外国人はなぜ字が汚いのでしょう。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2730299.html
の方の質問を読んでて疑問がひとつ…
たしかに、日本では習字などの授業が小学校の頃からあるので
自然と「文字は綺麗な方が良い」と感じるのかと思います。
しかし、ヨーロッパにもカリグラフィーなど文字を美しく見せる
文化はありますよね。飾り文字などもありますよね。
そういう美しさなら、むしろ習字よりも充実してるように感じます。
カリグラフィーと、日常使いの文字とは異なるのでしょうか…?
または、ヨーロッパにはそういった意識はあるけれど
アメリカには伝わらなかったのでしょうか?
先日仕事で、リトアニアにいたのですが、
手書きでメールアドレスを渡されました。
帰国後連絡をとろうとしたらクセのある文字でなんとも読みにくく…
メールが届いてるのか不安です。
おそらく、筆記体ではないのに微妙に筆記体の形が残っているみたいで。
この場合は「下手」ではなく、「慣れ」の問題だとは思うのですが。
しかし、もうちょっと丁寧に書いてくれれば間違いが減るのになぁと感じました。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
じゃあ、日本人が書く日本語、中国人が書く中国語、韓国人が書くハングルなどは綺麗なのか?
といえばなかなかそうは行かないのが現状です。たしかに、欧米に比べて「字を綺麗に書く」という教育はありますが、だからと言って「綺麗」と言える文字を書く人はそれほど多くはないでしょう。
文字は自国語であれば、小学生の最初の頃に習います。どの国の国語であってもそうです。この頃はまだ「書く・描く」ということが上手くできませんから、どうしても自分流の癖がついた字を書くようになってしまいます。
子供の字を見てみればわかりますが、参考に下書きしてある(薄く灰色で書いてある)文字をなぞるにしても、ゆがんだり間違ったりするのが普通です。これがその人の癖字になっていくわけです。
ところが外国語は大人(最低でも中学生)になってから習うのが普通です。アルファベットはともかく、たとえばアラビア文字でも大人なら手本と同じように書いて、かなり綺麗な文字がかけるようになると思います。
私自身、日本語の文字はとてつもなく汚い(とみんなに言われる)ですが、アルファベットは日本でもアメリカでもほめられたぐらい綺麗にかけますし、筆記体も上手いです(とほめられたことがあります)
ですから、自国語を書くということであれば、どの国民も関係なく「汚い」と考えたほうがいいと思います。
また、字の書き方が実は違う、ということもあります。
私はアメリカの学校に通ったことがあるのですが、たとえば2は下を尖らせないで円を書くように指導され、7はワのような書き方ではなくフに、(刃のように真ん中にチョン)を入れるように指導されたことがあります。
これを知っていると、アメリカ人の数字は大体よめるのですが、知らないと2は3なのか単なるぐるぐるなのか理解できないことも多くなります。
このように、字の書き順が「実は違う」ということも多いに関係していると思います。
回答ありがとうございます。
確かに、言われてみれば外国語というのは、大人になってから学びますね。確かに、ある程度の年齢になってから知った文字の形なら、意識して丁寧に書く事ができますよね。なるほど。
あと、文字の書き方が違う話おもしろいです。
それは思いつきませんでした。
教科書に書いてあるワープロの文字の通りに真似して書けば、絶対に正しいと、それが当たり前だと思っていましたが…
7をフの用に外側にカーブさせないで、内側にカーブさせて、なおかつ、そこに点なんて加えられた日には「ヌ」にしか見えませんね。
数字の2と3が見分けづらいというのも、知らない人間には難しい話ですね;
画数が少ないだけに、少しでもニュアンスが違うと、慣れない人にはまったく違う字にみえちゃいますねー…
案の定、受け取った手書きのアドレスもエラーでかってきました。
う~ん。むずかしい。でも、おもしろい話ありがとうございました。勉強になりました。
No.2
- 回答日時:
もしかしたら質問者様には不愉快な回答になるかもしれませんが。
これは多分質問者様がちゃんとしたアルファベットを知らないことに由来しているのかなと。日本人は実はちゃんとしたアルファベットの書き方を習わないのです。先生も知らないのだから教えられない。ですから知らないのは無理もないんです。
リトアニアの人が書いたアルファベットは、質問者様にはクセのある文字で読みにくいのかもしれませんが、それがおそらく本当のアルファベットなのですよ。
逆に質問者様がきれいに書いたつもりのアルファベットであっても、実はネイティブからすると全然別物で、何が書いてあるのか分からない、ということだってあるわけです。日本人の書いた筆記体なんて欧米人からすると、まるで判読不能という話も聞いたこともあります。ボクもアメリカに住み始めたころ、プリント体で書くことを要求される場面で、ボクが書いた文字がnかmか分からないと言われたこともあるし、aかuか確認されることもよくありました。日本では絶対にそんなことはなかったんです。
カリグラフィというのは趣味です。暇人のやるものです。ボクの家内が近所のカリグラフィのクラスに通ってました。細めの鉛筆を二本テープで巻いて一体化し、線の太さに強弱をつけて書く練習をしていましたね。通常の文字は記録のために書きます。記録のためには速く書く必要がありますから、カリグラフィみたいなことはしません。日本人だっていちいち書道のような文字は書きませんよね。
一度だけカリグラフィのような凝った字体でメモを書いている人と仕事をいっしょにしたことがありますが、残念ながらその人は社会的に成功しているという感じの人ではありませんでした。
日本人が欧米の言葉を話すとき、発音が全然違うという話は広く知られていますが、まさか文字まで違うなんて!!ということなんですよ。
回答ありがとうございます。
下の方のお答え同様、私が「正しい」と思っている事が、相手の国でも「正しい」とは限らないってことなんですね。
これはある程度ちゃんと勉強…、いやちゃんと勉強したつもりでも分からなかったんだから、ある程度失敗しないと、私には気づけない部分でした…
ありがとうございます。
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