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将棋世界8月号の新イメージと読みの将棋観に
「先手石田流にどうする?」というテーマがありました。
初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩と進んだときに後手がどう指すか、
それぞれどのような展開になるかという話題で、
▲7六歩△3四歩▲7五歩に
(1)△8四歩、(2)△6二銀、(3)△3五歩
が候補手として挙げられていました。
他に△1四歩と△8八角成が言及されていました。
有力そうに見える△4四歩と△5四歩は候補になしでした。
どちらも普通の手だと思うのですが、
プロレベルだと芳しくないといわれているのでしょうか?
(それはどんな理由で?)

初歩的な質問なのかもしれませんが、ご回答頂けたらと思います。

A 回答 (4件)

はい、普通の手です。

どちらも実戦例も多いのです。4手目△5四歩は里見倉敷藤花が岩根挑戦者を迎えて指した手ですし、4手目△4四歩は羽生王座が久保挑戦者を迎えて指した手でどちらも後手が勝っています。芳しくないわけではないのです。

設問が(1)△8四歩、(2)△6二銀、(3)△3五歩の順番を問うものですから、回答としては他の候補手に触れないのは自然なことともいえます。

先手石田流に対する4手目は本当に手が広いところで、どれが最善手なのか誰にも分からないと思う。先手石田流に対する4手目の全ての有力候補手を研究している居飛車党はほとんどいないと思います。なぜなら居飛車党は後手番では後手一手損角換わりとか横歩取り8五飛戦法とか研究課題が山ほどあるので、対石田流には多くの時間を裂けられないからです。せいぜい2つか3つかの候補手に絞って研究しているのではないかと思うのです。特に研究家でないなら、毎回決めた手を指すだろうとも思います。
それで△8四歩党、△6二銀党、△3五歩党、、、△4四歩党、△5四歩党という具合に多党乱立状態なのだろうという気がします。今回の回答者の中にたまたま、△4四歩党、△5四歩党が居なかったのでしょうね。

△1四歩と△8八角成に触れたのは佐藤九段だけです。それも佐藤九段らしい。
△4四歩、△5四歩はどちらでも居飛車にも振り飛車にもできます。結局は好みの問題なのではありますまいか。各党の勝率は、手の優劣で決まっているのでなく、強い棋士がその党にどれだけ多いかで決まっているのではないかという気もするのです。例えば、対石田流を苦手な棋士が毎回△3五歩を選択して、負けまくっていると仮定すると一人で勝率を落としている可能性もありますよね。それを知っている対戦相手が事前に研究しているのを本人だけが気づいていないってこともあるかも知れない。

以上のことは、データ的に分析して出した結論ではなくて、私がそういう気がしてるという程度の話なので、それはご承知ください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。


△4四歩も△5四歩も普通だし実戦例もあるのに候補手になく、
「他に△4四歩も△5四歩もある」といったフォローもないということは、
しばらくの間に研究が進んで事情が変わったのかなと思ったのですけど。
そういうことではないのでしょうかね。

お礼日時:2011/07/18 12:32

4手目△5四歩出ました。

先手永瀬拓矢四段の石田流に対して後手佐藤康光九段が採用。相振り飛車に進展して、激戦の末98手で後手佐藤九段の勝利となりました。たまたま主流派を外れていただけで、結論が出たわけでもなかったということだろうと思います。

2011年7月21日 佐藤康光九段 対 永瀬拓矢四段|第24期竜王戦決勝トーナメント
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/ryuou20110721 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

佐藤って、序盤に変な手を指す人ですよね。
彼が選ぶということが5四歩の立位置を示しているような気がします。

個人的にはプロの戦法選択の偏りをたまたまとは考えたくないのですよ。
それで飯を食っている人たちが研究に研究を重ねて指しているのですから。

お礼日時:2011/08/07 12:40

NO.2の続きです。


>しばらくの間に研究が進んで事情が変わったのかなと思ったのですけど。
>そういうことではないのでしょうかね。

そうかも知れないし、そうでないかも知れません。たまたま人気から外れてるだけだと思いますけど。分からないものはわからないというしか無いです。そこまで気にする必要もないと思いますけどね。アマチュアなら好きなように指せばいいわけだし、それで勝敗が決まるほど将棋は浅いゲームでもないのだし。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>そうかも知れないし、そうでないかも知れません
こういう言い方はまったく回答にはなっていないですけどね。
即死する変化はなさそうということはとりあえず分かりました。

お礼日時:2011/08/07 12:27

こんにちは。


もちろん私はプロレベルではありませんが、2つとも、一目、指したくない手だと思います。

△4四歩は、
・後手が居飛車にするなら、一方的に守勢になる。
・後手が相振り飛車にするなら、先手に▲7八飛▲7四歩とされたときに4四の地点を守るためには△4二飛に限定されて面白くない。

△5四歩は、
・後手が相振り飛車のつもりなら、相振り飛車戦で中飛車は勝ちにくいとされている。
・後手が居飛車のつもりなら、後で角交換から先手に5三や7一に打ち込まれるスキを作る上、自分から5四角と打てる筋を自ら消す。あるいは、先手に▲7八飛▲7四歩とされたときに5四の歩をかすめ取られる筋も残る。

と思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

△4四歩も△5四歩も相振り志向でしょうね。

△4四歩に対してすぐに▲7四歩とくる場合には
▲7六歩△3四歩▲7五歩に
△4四歩▲7八飛△3二銀▲7四歩△同歩▲同飛△4三銀
でどうでしょうか?
4四の歩は簡単には取られないような気がします。

△5四歩は三間に振って左銀を5三に上がる狙いです。
▲7四飛と走った瞬間が不安定で(角を打たれるとか)
こちらもそう簡単には5四の歩は取られないように思います。

お礼日時:2011/07/16 14:27

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