この人頭いいなと思ったエピソード

ヒロシマやナガサキでの反核運動などで、
「人類と核は共存できない」という言葉がありますが、
福島原発事故のときにも、原発反対に使われていました。

反核運動での「核」とは、「核兵器」のことだと思いますが、
原発事故の場合には、「核分裂性物質」の意味になるのでしょうか?
あるいは「核分裂性物質を利用した原子力発電」かもしれませんが、
言葉の意味がよく分からず、賛成も反対もできません。

ところで、人類と核はどうして共存できないのですか?
核兵器は廃絶して欲しいです。原発も無いほうがいいいです。

でも、なぜそれほど「核」が特別なのですか?
ほかにも大量破壊兵器はあるのに・・・ここが分かりません。

原発の事故でも被曝の問題が大きいですが、
環境汚染とか人体への被害は、他にも公害や農薬など
たくさんあると思うのに、放射能だけが特別な理由は何ですか?

私は脱原発を支持しています。
いろんな本も読みましたが、どれも「核(原子力)は危険」が前提で、
その理由は分かりますが、「核」だけ特別な理由がわかりません。
ぜひご教示いただけたらと思います。よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

既に色々な意見が出尽くした感じですが、先週のNHKの討論番組でも放射性物質処理の問題を問われて回答できていませんでしたが、結局は人類が放射能の任意処理を出来るようになるかどうかと言う事に尽きるかと思います。


核力の利用が始まって60年、日本でも原子力の平和利用が叫ばれ多くの研究者が核融合と言う目標に向かって50年が経ちました。
そもそもスタートした時点では、「将来の課題は解決される」として始まった原子力ですが、核融合開発は半ば放棄されて、時々ニュース種として常温核融合と言う「とんでも発明」化してしまい、その後プルサーマルなどの取り繕いが提案されては放棄される途を辿っています。

確かに進歩が無かったとは言えませんが、責任もって先が見えたと言う人はいません。
学者さんは、地震予知でも新エネルギーでも「出来る」と言いますが、現代は原理が発見されても実用出来なかった事が沢山ありますし、過去に出来た「月旅行」や「超音速旅客機」も廃されています。

これは個人的な意見では人類科学と言うものの限界が見えてきたと言う事で、日々の進歩はあっても100mを8秒では走れないと言った話だと感じています。

今の時点で「科学技術の発展は無限に続き、あらゆる技術的課題は何時か解決される」との意見なら、核と共存できると言う事は是認できるでしょうし、そうでなければ出来ないと言う事でしょう。
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この回答へのお礼

多くのみなさまから、大変貴重なご教示をいただき、感謝いたします。
お礼が遅くなった上に、まとめてさせていただき申し訳ございません。
とても丁寧に説明していただき、原発と原爆の抱える共通の問題点が見えてきました。
いまだ人類は核を制御できず、一度事故が起これば、地球環境と生命を破壊する一方ですが、将来は、放射能の除去も含めて、核の制御とエネルギー利用も技術的に可能となるかもしれない・・・。その意味でも、「人類と核は共存できない」という言葉を、教条的に使うことはしたくありませんが、原爆の惨禍を被ったヒロシマとナガサキには、人類への警告を忘れてはならない義務があると思います。
福島の原発事故には見過ごせない人災の面もあり、大いに批判されるべきだと思いますし、エネルギー政策も見直されるべきだと思いますが、国民の理解を得ながら、核の研究はこれからも続けて行ってほしいと思います。

お礼日時:2011/09/04 01:38

>人類と核はどうして共存できないのですか?


現時点での原子力科学・技術が未熟で共存できるレベルに達していないからです。

>なぜそれほど「核」が特別なのですか?
核エネルギーが従来の化学物質の100万倍の威力が有り、簡単に大量殺人できるからです。
また通常の化学物質と異なり高レベルの放射性物質を手軽に扱えないのが原因で無害化処理に困難が伴います。
それと現状を将来とも動かせないと錯覚している無知で無能な文系マスゴミの影響力が大きいと思います(人を脅す暇があったらもっと勉強しろ・・・と言いたい)

私は、将来『人類と核は』共存できるのではないかと思っています。
現在の原発は、核分裂を利用しているはずなのにウランと同様の重い元素であるプルトニウムができるのは変だと思いませんか(ちっとも分裂していないやん)。つまり現在の原子力発電所は一酸化炭素を大量に放出する効率の悪い練炭火力発電所のようなものです。

核分裂反応をとことん起こさせれば重い元素はなくなる筈で、無知なバカが処理できないと思い込んでいるプルトニウムも核分裂させて軽い元素に変えてしまえば良いのです。

1回だけの反応では元の元素が粉々に壊れませんので、何回(何種類)かの反応を経て粉々とまでいかなくても小さくします。・・・放射線が出ると言うことは燃料としてマダ燃やせると言うことですので、燃料の核分裂をとことん進めば放射性物質は非常に少なくなりますし、放射線の半減期が短いものばかりが残ることになります。また反応をとことん進めようとすると必然的に元の燃料より反応途中で生成した燃料が多くなる増殖炉となります。

