日中戦争から太平洋戦争にかけての歴史を勉強しています。それで、いろいろ想像して、以下の文章を作成しました。詳しい方に、間違いを訂正していただけますようお願いします。
第7回コミンテルンの後、コミンテルンの指導により、西安事件が実行されたと考えています。この西安事件によって、反共抗日の蒋介石が、突然、連共抗日に鞍替えした。
中国共産党の周恩来は、西安で次のような話を、蒋介石に持ちかけたと想像します。
1.共産党は、蒋介石国民党の中国統一に全面的に協力する。
2.共産党は、抗日を旗印として、得意の人民宣撫工作を全面的に引き受ける。
3.共産党は、ソ連からの支援物資を活用して最大限に日本軍と戦う。
蒋介石は、このような話に乗って、第二次国共合作が成立したと思います。
中国共産党は、コミンテルンの指導の下、数多くの挑発を国民党軍の陰に隠れて行い、日中戦争の勃発に導き、勃発後も、数々の和平努力を潰し続け、戦争の本格化、長期化を促進していった。
日本帝国主義の中国での伸張を嫌う米欧列強は、日中戦争を継続する蒋介石を歓迎して、莫大な支援を約束した。また、コミンテルンの指導の下、宋美齢と中国共産党は、日本軍の残虐非道さを捏造し、国際的な宣伝工作を行い、国際世論、米国世論を反日に操作していった。
コミンテルンは、ノモンハン事件をも引き起こし、日本軍の北進論を封じ込め、日中戦争の泥沼から抜け出す方向が南進論に向かうよう、ゾルゲ・グループなどを使い導いた。
上記のような状況下、ドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が勃発し、ドイツは瞬く間に、オランダやフランスを占領し、英国を空襲し始めた。そして、日本は、乗り遅れまいとするかのように、日独伊三国軍事同盟を結び、北部仏印に進駐した。更に翌年1941年7月、コミンテルンの筋書き通り、南部仏印に進駐し、同年末の真珠湾攻撃に突き進んでいった。
日中戦争から太平洋戦争に至る日本ほど、コミンテルンの国際戦略に上手く乗せられた例は無いのではないか。これはコミンテルンの謀略というよりも、日本自身が自らの判断で、彼らの思惑通りに突き進んでいった、というのが本当だろうと思う。
問題は、今の中国共産党が、大成功だった当時のコミンテルンの国際戦略を引き継ぎ、その手段や手法を踏襲実施していることでしょう。今、日本は、コミンテルンの申し子である中国共産党に、二度も同じようなやり方で翻弄され、痛い目に会わないよう、大いに注意するべきでしょう。
A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
日本が大東亜戦争(太平洋戦争とは連合国の戦後の造語であり、連合国側の侵略行為(植民地政策)を蔑ろにして日本国に戦争の責任を負わせることが命名の経緯であるので、基本的には日本人は、テストの時以外、大東亜戦争と記すべきです)へと導かれた歴史の裏側では、スターリンが「敗戦革命」を唱え、日本国の共産勢力にその実行を指示したことから、徐々に日本国は戦争へと足を踏み入れる結果となった。
スターリンが日本国共産党員に対し、敗戦革命実行に於ける指示としてはこの様なものである。
1)帝国主義国家同士を謀略でもって、お互いを戦争(ここでは、日本軍と国民党軍を指す。)させる。
2)戦争当事国を疲弊させ、戦争による不満を充満させ、国家元首と国民を離間させる。
(日本国民の天皇陛下への深い忠誠心が、戦後、日本国が共和制に移行されなかった一番の要因であ り、共産主義者の敗因となった。)
3)敗戦国は国体維持が困難に陥り、モラルも一気に低下し、国家元首を窮地に立たされる事で、追い落とし が可能(君主制から共和制への移行)となる。
4)共産主義による新たな希望を持たせる宣伝活動(教育の場の占有で子供の頃から左翼思想を植え付けるこ とが可能に。)と、謀略、時には暴力(学生運動に於ける、反体制の動きや極左によるテロ事件。)をも って国家元首を追い落とし、新たな共産主義国家を建国する。
