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販売士検定を受験しようと思っているものです。

学習を進めている中で、使用しているテキストの粗利益の計算の説明に間違いがあるように
思うのですが、どのように解釈したらよいのか教えてください。

★ 間違いだと思うテキストの記述
(出版社2社のもの各1冊を使用していて両方に同じ記述がされています)

 2科目マーチャンダイジング はハンドブックの説明と違いはありません内容は以下のとおりです。

     粗利益高は、「売上高-(仕入原価+ロス高+値引高)」

   ※要するに粗利益はロスを引いたもの


 5科目販売・経営管理 

   粗利益高  =値入高合計+値上高-値下高
   売上総利益 =値入高合計+値上高-値下高-ロス高
   ロス高    =粗利益-売上総利益

    →粗利益から売上総利益を引いたものがロスということは
      粗利益はロスは引かずに求めるものということになりますよね

  ※ この2冊のテキストではマーチャンダイジングではロスを引き、販売・経営管理では
    引かないという矛盾が発生すると思います。


★ 一方 ハンドブックには以下の2か所の説明が載っています。

2科目のマーチャンダイジング 

 ハンドブック 124頁の記述

  粗利益高は、「売上高-(仕入原価+ロス高+値引高)」

  ※ ロス高の説明(同頁)として ⇒ ダメージ(損傷)や鮮度の劣化、万引きなどの理由によって売り物にならなくなった商品の合計金額のこと。

 ハンドブック 126頁の記述

  通常は、仕入れから販売に至るまでに値下げや商品破損、あるいは盗難といったロス(目減り)が発生する。そのロス分だけ、粗利益率(販売時点)は値入率(仕入れ時点)よりも低くなる


5科目の販売・経営管理

 ハンドブック 73頁の図3-2-3値入高と粗利益の関係

    図は入力できませんので簡単に説明しますと

     あるべき粗利益高-ロス(品減り)高 = 売上総利益

    → あるべき粗利益高とは・・・・・・ ロス(品減り)がなければ得られる粗利益高

 ということは”あるべき”を除くと、粗利益高はロスを引くものという考えになると思います。
 日商簿記2級で棚卸減耗費を売上原価に含めるやり方ですよね?

このようにハンドブックを読むと、販売士(3級)では、粗利益はロスを引いたものということになると思います。


私としては

 販売士3級を受験する上での”粗利益”とは ロスを引いたもの

でよいのではないかと思うのですが、テキスト2冊(別々の出版社)で違うことを記載しているので自信が持てません。

それと もし、テキストを鵜呑みにすると、マーチャンダイジングと販売・経営管理での記載に矛盾があるということになってしまうのではないかと思うのですが、どう判断したらよいと思われますか?

長い文章になってしまいましたが、販売士 及び 簿記に精通した方のご意見を頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。

尚、検定まで1か月を切っております。お汲み取りいただき、よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

すごく細かく読み込まれていますね。


質問も興味深く読ませて頂きました。

試験となると語句の定義が大切なのですが、一般的には粗利益の定義が明確に意識されている訳ではありません。
(決算書に記載されている売上総利益という語句と一般的によく使われている粗利益という語句について私自身は違うものとは捉えていません)

従って、テキストについても章ごとに著者が違えば微妙に内容が違うということがありえます。
この質問への回答としては、「どちらが正しいという訳ではないが、一つの本の中では矛盾がある」というのが正しいのではないかとの感想を持っています。
試験はマルかバツかはっきりしていないと困るのですが、世の中的に明確な統一語句がない以上致し方ないことだと思います。

ここから先は余談なのですが・・・

わざわざ粗利益を算出するの必要性があってのことです。
必要性とは、会社(店)全体の利益状況や、商品別の利益の状況を知ることによって今後の対策を立てることを指します。

もし、あるべき粗利益と実際の粗利益が大きく乖離しているとすれば、売れ残りを原因とする品質劣化による商品ロスが想定され、仕入量を抑制するか当該商品の仕入そのものを別の商品にスイッチすることを考えなければなりません。

従って、粗利益の定義をどうするのかに拘らず、ロスを引く前と引いた後の両方の粗利益を算出する必要があるのです。

資格を持っている以上、「わが社(店)の利益をどう改善したらいいか?」という類の質問にある程度の回答を出せなくてはなりません。
この辺りのことを思いめぐらせながら勉強されると理解も深まるかもしれませんね。

いずれにせよ、まずは試験に合格することが先決でしょうから是非頑張って下さい。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

”世の中的に明確な統一語句がない”
ということですね・・・

悩ましいですが、過去問題を見る限りでは、粗利益の出題率自体は低く、計算ではなく、公式の正誤のような(ロス以前の明らかに間違いとわかるような)問題だけのようです。

そもそも、他の問題で十分な点数を取ればいい訳ですし、割り切って臨むたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/18 23:54

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