」ということが起きる原因としてまず考えられるのが、単に映画の作り手がヘタクソだということが挙げられます。



>監督、俳優、そのほか制作者の能力が
>足りないのではないでしょうか

うん、まさにそうですね。

映画の作り手が観る者に対して十分なストーリー説明をしないまま、独りよがりに話を進めてしまい、ワケの分からない結末を提示したまま自己満足に浸っているというパターン。まさに最悪。脚本が十分練られておらず、演出もそれに対するフォローが出来ていない。またそれを許したプロデューサーの責任もある。

ただし「だから基本的にナレーションやモノローグ、説明的なセリフで補足しなければならない」という結論に行き着くのも早計というものです。映画というのは映像で語りかける芸術ですから、グダグダと能書きを垂れるよりもワンショットの画面の喚起力で観客を納得させてしまうのが本来のやり方。セリフやナレーションばかりが前面に出てしまっては映画化する意味がない。

だから「(観客にとって)よくわからないままに、話が進んでしまう映画」に対しては、「ナレーションなどで補足しろ」というよりも「脚本から練り直せ」「演出もしっかりしろ」などと指摘した方が良いでしょうな。

逆にナレーションや説明的モノローグが満載の映画も観たこともありますが、これも実に鬱陶しいものです。まるで観客をバカにしているみたいで。。。

もうひとつの原因は、観客の「鑑賞力」が追いついていないことが考えられます。

もちろん、スレ主さんが俎上に載せているシネコンなどの大きな劇場で公開する映画では当てはまらないかもしれません。しかし、ミニシアター系の作家性の強い作品とか、往年の傑作と言われているけどストイックで難解な映画などは、確実に観客にとっての理解のハードルは高くなります。

具体的に監督名を挙げると、テオ・アンゲロプロスとかアッバス・キアロスタミ、ミヒャエル・ハネケ、往年の作家ではイングマル・ベルイマンとかアンドレイ・タルコフスキーなどです。彼らの作品は通常の娯楽映画の「文法」を逸脱していますし、設定についても説明なしでいきなり本題に入ったりします。観る側の知識や教養がある程度高いことを前提として作られています。ただ重層的な内容の深さもあるので、複数回の鑑賞にも耐えられるという利点もありますが。。。

。。。話は戻りますが、ともあれシネコンに足を運んだ観客が「説明的なナレーションやモノローグを入れて欲しい」と思ってしまうような娯楽映画は、単に「出来が悪い」と断定して良いと思う。くだんの「超ベテラン俳優とイケメン俳優とアイドル女優が出てくる映画」の監督も脚本家も大した実績を上げていない二流の人材だから仕方がないのかもしれませんが。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

単館上映の
「実験的映画」
「社会派作品」
「ドキュメンタリー作」
「イデオロギー対決を主軸に描いた戦争映画」
などは観客があらかじめその背景や内包する問題を知っている、ということを前提に作られていることはよくあります。
こういう場合はたとえば”マルクス”を知らないために映画の内容がちんぷんかんぷんだった、という観客がいる映画も多数あるでしょう。
(それでもまあ、普通は大人だったらこの程度の社会常識はある程度知っとけ、というレベルですが)

逆に、「大マスコミが報じない問題を、世間に知らしめたい」という欲求で作られた作品は、観客の誰にもよくわかるように懇切丁寧に説明されていたりします。マイケル・ムーア監督作品などがいい例ですね。この監督が作った米国の健康保険を描いた作品(米国には日本の”国民健康保険”のような国家が運営する健康保険が存在しない。民間の生命保険会社が個別に代行している。もちろん加入者のみ恩恵が享受できるが非常に掛け金が高いので、金がないために治療を受けない、受けられない国民が多数存在する)はとてもわかりやすい作品であり、米国民にとっては自国の健康保険制度がいかに世界でも異端なものか、逆に米国民以外には国家運営の健康保険が決して”当たり前”ではないこと、国家運営の健康保険がいかに安心できる制度なのか、をよくわからせてくれた作品でした。同時に、興行収入が決して多くは見込めないこの作品をNHKほか、各国の国営放送で無料で放送してくれればいいのにとおもいました。