ここで、レーニンがロシア帝国を崩壊させた経緯を確認してみよう。
1)日露戦争のきっかけは謀略とは言えないようですが、結果として日露戦争は彼の思惑通りに
進行します。
2)ロシア帝国は戦争で疲弊し「血の日曜日事件」を起こしてしまい、国民も皇帝もお互いに
疑心暗鬼に陥ります。
3)日露戦争の敗北以降ロシアは国内体制のたがが緩み、第一次大戦の戦況が思わしくなくなると
皇帝一家も処刑されてしまいます。
4)共産主義の理想が国民を酔わせ、3度の臨時政府も躓づいて政情不安に陥ります。
これは不思議とソ連が出来るまで続きました。
このように、レーニンが成し遂げたロシア帝国崩壊のプロセスとスターリンが日本国の共産党員及び、コミンテルン工作員に指示した敗戦革命の実行が符合していることが読み取れます。
日中戦争から大東亜戦争を考えるのではなく、満州での世界(米、ソ)の思惑から大東亜戦争へ至る経緯を見てみると、大東亜戦争とは何だったのか、日本国政府(国内も)と米国、ソ連との関係性はどのように変化していったのかを調べることで、日本国の運命が見えてきますよ。
参考URL:http://blogs.yahoo.co.jp/keinoheart/36333129.html
No.3
- 回答日時:
1.西安事件(1936.12)について
西安事件の後に成立した第二次国共合作は、第7回コミンテルン大会が提唱した人民戦線路線に沿ってはいますがそれがコミンテルンの指導だったという証拠はありません。西安事件は張学良一派が起した蒋介石軟禁事件です。事前に張学良が周恩来と意を通じていたとしても、それをもってコミンテルンの指導だったともいえません。元々連共抗日は張学良の思想であり、抗日より反共優先の蒋介石と対立していたが、その機が蒋介石が督戦に来たことで訪れた。それが西安事件。蒋介石は張学良に脅迫されて何点かの要求を呑まされたのであって、連共抗日の具体化の為に周恩来との会談に挑んだわけです。中国共産党はスターリンの指導にしたがってはいたが、張学良とコミンテルンの関係はまだよく分かっていません。連共抗日路線への転換が結果的に壊滅寸前だった中国共産党を立ち直らせたことを鑑みれば、張学良がスターリンの意を汲んでいたのではないかという疑惑もありますが、その証拠はない。張学良の軍は弱体で、満州事変でも逃げまくっていただけで張学良自身にも軍隊指揮能力など無かった。ソ連の軍事支援を受けた紅軍との戦いを継続すれば先に壊滅するのは張学良の軍だったかも知れません。元々軍とは名ばかりの無頼の衆の集まりに過ぎませんから。
2.盧溝橋事件(1937.7)
第二次国共合作の成立後、蒋介石は本格的な抗日戦の準備を進めながら、不法な日本人迫害事件を起します。盧溝橋事件は決して偶発的に起こった事件ではなくて、中国側によって綿密に仕組まれたものであった。盧溝橋事件が切っ掛けとなって紅軍は1937.8に中国国民革命軍第十八集団八路軍として国民党政府の指揮下に入ります。だから表向きは紅軍は盧溝橋事件に加担していない。そしてこの盧溝橋事件を大きくしてしまったのがインパール作戦で有名な牟田口廉也で中国情勢の判断を誤り、収拾不能にしてしまったのが近衛内閣です。ここで暗躍したのが後にゾルゲ事件で死刑になる尾崎秀実。尾崎は政治家でもない只の自称中国通ジャーナリストだけど、すっかり近衛首相に信頼されて内閣嘱託として朝食会の食卓にもぐりこんでいたのです。この時の外務大臣が廣田弘毅。必ずしも無能であったわけでもないが、中国情勢が全然見えて無いことでは近衛と同じで、結局尾崎に操られてしまったのです。ここで注意したいのは尾崎だけがコミンテルンの息がかかっていたわけでもないことです。軍部にも外務省にもいた筈です。また売国主義者が必ずしも日本共産党員でなかったことも注意するべきです。スターリンはいくつものスパイルートを持っていたからです。その全貌は当時の警察によって全て摘発されたわけでもないし、戦後に明らかになったわけでもない。
