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減と短の違いがいまいちわかりません。

たとえば「Cdim7」だと

「Cdim」+減7度ですよね。

自分の中では+減7度だと
7度の音(シ)を半音下げてシbを足す

のだと思ったのですが

どうやら「ラ」の音を足すようです。

理解不能です。


そもそも「減」と「短」ってどういう意味なんでしょうか?

「減」と「短」の違いもよくわかりません。

どうかわかりやすくお願いします。

A 回答 (1件)

>そもそも「減」と「短」ってどういう意味なんでしょうか?


「減」と「短」の違いもよくわかりません。
二つの音の相互の高さ方向の距離を、「音程」(インターバル)と言います。
まず、「五線上での見た目の距離を指折り数えて」度数を測ります。
同じ高さだと、「同度」または、「一度」
例えば、「C」と「C」は、一度の距離
「C」と「D」は、二度
「C」と「E」は、三度
「C」と「F」は、四度
「C」と「G」は、五度
「C」と「A」は、六度
「C」と「B」は、七度です。
しかし、音階における、隣り合った音同士は、ご承知のとおり、「半音」の場合と「全音」の場合があります。そのために、同じ二度でも、半音違いの二度と全音違いの二種類の二度が生じます。
例えば、Cメジャースケールにおいて、「C」と「D」の間隔は「二度音程」ですが、全音1ヶの距離なので、「長二度音程である」と言い、「E」と「F」の間隔は、同じ「二度音程」でも、その差は半音なので、これを「短二度音程である」として、区別をしています
同じ「三度音程」であっても、「C」と「E」の距離は、全音が2ヶなので「長三度」と呼び、「C」と「E♭」の距離は、全音1ヶと半音が1ヶなので、「短三度」と呼びます。「マイナーコード」というのは、この三度部分が短音程であるために、そのように呼ばれています。
「ド・ミ・ソ」は、長三度を含んでいるので「メジャーコード」、「ド・ミ♭・ソ」は、短三度を含んでいるので「マイナーコード」と呼ばれます。
「長」のことを英語で「メジャー」、「短」のことは「マイナー」
「完全」は、「パーフェクト」。「C」と「G」の音程は、「完全五度」英語では「パーフェクトファイヴ」または「パーフェクトフィフス」と言います。
「減」は、「ディミニッシュ」。「増」は、「オーギュメント」ですね。
さて話は、ここからですが、以下の約束事を覚えて下さい。
系統は二つあり、「長・短」と、「完全」です。
これは、同列には居ません。並べて比較することもできません。
「長・短」の系列:「減」→「短」→「長」→「増」
短○度の音を#させると、長○度になり、更に#させると増○度になります。
短○度の音を♭させると減○度になります。
「完全」の系列:「減」→「完全」→「増」
矢印は「半音1ヶ」を示します。
完全○度の音を#させると増○度になります。完全○度の音を♭させると減○度になります。
見かけ上で「○度」と言えばそれで良いのですが、音階の構成音には隣り合う音同士が、半音のときと全音のときがあるので、その組み合わせにより、「減」とか「短」とかの文字を付け、距離の詳細を説明しているのです。

勘違いしやすいのは、「減」→「短」→「完全」→「長」→「増」という並びです。
これは、あり得ません。「長・短」系と、「完全」系は、まったく別系統で同居したり並べたりできません。
ここに「短三度」という音程の二つの音があり、下の音が「C」で固定として、短三度の音は「E♭」で、「E♭♭」(イーダブルフラット)は、「減三度」の音になります。
まず、見かけ上の距離は、「ド」と「ミ」なので、あくまで「○三度」です。
そのために、「E♭♭」は、「D」の音と合致しますが、それは偶然であって、音程の呼称は、あくまで「減三度」です。
一方、「C」と「Eナチュラル」であれば、「長三度」ですが、「C」と「E#」であれば、「増三度」になります。この場合も「E♯」は、「F」と同じ音になりますが、それは偶然であって、あくまで呼び名は「増三度」であり、「完全四度」ではありません。それは、最初の約束で、「まず、見かけ上の音程で言う」と決まっているからです。「C」と「E」の距離を言う以上は無理にでも「○三度」と呼ばないといけません。

これが分かれば、最初の質問
>「Cdim」+減7度ですよね。
自分の中では+減7度だと
7度の音(シ)を半音下げてシbを足す
のだと思ったのですが
どうやら「ラ」の音を足すようです。
の答えが解ります。
7度の音(シ):これは正しくは「長七度」です。
を半音下げてシbを足す:シ♭は、「短七度」です。
「短七度」を更に♭させたものが、「減七度」です。
dim7(ディミニッシュトセヴンス)の「dim」は「減」という意味なので、シ♭を更に半音1ヶ下げ無ければなりません。すなわち「シ♭♭」(シ・ダブルフラット)です。
そうすると、「ラ」の音と合致します。しかしそれは偶然であって、ギターやピアノで弾くときは「ラ」になりますが、コード理論的には、あくまで「シのダブルフラット」です。
でないと、コードの呼び方(コードネームの付け方)が妙なことになります。
「ラ」は、「長六度」ですが、これをディミニッシュのコードネームに取り込むことはややこしくてできません。
「Cdim7」であれば、瞬時にだれでも了解できますが、仮に工夫して「Cdim(6)」などと書くと誰も???になって、瞬時に鳴らすことができません。
先にのべた、二系列とはこのことです。「減」⇔「完全」⇔「増」と、「減」⇔「短」⇔「長」⇔「増」は別の系統であるというのは、このことであり、仮に偶然に同じ音になっても、「シ♭♭」を、「長六度のラ」と書き換えたり、オタマジャクシで「ラ」を書いたり、表記したりするときには、注意が必要です。
Cdim7に「ラ」が入っている訳が解ったでしょうか?
「ラ」ではなく、その音こそが「dim7」=「減七度」ということです。
「シ」は長七、「シ♭」は短七、「シ♭♭」は減七です。
「シ♭♭」は、偶然にして「ラ」と合致します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

短7度を減するから
結果的にラになるのですね。。。

完全五度なども勉強する必要がありそうです。

奥が深い。。。

お礼日時:2011/07/08 14:51

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