そんな題材を扱いながら、喜怒哀楽すべてをふんだんに盛り込んだ作品を作れるマイケル監督は天才だと思います。

閑話休題

今回、試写会で見た作品は単館上映の実験的映画ではありません。
山手線のホームにもバンバン宣伝看板を出していますし、出演者もあらゆるTV番組にゲスト出演して宣伝をしています。
ベテラン俳優
イケメン俳優
アイドル女優
みんな知名度抜群の人ばかりです。特に主演のベテラン俳優は日本映画界を代表する俳優といってもいいぐらいの俳優で、民放TVもNHK-TVも、CMも満遍なく出演する好感度抜群の俳優です。

なんであんな映画にでちゃったのかなあ?
映画撮影はロケに1年以上かけてるのに。
長年主演していたシリーズ映画が終わって、スケジュールが空いたのかなあ?

威力業務妨害になるからあえて映画名は書きませんけどね。
もうわかりますよね。笑

お礼日時:2011/06/20 09:48

>それからスターウォーズのイントロダクションですが、エピソード1にもありま


>せんでしたっけ?

スターウォーズのオープニングとして欠かせない定番になっちゃって、不必要でも入れなきゃファンが怒るだろうと考えて、適当に内容をでっち上げて入れたんでしょう。

あれが無いとスターウォーズじゃないですから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

>適当に内容をでっち上げて入れたんでしょう。

あ、でっちあげだったんだ。それは知らなかった。

>あれが無いとスターウォーズじゃないですから。


そりゃそうだ。

お礼日時:2011/06/15 14:24

 上映時間の制限とかあるので、下手にイントロとか入れられないのかなと思って居ます。



 アニメと洋画を見ることが多いのですが、監督さんや制作側が始めて見る事が多いだろうと分かっているかたは、それを考慮して作成されていますが、テレビなど関連のものは省略されている事が多いですね。

 ただ見ているうちに理解できるのがスターウォーズかな。私が子どもの頃なのですが、分からないままでも楽しめましたから。上手に引き込んでいった感じですからね。

 後はパンフレットをという感じも多いです。また、最近の傾向として公開前に導入用の作品が作られることもありますね。エピソード0という感じで。これも原因かな。

 
 公開時間と言う事でライトスタッフという作品はカットされた状態でした。後にビデオで販売されてノーカットで見たときはびっくりしましたね。一日に何度も流したい劇場の関係も合ったようです。

 アニメのあらしよのるにの作品では元から時間設定されて、どうしてもその時間に入らないということで延ばしてもらったなどのエピソードが載っていました。

 2回3回とみるにしても、良い作品でなければ見られませんけどね。

 まず、何も考えないで見て楽しみ、もう一度みて、さらに見てみる。時間が経ってからまた見てみるなども映画の楽しみの一つかと思いますよ。これは小説や絵本なども同じ事が言えますね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。


おっしゃる通りでございます
1回で理解できなきゃ何回も観ればいいのです

ただし、小説(書籍)やビデオソフトと劇場公開の映画とは決定的に違うことがあります。
それは小説、ビデオは料金を支払った段階で個人所有でき、何時でも何回でも何十回でも繰り返し利用することができますが、劇場公開の映画の場合は基本的に1回分の上映の鑑賞権利に対して対価を払うということ、お金を払っても自分の所有物にできない、ということです。

まあ、あんまり
「感動巨編」(ただ長いだけ)
「絶対泣ける!」(誰かが不治の病になる)
「全米No.1映画!」(何で1年に何回も全米No.1映画が日本にやってくるのだ?)
と宣伝文句で煽り立てる映画は眉唾ものかもしれません

これからは作品をセレクトしますわ。

お礼日時:2011/06/15 14:32

 No1です。

映画が創作と言ってるのではなく、試写会の件が創作?って(笑)

ま、いいんです。試写会であろうと、公開後であろうと、観た人の意見が2分されるのはよくあることです。

確かによそ見をしながら楽しめる映画って言うのもいいと思います。
セリフで全て説明して、語り手が入って。
映画館で見てても、ふと見落とす場面がありますし。

 で、私が言いたいのは、何でもかんでもセリフとモノローグと入ってる映画もOKですし、モノローグも語り手もない映画もOKってことですので・・・あしからず(笑)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。