この時代は表も裏も複雑怪奇で、私の能力ではうまく文章にするのも難しいのだけど、ここまでにしておきたい。質問への答えとしては、細かい事実誤認はありますし、まだまだ物足りない記述もあるのだけど、結論部については大筋で同意します。一口でいえば、お花畑外交では、この先危ういということです。
西安事件と盧溝橋事件の裏面を詳しくお教え頂きありがとうございます。もっと勉強します。それにしても、コミンテルン国際戦略とスターリン・スパイ組織の優秀さには感心します。日本も当時、多数の特務機関員や駐在武官などを主要各国に配置して情報収集や工作活動を行っていた筈ですが、結果的には無能だったと言わざるを得ません。恐ろしいことは、今の外務省が、その無能さをそのまま、継承しているように思えてならないことです。
No.2
- 回答日時:
回答者#1です。
記載に誤記がありました。
誤)祖国革命計画
正)祖国革命工作
参考URL
http://books.google.com/books?id=uzROAAAAMAAJ&q= …戦後秘史%22&dq=bibliogroup:%22戦後秘史%22&hl=ja&ei=fC4qTpfaA8vUmAXps7WWDA&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=6&ved=0CDwQ6AEwBQ
大森実 著 戦後秘史シリーズ 第3巻
失礼しました。
参考URL:http://www.amazon.co.jp/戦後秘史%E3%80%883〉祖国革命工作-1975年-大森-実/dp/B000J9E30U
No.1
- 回答日時:
先の大戦で日米が会戦することになった背景にコミンテルンの影響があるのではないか?
とよくいわれますが、状況証拠は多いですが、決定的な証拠がないのが現状ではないでしょうか?
野坂三造も宮本顕治も他界しましたから、新たな証言者が現れる可能性も低いですね。
しかし、新たな事実が確認され、日米の会戦がコミンテルンの陰謀であることが証明されれば、戦中戦後の歴史認識も変わったものになるでしょう?
もうお読みかも知れませんが、参考になる資料を列記しておきます。
出版物としては
「大東亜戦争とコミンテルンの陰謀」三田村武夫著
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA …
古い出版物としては
「祖国革命計画」大森実著、講談社 昭和50年
コミンテルンと日本共産党、ゾルゲとその周辺、延安の日本人革命学校、アメリカで地下活動を続けた日本人革命家のインタビューが克明に記されています。
諜報憲兵、工藤著
http://www.amazon.co.jp/%E8%AB%9C%E5%A0%B1%E6%86 …
関東軍憲兵であった著者がシベリヤ送りを逃れ、戦後書き綴った。
満鉄内部の共産主義者グループの取調べで、日米開戦の影にコミンテルンの陰謀と告白されるが、驚愕の事実に上部への報告を断念
最後に中国共産党ですが、コミンテルンというよりは
少数民族の弾圧、
特定民族を悪者にする。
オリンピックを利用した国威顕示
急激な経済発展
貪欲な領土拡張要求
等を考えると、第二次世界大戦の敗戦国の1つを連想します。
参考資料を教えていただきありがとうございます。もっと勉強を深めたいと思っています。コミンテルンは国際的な秀才が集まって戦略を考え出していたと思います。今の中国共産党は、コミンテルンと異なり、明らかに国際的ではないですから、かっての大日本帝国のように、完全な独善に陥ってますね。今後、民主化の促進しか、中国を救う道は無いと思います。ありがとうございました。
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