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 前受金の仕訳処理についてご教授願います。

 弊社が材料を仕入れ、それを加工業者へ支給し、
 完成品として引き上げ、製品として取引先であるA社に販売します。
 弊社からA社への製品販売単価と取引条件は以下の通りです。
 I   加工賃 販売単価 100円
 II   材  料 販売単価 200円
 I+II= 製品販売単価  300円

 弊社とA社との取引条件 
 毎月20日締め 翌月20日現金払い

 諸事情で、加工賃と材料代を別々にA社へ請求する事になりました。
 5月21日~6月20日締めまでの注文数は200台でした。
 但し、材料代だけは前受金として600台分の支払い受取る事になりました。

 (1) 加工賃のみ請求
   加工賃 100円×注文数200台= 請求額20,000円
   材料の仕入れと外注費の仕入れは起こしました。
   A社への請求も起こしました。

 (2) 材料代のみ請求(前受金)
   製品代 200円×600台分= 120,000円
   6月20日締めで600台分の仕入れが無いにもかかわらず請求をA社に起こしました。
   200台分(40,000円)は加工に使用したので仕入れは起こしましたが
   当然ながら400台分の仕入れはありません。

 6月20日締めで7月20日にA社から入金される予定の金額は
 (1)20,000円 + (2)120,000円 = 合計140,000円


 上記の仕訳と7月21日以降の処理、決算時の処理は下記の通りで良いのでしょうか?

 6月20日
 売掛金 20,000円 / 売上(加工賃) 20,000円
 売掛金 40,000円 / 売上(材料代) 40,000円(7月20日入金分に含まれる)

 7月20日
 普通預金 140,000円 / 前受金 140,000円

 7月20日
 前受金 40,000円 / 売掛金 40,000円

 7月21日以降に注文になった場合(150台の注文の場合)
 売掛金 15,000円 / 売上15,000円 (加工賃)
 売掛金 30,000円 / 売上 30,000円(材料代)
 前受金 30,000円 / 売掛金 30,000円
 
 以後100台 注文になった場合
 売掛金 10,000円 / 売上10,000円 (加工賃)
 売掛金 20,000円 / 売上 20,000円(材料代)
 前受金 20,000円 / 売掛金 20,000円
 
 上記のように前受金を消していき、 弊社の決算月8月になった場合、
 前受金が30,000円残ったとします。この場合は下記の通りでしょうか?
 前受金 30,000円 / 売上 30,000円

 長々申し訳ございません。どうか宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

こんにちは



仕掛品については、期中に仕掛品勘定を使用していない場合の補足として
書いたつもりでしたが、ちょっと混乱させてしまいました。
すみません。

>前受金が30,000円残った場合、
>この時点では材料の仕入れも、加工の外注もなく、
>現物自体ありません。仕訳はどうすべきでしょうか?
>下記の仕訳で良いのでしょうか?
>仕掛品 30,000円 / 期末棚卸 30,000円

残りの30,000円(150台分)について、材料の仕入れも、加工の外注もなく、
現物自体ないのですから、仕訳はなしです。

前受金はそのまま、翌期に繰り越します。


>また、来期に出荷した場合は
>いきなり下記の仕訳で良いのでしょうか?
>期首棚卸/仕掛品?などの仕訳が必要なのでしょうか?

>前受金 30,000円 / 売上 30,000円


仕掛品の仕訳はいりません。

翌期に製品が引き渡された場合(150台の場合)

仕訳

 売掛金 15,000円 / 売上15,000円 (加工賃)
 前受金 30,000円 / 売上 30,000円(材料代)

という仕訳になります。
前受金は、売上(材料費の単価)に対する前受ですから、売上として実現した分を
前受金から売上に振り替えます。

75台なら、

 売掛金  7,500円 / 売上  7,500円 (加工賃)
 前受金 15,000円 / 売上 15,000円(材料代)

ですね。

なにかあれば補足してください。 それでは
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この回答へのお礼