「すべての観客が涙した感動のストーリーがついに映画化!」


映画化する前に観客が存在するわけないだろ、、”すべての読者”だろ、と突っ込みが入ったものと思いました。
まあ、このキャッチコピーがその映画に実際についていたかどうかは忘れましたが、同じような意味のキャッチコピーがついていました。とにかく、誰でも泣くんだと。全員感動するんだとさ。

試写会の帰り、誰も泣いていなかったよ。

みんながお金を損するといけないと思って、ここで映画の実名をあげたいのだが
威力業務妨害や名誉棄損になるといけないので、伏せておく。
想像してください。

超ベテラン俳優とイケメン俳優とアイドル女優が出てくる映画です。
あと、人間以外の出演者がいます。
だいたい想像ついたでしょ。 笑

お礼日時:2011/06/15 14:38

こんにちわ。


解りにくい映画ってありますよね。確かに映画の上映時間120分に長編小説をまとめて表現するというのは難しいことなのかもしれません。
私の場合、映画を見たあとで原作を読むのは結果が分かっている分、楽しみが半減しそうであまりやりません。
それで、どちらかというと原作を読んで映画を観ることが多いのですが、自分の考えていた世界観とズレていると失望してしまうこともありますね。
小説は紆余曲折、きちんと考証だてて説明がなされているのに、映画化されると大胆に割愛されてしまっていることで、観ているものに伝わりにくい。
この場面は、この布石が打ってあるからこそ意味があるのに、それが再現されていないから解りにくい。などということは、良くあることですよね。

ずいぶん前になりますが、ハリソン・フォードが主演した「ブレード・ランナー」という映画がありました。
近未来の人間型ロボットと、それを駆除する警察官の話ですが、設定が斬新すぎたのか初公開時は全くヒットしませんでした。
全編にハリソン・フォードによるナレーションが入っていて、ストーリーは分かりやすかったと思います。
この映画は、その後一部ファンの支持を得てリバイバルを重ね、ヒットするのですが、のちに編集し直されて「完全版」や「ディレクターズカット版」が登場します。
ナレーションがなくなったバージョンを見ると、やや解りにくいと感じてしまいます。
監督の意図するように作ったものの方が、かえって解りづらいというのは、おかしなことです。

昔の映画館は朝から夜まで何度も繰り返し観ることが出来たので、その日のうちに見落としに気づいたり謎が解明することもありました。
今はビデオ化を待つしかないですけど。

私は最近映画鑑賞料1800円をとても高く感じていますので、大画面で大音響であるとか、他の観客と共鳴できそうな映画以外はビデオで見ることにしています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
その昔、角川映画ってのがあってね(もちろん今でもあるけど)
「(映画を)観てから(原作小説を)読むか、読んでから観るか」
というキャッチコピーで一世を風靡したものでした。
角川商法っていわれてね。
あんまりどぎつくやるから嫌われちゃったけど、今で言うメディアミックスってやつですな。
あのころの角川小説・角川映画は面白かった。
私は観てから読む派でしたけど、映画もすんなり理解できたし、原作を読んでから
「何だこの原作は。映画とぜんぜん違うじゃん!」
「この寄り道部分を映像化しても面白かっただろうに」
「この役はあの俳優ではなく別の俳優にやらせたらもっと面白かったかも」
といったように一粒で二度おいしいグリコキャラメルのような楽しみがありました。

原作つき映画は原作を読めばいいってことなんんですね。

お礼日時:2011/06/14 13:24

こんにちは、素人です。



ぶっちゃけ映画なんですよ。時間が限られているのです。その説明を
入れる時間を確保するなら、細かい所は観客に想像させて(もしくは
有料のパンフレット読ませて(笑))、本筋に時間を使った方が良いと
考えているのではないでしょうか。

