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フロイトの精神分析、ユングの理論は最近は廃れたと思うのですが本当ですか?

A 回答 (2件)

大学の教員です。



アカデミックな基礎心理学の世界では、フロイト、ユングともその理論は、すでに廃れたといってよいでしょう。
その理由は、基礎心理学の研究者のよってたつ「実証主義」の立場からしますと、両者の理論とも実証が不可能だからです。
ただし、フロイトの「科学的心理学草稿」については、脳神経科学の研究者の中には、最近、再評価する意義があるという見方が出ているようです。

一方で、日本の臨床心理学の分野では、両者ともまだその勢力は、かなり強く残っています。
というのも、日本の臨床心理学のある種の伝統として、実証とか、エビデンス、治療効果ということが余り真剣に捉えられてこなかったという面が否定できないが故のことでしょう。

No.1の方が書いていらっしゃるトランスパーソナル心理学は、臨床心理学分野の中では一定の勢力はあると思いますが、心理学全体の中で見ますと、メインストリームとはいえないと私は考えます。
また、「心楽」というのは、アカデミック心理学の中では、私自身は、寡聞にして、見聞きしたことのない概念です。
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この回答へのお礼

回等ありがとうございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2011/07/21 20:02

ユング信奉者の集まりであるユングクラブも数年前に解散しましたのでフロイトの精神分析、ユングの理論は廃れたと認識するのが妥当でしょう。



心理学は第3世代の交流分析を経て今第4世代のトランスパーソナルになったという流れかたをしています。

さらにどう流れるかですが、トランスパーソナルにしても超越を標榜していても心を外側から眺める心理学では所詮「心」自体には永久に到達できないと悟るでしょう。

今「心」そのものとして考え行動する「心楽」が少しずつ注目されていますが、第5世代となるかどうかは未知数です。
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この回答へのお礼

回等ありがとうございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2011/07/21 20:01

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