A 回答 (2件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.2
- 回答日時:
気になったので調べてみたら、一応医薬品開発の基礎段階で、細胞膜透過性試験みたいなものはあるようです。
低分子の受動拡散になってくると細胞というよりも細胞膜plasma membraneの透過性の物理的評価に近いものになってくるので、もしかしたら人工細胞膜を形成させて評価するほうがより現実的なものになってくるのかもしれませんね。結局時間や濃度で透過した先の溶液中の薬剤濃度をHPLCとかLCMSなどの化学分析で量や濃度を比較するといった手法が現実的なのでしょう。
最も、細胞内での化合物の効力という意味では薬剤排出ポンプとか、代謝分解や構造の安定性などもかかわってくるとおもうので単純な比較は難しいのだとおもいますが。
低分子の場合蛍光標識などをすると大きさなどが大きく変わってしまうと思うのでそういった方法は難しいとおもいますしね。
ご参考までに。
参考URL:http://polaris.hoshi.ac.jp/qsar31/kfiles/K19.pdf
回答していただきありがとうございます。
やはり、未処理の細胞と、薬剤処理した細胞の抽出液などを成分分析するような形になるのでしょうか?リポソーム系でそういう研究がされているかも知れませんね。
参考文献まで添付していただきありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
多くの低分子化合物や有機溶媒はチャンネル特異的に細胞膜を透過していないハズです。
水分子は例外と言えば例外で、受動拡散では十分ではないようで、アクアポリンという特殊な水分子チャンネルがあります。 DMSOは、膜に毒性がほとんどない状態で拡散するので凍結で用いることで、凍結過程でおこる水の結晶化を軽減するためです。とはいっても、すべての化合物が、、というわけでもなく死細胞染色とかに用いられるPIなんかは透過しませんし、二重脂質膜ですから高分子になってくると入らないと思います。細胞に使う化合物って水溶性の高いものほど扱いやすいですが、水溶性に近ければ近いほど細胞透過性も低くなる可能性もありそう泣きもしますしね。DNAなどのトランスフェクションはそういういみで「エンドサイトーシス」です。
仮にも、特定のチャンネルのみ透過できる化合物(アポトーシス関連であったような)があれば、そのチャンネルの発現(活性)によって効果が違ったりするのでそういう意味で面白いきもしますが、基本的にはその化合物の大きさと、膜との親和性などによる能動的拡散でしょうね。
回答していただきありがとうございます。
お礼を書きこむのが遅くなり申し訳ありません。
DMSOなどの低分子は受動拡散によって、細胞内に浸透しているのでしょうか。
透過しているとしたら自分もチャンネルを通過しているわけではないだろうとは思うのですが、実際のところ、それを評価した文献を見たことがないので、確かなことは分からないということでしょうか。
DMSOなど特定の試薬が細胞内にどの程度浸透するのかを定量的に測ることは可能なのでしょうか?膜電位の測定ではパッチクランプ法という方法によって、どれだけのイオンが膜を通過するのか調べることができるようですが。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 生物学 浸透圧の問題 3 2023/06/08 16:57
- 化学 呼び塩と浸透圧の関係が分かりません。教えてください。 2 2022/07/05 08:42
- 医学 活動電位について 1 2022/10/14 13:12
- 英語 1a) The Schneiderian membrane The inner walls of t 5 2023/02/21 15:29
- その他(自然科学) 以下の選択肢は全て間違いなのですが、解説がないため解説していただきたいです。宜しくお願い致します。 2 2022/05/07 19:10
- 医学 『細菌』はリボノームと細胞壁、核様体、細胞膜の細胞で成り立ち独自で代謝・繁殖を行いますか? 2 2022/04/01 08:51
- 生物学 生物 原核細胞と真核細胞の違いで真核細胞は核を持っているけれど、原核細胞は核を持っていないとあります 2 2022/05/10 20:09
- 生物学 細胞膜と細胞壁の違いって、細胞壁のほうがやや丈夫というか硬いのでしょうか? なぜ動物細胞は細胞壁を持 2 2023/02/14 23:49
- 生物学 至急!生物基礎に関する質問です! 1 2022/08/18 13:21
- 高校 テーマは、浸透圧、U字管と毛細管です。 右下に書いたように、浸透圧による反応前と後において濃度が同じ 1 2022/07/25 16:19
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
細胞膜の選択透過性と半透性の...
-
BSA溶液の作り方。
-
mock細胞とは?
-
Image Jでの細胞面積の測定につ...
-
遠心分離の際の回転数の決め方
-
タマネギの細胞とオオカナダモ...
-
食べて増えた700グラムはどんく...
-
FBSの保存温度について
-
細胞膜外のカリウムイオン濃度...
-
膨圧と浸透圧の違い
-
生理食塩水の0.85%と0....
-
パーセンテージで得られた結果...
-
体細胞分裂の所要時間
-
多細胞であることのメリットは?
-
多細胞生物の細胞の大きさは、...
-
細胞が小さいことの意味
-
グリセロールストックについて?
-
肺炎双球菌の形質転換の実験
-
なぜ暗いところでは色が見えに...
-
細胞培養のトリプシンEDTAの毒性
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
BSA溶液の作り方。
-
mock細胞とは?
-
遠心分離の際の回転数の決め方
-
グリセロールストックについて?
-
パーセンテージで得られた結果...
-
細胞膜の選択透過性と半透性の...
-
Image Jでの細胞面積の測定につ...
-
なぜIL-1とIL-6とTNF-αが主流...
-
RAW264.7マクロファージについて
-
FBSの保存温度について
-
接着面とはどこのことですか?
-
MTTアッセイとMTSアッセイの違い
-
細胞播種(96well)のコツを教え...
-
G418の濃度(セレクション)
-
線維化とは
-
ヒトが飲食できる最高の温度は?
-
HepG2の継代について 凝集しな...
-
DEPC処理水とRNase free水 違...
-
細胞っていくつくらいの原子か...
-
細胞塊をバラバラにしたい
おすすめ情報