そして映画の歴史も短くありません。制作者だけではなく観客も受け
入れており、それが普通になってしまっているのでしょう。

設定はまだ許せても、冷静に考えれば尻切れトンボだよね、なんて作
品も沢山あります。物語だけで考えると映画とTVドラマはTVドラ
マの方が上だと思います。

そしてそんな作品を作り続けていればTVには勝てないでしょうから
廃退だってすると思えるのです。

そして私は映画を見るときは、小説などの原作も読むようにしてます。
2度楽しめますから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かに今は映画は廃れていっている傾向がありますね。
シネコンの数は増えているようですが、掛ける映画はTVドラマの続編が多かったりしますね。

お礼日時:2011/06/16 09:32

>映画に詳しい方、お願いします。



詳しくないけど。

>でも原作を読んで期待して鑑賞する人や、予備知識を持っている観客や、あらかじめパンフレットを買って上映前に読む客ばかりとは限りません。

残念。今の映画の作り方、方針は、そういうお客は「観ないで帰れ」です。

最近の映画やドラマ、アニメ等は「原作付きの場合、原作を読んでいるのが大前提」ですし「シリーズ物の場合、前作を観ているのが大前提」です。

ぶっちゃけ「原作を読んでないお客は観ないで帰れ」「前作を観てないお客は観ないで帰れ」です。

ハリポタも原作読まないとワケワカメですし、トランスフォーマーも1から順に見ないと「へ?なにそれ?」ですし、相棒の劇場版もTVシリーズを見てないとイミフです。

質問者さんが挙げた、スターウォーズの冒頭のイントロは「1作目が、全6話構成の第4話だったから、背に腹は変えられず、仕方なく入れただけ」です。

スターウォーズの場合、冒頭のイントロ以外には、観客は予備知識を得る機会が無く、あれは、連載物、連続物の冒頭の「これまでのあらすじ」と同じ物です。

あれがあったからヒットした訳ではありません。単に「物語の途中から見せる事になるから、仕方なく入れたもの」に過ぎません。

で、悲しいことに、予備知識なしで観れる、原作なし、前作なしの単発作品は、ジブリ作品以外、洋画も邦画も、まったくヒットしません。

映画は興行収入を得てナンボですから、ヒット作を作ろうとしたら、原作付き、前作ありのシリーズ物にするしかなく、そうなると「予備知識ないヤツは観ないで帰れ」って映画ばっかりになります。

この回答への補足

>で、悲しいことに、予備知識なしで観れる、原作なし、前作なしの単発作品は、ジブリ作品以外、洋画も邦画も、まったくヒットしません。


「理解できなきゃ2回観ろ!」
と吐いたのはそこのアニメ映画製作会社のM監督なんですけどね。
まあ、あそこはすでに殿様商売できるようになったからなあ。
「2回で理解できなきゃDVD買え」ってか?

私に言わせりゃ
「2回観ても理解できなきゃ金返せ!」
ですけどね。(怒)

補足日時:2011/06/14 13:00
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

原作、前作鑑賞済みが前提ですか・・・
映画を御嵩りゃ本を買え、ってことですね。
世知辛い世の中ですね。

でも、私「相棒 劇場版パート2」見たんですけど(もちろん無料試写会)、
「水谷豊が出演しているTV刑事ドラマの劇場版第二作」
という以外の予備知識はまったく持たずに見たんですが、すごく面白かったですよ。
番組宣伝CM以外、TV版の放送は一度も見たことがないにもかかわらず。

舞台挨拶で出演者の一人が出てきて、周囲の観客はキャーキャーヒーヒー言って騒いでいましたが
私一人キョトンとしていました。だって私の知らない俳優だったし、ストーリー上、
どれだけ重要な役をやっているのか、ぜんぜん知らなかったので。
そんな私でもよく楽しめました。

というわけで、映画制作者が
「初心者お断り」というスタンスで製作するのか
「この作品から見始めた人も、どうぞファンになってください」というスタンスで製作するのか、によって(もちろん技量も必要)違ってくるのではないでしょうか?

後者の方が後々ファン層が広がって儲かるとおもうけどなあ。

それからスターウォーズのイントロダクションですが、エピソード1にもありませんでしたっけ?

お礼日時:2011/06/14 12:55

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!