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最近外国為替というものに興味を持って調べているんですが為替は様々な要素が複雑に絡み合っているようで難しく、もしお詳しい方がいらっしゃいましたら為替変動の背景を教えて頂けないでしょうか。

例えば、為替相場で円1銭の変動の裏では一体いくらぐらいのお金の流れがあったんでしょうか?裏で円はどのぐらいの人数に買われてるいんでしょうか?円やドルの大株主、つまり為替レートを操っている存在は何なんでしょうか?


また、円を多く持っているのはどこの国なのでしょうか?
つまり、どこの国のどんなニュースに目を向ければいいのか、円はどこの国に影響を受けているのか、どこの通貨とどんな風に共振してしまうのか(例えばある国が下がると円も追随して下がりやすいという事はあるのでしょうか)、その国の経済が傾いた時に円が大売りされる恐さがあるので知りたいです。


今現在、円高になっているという事は大きな需要があるという事で、日本円を何かの理由で欲しがっている外人さんがいるという意味だと思うんですが日本円の評価というのは世界的に高いのでしょうか?
これだけ国内で毎日不況とニュースになっている日本円を外人さんが買うことにどういう利益があるのでしょうか。

質問が多くなってしまいましたが為替という難解な世界に知恵のある方いらっしゃいましたらどうかご教示して頂けるよう宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

>為替変動の背景を教えて頂けないでしょうか。



基本的には相場があって投機目的や実需(貿易などで必要に応じて通貨切り替えをする)で価格が動いています。
投機目的は実需の10倍と言われていますがこれは感覚の数字でしょう。

>例えば、為替相場で円1銭の変動の裏では一体いくらぐらいのお金の流れがあったんでしょうか?

 国際決済銀行(BIS)によると世界の為替取引量は1日約4兆ドル。円は1日30~40兆円ぐらい。 
だそうです。
世界の為替取引シェアー
 米ドル   42%
 ユーロ   20%
 円     10%
 英ポンド   6%
 豪ドル    4%
 スイスフラン 3%
 カナダドル  3%
 その他    12%
>、円を多く持っているのはどこの国なのでしょうか?
国ではデータは持ち合わせませんが 円を多く持っている国はないでしょう。

今の円高はドル不安、ユーロ不安(ギリシャやスペインなどの金融不安)で剰余資金や投機資金が
金と円に流れているからでしょう。
いわば円高は消去法による結果です。
日本にとっても輸出に影響を及ぼすのでえらい迷惑です。
>円はどこの国に影響を受けているのか、どこの通貨とどんな風に共振してしまうのか(例えばある国が下がると円も追随して下がりやすいという事はあるのでしょうか)、その国の経済が傾いた時に円が大売りされる恐さがあるので知りたいです。

これは逆でしょう。上に述べた通り他の通貨が弱くなると相対的には円が買われることになります。
ただ日本も財政破たんが見えますと円は売られることになるでしょう。
それはいつになるのか判りませんが藤巻健介さんは警鐘を鳴らしている本を出しています。
ですがこういうあおるような本を出すと売れるので出すのですが本当にそうなるかどうかは分かりません。
ただ日本人もどんどん外債を買っているのは事実です。

根本的には今の政府(菅首相)のやり方を見越していて円高がどんどんしていきます。
どこかで破たんするのでしょう。
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この回答へのお礼

成る程と、とても勉強になりました。

内情や為替レートの背景、世界の為替取引量など、難しい事象ながらも特に具体的な数字を出して頂けたおかげで把握度が増したように感じられます。
藤巻健介さんの本も購入しどんな内容なのか読んでみたいと思います。

また、ドル不安やユーロ不安といった新しい概念の存在も教えて頂け感謝しています。
大変価値のあるご回答を頂きどうもありがとうございました。

お礼日時:2011/07/23 17:57

既に回答がされているので、ここでは為替の基本常識を書いておきます。


「高金利通貨は低金利通貨に対して長期的に下落していく」
今の円高の直接的な要因は米国、欧州双方にありますが、でも今年の3月に史上最高値を更新した本当の理由については、ほとんどの人が気が付いていない事でもあるのです。
米国、欧州は長期にわたって日本に比べて金利の高い状態が続いていました、金利が高い理由は日本に比べてインフレ率が高いからです。
インフレ率が高い通貨は長期的に下落していくのです。

仮に、現在の為替レートを1$=78.30円、米国10年債金利3.017%、日本国債10年債金利1.095%とすれば・・・
10年後の為替の期待値は1$=64.86円となります。
ですから、金利の高い米ドルが下落すると言う期待を元に取引されていると言えます。

>今現在、円高になっているという事は大きな需要があるという事で、
>日本円を何かの理由で欲しがっている外人さんがいるという意味だと思うんですが
>日本円の評価というのは世界的に高いのでしょうか?
>これだけ国内で毎日不況とニュースになっている日本円を外人さんが買うことにどういう利益があるのでしょうか。
今の円高の理由は単に欧州、米国国債デフォルトの可能性など、ネガティブな要因だけで円にお金が流れていますが、単に金利の低い円にお金が流れるだけでも最高値を更新していきます。
円だけではなくてスイスフランもここ数年で米ドルに対して最高値を更新しています、それは金利が長期にわたって低いからです。
日本円の評価が高いのではなくて、単に高金利通貨の貨幣価値の下落が激しいので金利の高い米ドルなどが普通に売られるだけでも円の最高値を更新していくだけです。
注目は「高金利≒高インフレ≒長期的な通貨の下落(目減り)」です。

余談ですが、現在、豪ドル、ブラジルレアルはバブル状態になっています。
インフレ率が高いのに、高金利だけの理由で買われているからです。
しかし、インフレによる貨幣価値の下落は確実に起こります。
恐らく、その時の豪ドル、ブラジルレアル相場は・・・・

最終的な判断は自己責任です、ここに書かれた事も質問者様の方でも考えて慎重にご判断ください。
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この回答へのお礼

大変面倒な質問をしてしまいましたが、快刀乱麻の様なわかりやすい文章でインフレ率と通貨の関係を覚える事ができました。
自分は存じなかったのですがアメリカや欧州はインフレ率が高かったんですね。

今後はインフレ率と通貨の関係にも注意深くなれると思います。

また、10年後の為替の期待値という考え方が存在している事にも感動しました。
他にも、今後の豪ドル、ブラジルレアル相場に対する先見の明も参考にさせて頂きたいと思いました。

大変な知恵者の方にご回答頂け感謝しております。
ご回答頂きましてどうもありがとうございます。

お礼日時:2011/07/23 18:07

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