ホームレスの人の住民票

ってどのように扱われているのですか？

住民票を住んでもいない住所に そのままにしておくだけで 犯罪になると聞いたことがあるのですが。

No.3 ベストアンサー 回答者： casablanca1946 回答日時： 2011/07/07 04:58

住所雑考

江戸時代は親の仕事を息子をつぐという身分制度が封建制の重要なポイントでした。
同じく、農民は生涯住居を変更せずにいたのが大半だったでしょう。
明治になり、そうそうに戸籍制度が出来、これは地租の徴収と徴兵制の基本となりました。
ここにも住所の移動はなく、従って住所は本籍地でした。
国民が住所を移転し始めたのは、歴史的には最近のことで、そこで住民票基本台帳というシステムが出来たのです。
主たる生活の場を住所とし、その地で市民税を納め、選挙もする。そのかわりそこで国民権保険や年金の受給も得られる。
これは、生活の場を土地に限定する農耕民族の考え方からくるからでしょう。

生活の場が川の船、つまり水上で生活している人どうなるのでしょうか。
主たる生活の場を持たず、旅から旅へとの生き方の人はどうなるのでしょうか。
極端な例を言えば、豪華なキャンピングーカーで全国旅する人はどうなるのでしょうか。
こうした土地に主たる生活の場をもうけない人を国家は嫌います。
自由に旅から旅の人生は国家は嫌います。
芭蕉や山頭火が現在生きていたらどうなったのでしょうね。

福島の復興に寄与したいといって、住所を移転せずに福島の市民となり、市民税を納付し選挙権を得ることは禁じられます。こうした自由を国民に与えると国家として国民の管理が出来なくなるからでしょう。

＞住民票を住んでもいない住所に そのままにしておくだけで 犯罪になると聞いたことがあるのですが。
これは権力者側の発想です。現行は犯罪となりますが、いつまでも権力者側の発想を常識にしていいのでしょうか。
先にも書きましたように、昔は本籍地が住所でしたが、住民票が出来たため、本籍は単なる記号となってしまいました。
ノンフィクション作家の上坂冬子さんは、生前本籍地を北方領土にしてました。
時代の変化により住所が記号になるかもしれません。
国家にしばられず自由に移動する生活形態があってもおかしくないと思います。

No.2 回答者： casablanca1946 回答日時： 2011/07/07 03:33

日本の学生がアメリカに留学しました。

アメリカで病気になり、ある病院に長期入院したとします。
この場合、どこが住所で、どこが居所でしょうか。

住所は、選挙・婚姻・裁判・相続・社会保険の基礎となる重要な概念で、それらが住民票ということで管理されいます。
ホームレスの人が、公園や道路で住み、そこに住民登録するのはいかがという問題がありますが、ホームレスの人の人権を考えた時、公園道路は居所として、住民登録できる場所を考えるのも重要と思われます。
人は通常でない者を排除いたしますが、ホームレスになったきっかけはごくささいなことで、現在の日本の状況ですと、ある日切れれば、すぐに誰でもホームレスになってしまう可能性があります。
その意味で、ホームレスの人の人権について検討する必要があると思います。

No.1 回答者： mellow_n 回答日時： 2011/07/06 23:41

ホームレスとなる前には、通常の居宅に居住しているのが通常ですから、その時点での住民登録が残っているものと考えられます。

しかし、居住の実体がない場合、市役所等は調査をすることもありますから、居住実体がない場合、職権で、その者の住民登録を消除することがあります。

すなわち、この場合、そのホームレスに関しては、住民登録地がないこととなります。ブルーシートを敷き、その上にテントを公園などにはって、生活を営んでいたとしても、このようなものは、住居と認定できませんから、同所を住所地とする転入届をしても受理されません。

そして、ホームレスが居住している事実のない住居等を勝手に住所として、転入届を提出するなりして、住民登録すると、居住の実体がないわけですから、刑法の公正証書原本不実記載(電磁的記録)の罪となって、処罰される可能性もありますし、このことが役所にばれると、またしても職権をもって住民登録を抹消される結果となるわけです。