丁寧で分かりやすいご回答どうもありがとうございます。
とても良く理解でき、本当に助かりました。自分でも少しづつ勉強していきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/14 10:23

No1です。



変な文章なので訂正します。w

>この時点で、発注がない、または製品が完成していない(製品の引き渡しが行われていない)
>場合は、売上計上をしてはいけません。 前受金はそのまま翌期に繰り越します。

>売上を計上する基準は、原則、引き渡し基準となりますが、通常、御社で行っている売上の
>計上基準と照らし合わせて、計上してください。

    ↓

売上の計上基準には、出荷基準、引き渡し基準、検収基準など、いくつかありますが、原則は
引き渡し基準です。

発注がされていても、製品の引き渡しが行われていない場合は、売上計上をしてはいけません。
前受金はそのまま翌期に繰り越します。

引き渡し基準の場合、製品が引き渡されて、初めて売上計上となります。

前受金 xxx / 売上 xxx 

御社の売上計上基準と照らし合わせて、計上してください。
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この回答へのお礼

早速のご回答どうもありがとうございました。
とても良く理解できました。
決算時の処理について、もう少しご教授下さい。

前受金が30,000円残った場合、
この時点では材料の仕入れも、加工の外注もなく、
現物自体ありません。仕訳はどうすべきでしょうか?
下記の仕訳で良いのでしょうか?
仕掛品 30,000円 / 期末棚卸 30,000円

また、来期に出荷した場合は
いきなり下記の仕訳で良いのでしょうか?
期首棚卸/仕掛品?などの仕訳が必要なのでしょうか?

前受金 30,000円 / 売上 30,000円

全くもってお恥ずかしい限りですが、宜しくお願い致します。

お礼日時:2011/07/13 11:47

こんにちは



ひとつづつ確認していきます。

6月20日
 売掛金 20,000円 / 売上(加工賃) 20,000円 (200台分)
 売掛金 40,000円 / 売上(材料代) 40,000円(200台分)

6月の60,000円が6月の純粋な請求額ですね。


7月20日
 普通預金 140,000円 / 前受金 140,000円

 前受金 40,000円 / 売掛金 40,000円

   ↓
7月20日の仕訳ですが、当初の200台分の請求(材料費+加工費の60,000円)と400台分の材料費
(80,000円)ですよね。 そうすると

7月20日
 普通預金 140,000円 / 売掛金 60,000円(200台) 6月の純粋な請求額
                 前受金 80,000円(400台) 400台分の材料費の請求額

となります。 6月に計上した売掛金60,000円を清算して、残った入金額 80,000円が
材料費(400台分)の前受金ですよね。 @200 × 400台 = 80,000円


7月21日以降に注文になった場合(150台の注文の場合)
 売掛金 15,000円 / 売上15,000円 (加工賃)
 前受金 30,000円 / 売上 30,000円(材料代)

以後100台 注文になった場合
 売掛金 10,000円 / 売上10,000円 (加工賃)
 前受金 20,000円 / 売上 20,000円(材料代)

売掛金を計上してから、前受金と清算しても構いませんが、一般的な仕訳としては、既に前受金
をもらっているのですから材料費分については、前受金/売上 としてもよいと思います。

そちらのやり方でよいと思いますが、念のため・・


それから、最後の決算の処理ですが、

>前受金が30,000円残ったとします。この場合は下記の通りでしょうか?
>前受金 30,000円 / 売上 30,000円

この時点で、発注がない、または製品が完成していない(製品の引き渡しが行われていない)
場合は、売上計上をしてはいけません。 前受金はそのまま翌期に繰り越します。

売上を計上する基準は、原則、引き渡し基準となりますが、通常、御社で行っている売上の
計上基準と照らし合わせて、計上してください。

なお、売上原価にあたる材料費+加工費について、期間中に仕掛品勘定を使用していない場合
には、決算時に該当する材料費+加工費について、仕掛品(資産)に振り替えます。
このようにして、売上と売上原価の期間対応を行います。

こんな感じでよろしいでしょうか?
なにかあれば補足してください。 それでは
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