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津波の被害をなくすために原子力発電所を地下に作るという構想もあるようですが、
建造費用のほかに何か問題があるのでしょうか?

今、原子力をやめて自然エネルギーだけにするのは現実的でないと思います。

A 回答 (6件)

なにか事故があったとき、地下だと対処が難しいと思います。



それに、地下だから地震被害を受けないかというと疑問符です。
津波にしても、被るだけならまだしも、今回の宮城あたりのように浸ってしまうと地下施設はたまらないでしょう。

電源喪失、水供給途絶、ポンプなどの電気機器やディーゼル発電機は浸水の危機(しかも塩水=電気系統へのダメージは真水の比ではない)…考え出すときりがありません。地上ならドアを開けたり壁をぶち抜いたりすればなんとか対処できるかもしれませんが…。

事故後は、埋めてしまえばいいというけれど、炉心や使用済み燃料プールには軽水を満たして冷却を続けなければ、冷温停止にもっていけず、最悪の場合には臨界となる危険も考えられます。

議員たち(=素人)だけが思いつきだけで叫んでいるようにみえるのも(そのようにしか報道されていないのも)、賛成派が出て来にくい理由でしょうね。
せめて、技術的な裏付けを素人にわかりやすい(=内容が薄い)レベルでもいいから示さないと、某首相の自然エネルギー推進と同じく人気取りのパフォーマンスにしか見えません。

いまの原発より安全で、地震への備えも大丈夫、事故後の対応も今までの施設と同等かそれ以上のものが確実にできるというところを見せなければ、地下原発なんて作れませんよ。たぶんね。
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こんにちは




> 建造費用のほかに何か問題があるのでしょうか?

地下建築で一番の問題は「水」関係ですね。
地下水などの漏水、排水対策、そしてどうしても湿気が多くなる
んで結露、換気対策。
そして、コンクリートなどの躯体が直接土中の水分と常時接して
いるから劣化も激しくなるので、素材の検討はもちろんメンテナンス
性も考慮した設計にしないといけないと思います


> 津波の被害をなくすために・・・

津波の被害は減らせるかもしれませんが、今度は地殻変動による
落盤対策とか考えないとね・・・。
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この回答へのお礼

皆様、回答ありがとうございました。助かりました。

お礼日時:2011/07/05 11:20

地下水に放射性の高濃度冷却水が漏れ出しても


チェックできない。
公表するとも思えない。
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>建造費用のほかに何か問題があるのでしょうか?



地上で、しかも建て屋において、あれだけ苦労しているのですよね。
あんなのを地下に埋め込んだら、誰も事故処理が出来ません。
と、元専門家が指摘していました。
残るのは、人の屍が数千体。

中共の第四世代原子力発電が地下型になるようですね。

>今、原子力をやめて自然エネルギーだけにするのは現実的でないと思います。

どうするのですかね。
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>>建造費用のほかに何か問題があるのでしょうか?



それが一番の問題でしょう。そういう採算性を重視しすぎて安全に必要な設備投資をケチってしまった結果が、福島第一原発の現状でしょうね。

欧米のような巨大な冷却塔と池を用意すれば、大量の水が無くとも原子力発電は可能です。でも、当然ながら巨大な冷却塔や池は、多額の投資が必要になりますからね。

原発稼動は、単なる電力問題だけではなく、「いつでも核武装できるんですよ!」という意思表示でもあります。また、日本へのシーレーンを中国が空母艦隊で押さえた場合に備える重要なエネルギー源でもあります。
なので、経済だけではなく、国家の安全保障という面からの価値も計算しないといけないでしょう。「経済的には採算に合わないけど、国家安全保障という意味で必要である」という判断もあると思います。
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原子力の冷却には大量の水が必要です。


 なので原子力発電所は海沿いに建設し、冷却に大量の海水を使用しています。

地下ではその大量の水の確保ができず、冷却が困難になるばかりか、地下の為放熱効果も低くなります。
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