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リカちゃんサイズのお人形の着物を作ろうとしているのですが
参考にしている型紙で作ると、裏地について疑問が生まれました。

その型紙では、総裏仕立ての袷着物なのですが、裏地が、裾と袖先だけはみ出しているだけでなく、えり下というのでしょうか、身頃の両はじにも、さらに袖のふりというのでしょうか、大きく開いた部分も、外側にはみ出ているのです。

手持ちの着物を引っ張り出して、あらためて確認したのですが、すその部分と、袖口部分には裏地が少しだけはみ出していますが、そこ以外は裏地は隠れています。

これは、人形用着物のデザインに問題があるのでしょうか?それとも、着物の世界では
身頃の両端や、袖の開いたところにも、はみ出している場合もあるのでしょうか?

疑問に思って型紙を作った方にうかがったのですが、和裁の学校を出られているそうですが、はっきり明言とまではいきませんが、これでいいんだよといわれました。

できるだけ実際の着物と同じようなつくりで作成したいので、裏地についての常識を教えてください。
どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

人形の衣装は知りません。


ましてや、りかちゃん人形は・・・ですが、人の着用する着物は和裁が趣味なので、一応、知識はあります。
さらに、市松人形などは、ほとんど、人の着用するものを、ある意味、強調して作りますので、そのままに、
「シャレ」部分は強調して作ります。

あなたの気にされている、「裏がちょこっと見える」のは、失敗?ではなく、そのように見せるのです。

以下、人の寸法(本物で説明すると、)袖口の手の出る部分には、ぐるりを、1分未満(5mm以下)、裏を見せます。
袖口布といいます、出ている部分は「フキ」といいます。

実際には、「八掛」の勘定の【8】にはここは入れません。

それ以外の「8」は襟の一番下、これは表からは見せないようにつけます。
裏を控える?
襟の作り方にもよるのですが、控えてつけて、エリ幅にたたんでつけるときに、奥のほうにチラッと見えるしゃれか、
脱いだりするときに、襟を返すとき見える・・・しゃれとして、あります。
身頃の4枚と、おクミの2枚で6枚これで都合、襟先の2枚と合わせての、8枚で「八掛」です。

身頃のふきは、かなり重要なのですが、昨今、つま先(おクミの裾の、角?)がきちんと、
できている着物をみたことがありません。
見せるのです。
表からすそはぐるっと、全部、はみ出して、さらに、いささかそれをふっくらさせてと、5mmぐらいは。
そして、つま先の角は、表の最後をカクッと、落としてと。
襟したのおクミの立ち上がりは、裏を控えて、表しか見えない。

かなり、プロはこだわるところですが。
歌舞伎の衣装などをごらんいただくと、一目瞭然。
裏と同じにすそ角で出会うように作るのですが、表がキュッ下がってがほんと。
ほとんど、全部がコレ、逆になってますから、裏が、斜めになんとなく、もち上がって、表に隠れてる。
表がきゅっと下がって、と【下がって見える】ように作る。

袖の振りからは裏は見せません。
人形だと、袖を総裏にして、作るから、なんとなく、ずれて、見せちゃうのかも知れないですが。
本物は振りからは裏ははみ出ません、控えます。

ふきは、思うに、これ意味がある見せ方なのです。

袖口布(裏にさらにこの部分だけのせて2枚にして、縫います)は、明治のころのシャツのカフスがそうであったように、
人の体の汚れを受けて、
じゃんじゃんとかえるため、だから、ここだけは「8」に含まれないぐらい、かえる頻度も高い?
もしかして、色あわせも見える部分だからしゃれたかもしれないです。

すそは、擦り切れるから、表がだめになる前に、表より、長めに裏を出して、
裏ならすれてもイイヤ・・・という配慮で、二重構造にして、どうせならと、しゃれつくりにして、裏を見せる。
もちろん、防寒も兼ねての、袷です。
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この回答へのお礼

くわしくとても丁寧にありがとうございます!!!!

人の着物の実態をしりたかったので、人形用の知識は記載していただくなくても大丈夫です。

ハッカケって、8枚なのでそういうのですね。。。
ある程度は着物の知識は勉強していたのですが、まだまだ知らないことはたくさんです。。。

そでのフリ部分に、裏地は外に出ないことを知って、納得できました。
私がみた人形用の型紙や、ネットでみかける着物は、はみ出ていたので、実際はどうなのだろうかと気になっていたので。。。


ちなみに手持ちの着物をあらためて調べたら、あわせの裏は、そでのところは、全部きれいな色の裏地の布ではなく、袖口のところだけで、ふりのところは白い布でした。
長じゅばんが入ると、じゅばんの色柄で、そこはきれいにみえるので、裏地はこらないでいいということでしょうか。


とにかくいろいろありがとうございました^^

お礼日時:2011/06/30 18:48

No.1で回答した者です。



フチからは、完全にはみ出していましたね。
私は、質問者さまやNo.2でご回答されている方のように、和裁や手芸ができないもので、ただ単純に「へぇー」「うわぁ」で眺めてしまっていましたから、細かなところをお伝えできずに申し訳ありません。

No.2でご回答の方が仰るように「強調」あるいは「ズレ」だったのかもしれませんが、私の印象では襦袢または2枚重ねっぽく見えるほど、完全に出ていました。
本当の着物で、八掛が見えているのって、本当にラインにしかならない程度ですよね。その見え方は線じゃなくて幅を感じるくらいでしたから。たぶん、ラインでは、私では気づけず印象に残らなかったと思います。

「動きがある」という印象は受けませんでしたが、質問者さまが気にされているものとは別物かもしれません。
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この回答へのお礼

あらためて、ありがとうございます!!!
強調というのは、ありうるかもしれませんね。
人形の着物となると、デフォルメや、人形の着物としてかわいらしくみえるように、アレンジするのかもしれませんね。
できるだけ人間の着物と同じにしたかったので色々教えていただきありがとうございました。

お礼日時:2011/06/30 18:53

長襦袢は別に作られるのでしょうか?



知人が人形の着物をよく作っています。
本当の着物と同じように作る場合もあるし、それでは着せた時に不恰好になるからと見た目だけを同じにする場合もあると聞きました。

「見た目だけ同じにしてあるんだよ」と教えてもらった時のものが、質問者さまが書かれているように袖のふりから裏地が見えました。長襦袢のように、あるいは、昔の2枚重ねの着物のように見せるのだそうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

見た目だけ同じ(襦袢は作らず、ふりからだけ見える分だけとりつける)というテクニックは聞いたことがあります。

ただ、襦袢として(つまり袖の中である程度動きがある)でなく、あくまでも生地にぴったりとくっついたいわゆるあわせの裏地としてあるのに、本来の着物のすそや袖口からちょっとだけ出しておしゃれに見せる八掛のようなものとして、ふりのほうからも裏地がはみだしているのは、さすがに不自然なのでは。。。と思っていました。

現実に、裏地が、ふりからもはみ出す形が人間用の着物であるなら、納得して、手持ちのその型紙で作る気持ちになれるので、確認したかった次第です。

回答者さまが「袖のふりから裏地が見えました」というのは、見えたというより、ふりのフチから、八掛のように少しはみ出している状態なのでしょうか?

お礼日時:2011/06/28 09:14

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