No.2ベストアンサー
- 回答日時:
第1号被保険者で国民年金の上乗せを考えるのであれば、まずは国民年金基金の利用を検討されたほうが良いです(国民年金基金の加入条件を満たしていることが前提)。
他の方も書かれていますが掛金は全額所得控除の対象になりますので所得税や住民税が安くなります。個人年金が最大でも年額5万円しか控除されないので税制面では断然有利です。また掛金を口数単位で増減することが可能なのも大きなメリットと言えます(前納割引もあります)。
反面、国民年金のように物価・賃金によるスライドは採用していないので物価が上昇した場合(インフレ)、受給できる金額が目減りすることがあります。
また加入がわかりにくいのも難点です。詳しくは国民年金基金のサイトでご確認いただきたいですが、加入は口数制になっています。1口目は終身年金2種類からの選択になり、2口目から確定年金5種を合わせた合計7種類からの選択になります。
■国民年金基金
http://www.npfa.or.jp/about/shikumi/index.html
一方、個人年金はかなり微妙な商品だと思います。理由ですが運用利回りが基本的には利用開始時から固定なことです。このため20年ぐらい前までは200%ぐらいだった返戻率も現状では110~120%程がやっとです。
運用利回りは利用開始時の金利で固定されますのでインフレ時には実質目減りしてしまいます。もちろん中には配当で補うものがありますが会社都合で左右されますし、利率変動型もあるにはありますが、運用商品にリスクがありますので内容を理解する必要があります。
個人年金は貯蓄性保険なので保険機能を備えているのはメリットですが、反面、保険会社破綻の懸念や中途解約しようとすると解約控除などでほぼ元本割れしてしまうなどデメリットもあります。
個人的にはどちらを利用するかと言われれば国民年金基金でしょうか。ただいずれにしてもインフレ時に目減りする可能性があるので同時にインフレに対応できる金融商品の運用も考えたほうが良いと思います。
この金融商品ですが基本的には1年もの定期預金で自動継続されればある程度のインフレには対応できると思います。ペイオフの問題(金融機関が破綻したときに保護される金額上限が1千万円)がありますが複数の銀行に口座を開設すれば回避できます。無理に他の金融商品での運用は考えなくても良いかと思います。もちろん余裕顔ありでその資金の半分ぐらいは減っても構わないのであれば投資信託などを利用されてもですが。
参考になれば幸いです。
とても丁寧にわかりやすくご回答いただきまして
ありがとうございました。
デフレがどこまでも続くわけはないのだろうし。
基金の選択で後はデフレ対策ですね。ほんとに
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
国民年金基金は全額控除です。
これが他と比べて比較にならないくらい有利です。
所得の多い人ほど有利に働きます。
納めている税金が少なければ良さは発揮できませんが。
毎月5万で10年掛けましたが国民年金40年分に匹敵するくらい。
これに中小企業共済退職金制度も併用していますので
将来を楽しみにしています。
国民年金だけでは、公務員の共済や厚生年金には歯が立ちませんが、
年金基金をやっていれば安心。
早めにやっておくのがメリットを充分被る秘訣ですね。
それもご夫婦でやっておくのがポイントです。
もう一度いいますが今現在税金をそれなりに納めている人でないと恩恵は少ないです。
ご回答ありがとうございました。自分はそんなに税率は高く
ないのでメリットは少なそうです。ただある資格を取得しまし
て今は独立に向け修行中です。開業したら小規模共済など
も考えています。ありがとうございました。
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