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食品の残留放射能を測定するため表面汚染Bp/cm2を測れるRDS-80という放射線測定器を購入しました。でも表示がBp/cm2表示で国の暫定安全基準はkg当たり○○○ベクレルになっています。これを換算するにはたとえば水なら
計測結果×100cm×100cm
でいいのでしょうか?また野菜、米、イモ、魚などはどのようにしたらいいでしょうか?

A 回答 (2件)

「Bq/cm2」は、物体表面の単位面積あたりの汚染密度


「Bq/Kg」は、物体表面を含めた「物体内」の単位重量あたりの汚染密度
ですから、意味がそもそも異なっていて、本来なら換算不可能です。
換算不可能だから困るのではなく、換算不可能だからそれぞれ別の意味を持っていて、換算する必要がない… ということなのでは?

ま、ですがそれは原則論で、その測定器も「Bq/cm2」を測定しているのではなく、単に放射線量を測定しているのみで、それを「Bq/cm2」に変換しているわけですから、それを更に「Bq/cm3」へと換算し、検査食品によっては更に「Bq/Kg」にまで推測換算するのも不可能ではないでしょうが、、
そのように無理に換算するにしても、物体の形状を観察しての推定値になるため、国の基準値との比較検討は到底無意味です。

ですが、食品の放射能汚染度の大よその把握は、感度が高い計測器ならば可能なので、国は各地の漁港でのサーベイメーターによる検査体制を準備してますね。
水揚げした魚を、その漁港にて携帯型の放射線測定器によって検査し、危険であるか危険でないかを判定し、精密検査に回すかどうかの見当を付ける予定はあるらしいです。

質問者さんもそういうつもりで食品検査を行なえば良いのではないでしょうか。
具体的に言えば、食品から離した場所で測定器の数字を見る。
食品を測定器に近づけてみて、測定器の数字が上がるかどうかを見る。
数字が上がれば、食品に(若しくは食品を持った手に)放射性物質が有意な量だけ含まれていると判断できる。

本格検査に回す。。とか。。捨てる、とか。
この時、検査機関では数値が20%くらい上昇するなら本格検査に回そうとするらしいです。(ちなみに… 中国のすし屋で測定器ですしの肴の放射能検査を料理人がしてましたが、20%以上数値が上がっても安全扱いでしたwww  彼ら、放射能の意味を知らないのか、中国の汚染は凄いので20%上昇くらいなら安全だという感覚なのか…)
いずれにせよ測定場所の放射線環境によって検出精度が異なってきますから、出来るだけ綺麗で放射能汚染されてない場所で測定しませんと。

また、γ線は食品内部からのものも検出できますが、α線・β線は減衰しやすいので食品内部からのものは検出しにくくなります。
ですから普通一般ではγ線のみを検査してます。だからγ線を出さない核種の検査が日本ではおろそかになってる。
その機種はα線・β線も検出できるようですから、なので「表面汚染」が測定可能となっているのかも。

検査中に測定器が放射性物質で汚れると以後の検査が困難になりますので、普通ならビニール袋等の中に測定器を入れて検査してます。
ただしこれだとα線は減衰されます。

それから些細な事ですけど、
水1Kgは1Lの事ですから、10cm×10cm×10cm で1Kgになりますね。
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この回答へのお礼

詳しく教えて頂き、ありがとうございます。線量を測るときに計測値の差が重要だという事も初めて知りました。水1cm2から1リットル=1kgに換算する計算は私が間違えていました^^; 教えて頂きありがとうございました。

お礼日時:2011/07/08 22:31

ベクレルというのは放射線を出す能力を表す単位です。

1ベクレルとは1秒間に1個の核原子が崩壊すると言うことです。1ベクレル/cm2は1cm2当たり1秒間に1個と言うことです。だから 地表など面で考える場合に用いれますね。葉もの野菜はほとんど表面ですからこれで測れます。でも、イモなど立体で考える場合 表面の値と内部の値は異なると考えられます。(降ったものが表面に付く場合、吸収したものが蓄積される場合、いろいろです)なので測定値を単純には 換算できないですね,と言うか意味がありません。もともと書いていらっしゃるように表面汚染を測る測定器ですから、食品などの残留放射能は測定できないですね。
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この回答へのお礼

なるほど、そういうものなのですね、参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/08 22:33

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