現在の原発は第三世代と呼ばれておりますが、研究中の第四世代の原発では、放射性廃棄物の量は現在の1/1,000以下、燃料効率は300倍(燃やすと元の300倍に増殖する)、廃棄放射性物質の半減期は30年程度以下・・・となるようです。

『人類が核と共存』するには、放射性の廃棄物が出なくなるまで放射性物質を燃やし尽くす必要が有りますが、それが可能となるまで更に時間が掛かるでしょう。
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一言で言えば、核は生命維持環境を破壊するから。



他の大量破壊兵器や化学兵器、公害(農薬など)は、まだ人類が「制御」できるから本当の意味での「脅威」にはならないわけです。
努力すれば対策が可能なもの。つまり技術も知恵も使える。

本当の意味での「脅威」とは・・・。
人類が制御できなくなるもの。即ち『核』なわけです。

核を制御するために、人類は完璧を期する「管理」をしなければならず、一度暴走させてしまうと生命を維持する環境が破壊されるため、他の有害な物質や兵器などとは『区別』されているわけです。

人類にとって「核」は、『赤ちゃんが、信管の付いた爆弾で遊ぶようなもの』と私は比喩しています。
人類は核を、「なだめながら、機嫌を損なわないように誤魔化して使う技術」はあるものの、一度駄々をこねられると、対処の仕方は稚拙そのもので、核に対しての技術レベルは10段階の1にも満たないものと思います。
有害な放射線を、今現在人類はコントロールできません。

「核兵器」と「原子力発電」も元々の原理は同じで、ウランなどの原子核が分裂する際に発生する『熱』を利用しているわけです。
核兵器では、その分裂を一気に起こさせて膨大な熱により「爆弾」として利用し、原子力発電では、その分裂を人間の都合に合わせて制御し、お湯を沸かしてタービンを回し発電している。

分裂する際発生する放射線は、原爆の場合垂れ流しで爆弾としての脅威を増している。
原発は漏れを最小限に抑えるように管理しているわけです。



努力すれば少しずつでも共存できる技術の確立は早められるのに、原発は「利権」が絡む。
加えて管理・運営している連中に、『隠蔽』と言う体質があり、一般の市民とはズレた感覚と、ズレた常識、ズレた考え方の人が多い集団なんです。

厳格な管理が必要であるにも関わらず、ズレた人達が管理・運営しており、加えて隠蔽や捏造などが明るみに出た以上、『脱原発』を推進する気持ちは正直な感情であり正しい論理だと言える。

とっても純粋に原子力を有効利用しようとすれば、そう遠くない将来、今の数倍~数十倍安全に使う技術が確立できると思います。
しかし、今のようなやり方で進めるのであれば、『脱原発』を叫ぶ方が正論でしょう。

『核』だけが特別なのは、このような理由からだと確信しています。
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答えは、日本人は日本列島の外のことには全く無知無関心だからです。

日本人は日本列島の内側のことしか興味が無いのです。

『干ばつ』 - 旱魃の原因と世界各国への影響 - プラス地球温暖化
http://www.plus-ondanka.net/a09_kanbatu.html
中国の大干ばつのすざましさがわかる写真特集カラパイア
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51669451.h
中国、アフリカへ食糧援助9月末までに到着 - 中国国際放送局
http://japanese.cri.cn/881/2011/08/19/181s179348
米テキサス州:干ばつによる農業損失、過去最高4000億円-地元大学 - Bloomberg.co.jp
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=9092000
FAO 干ばつに一層の支援を NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110819/t100150
中国南部50年で最大の干ばつ 400万人飲料水不足 - (大紀元)
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/08/html/d95432.
温暖化で干ばつが激化、亜熱帯、温帯が「北上」―国家気象局 2011-06-09(木) 164322 [サーチナ]
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=06
東アフリカ大干ばつ-「飢餓数十万人に」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-08-03/20
In Deep 完全な崖っぷちに立たされた世界の食糧供給
http://oka-jp.seesaa.net/article/201990469.html
中国とインド(5)~電力不足の問題|門倉貴史のBRICs経済研究所
http://ameblo.jp/kadokura4/entry-10008533538.html
Open ブログ ◆ 資源危機の解決
http://openblog.meblog.biz/article/1015771.html
光化学スモッグ:エコライフ:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/2010072
いま地球がたいへん!:6つの大切な問題:酸性雨
http://www.nies.go.jp/nieskids/main2/sanseiu.html
ロシア干ばつで小麦価格が上昇、欧米で最高値更新 ワールド Reuters
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPA
パン、コメ、トウモロコシ 穀物高騰、全世界で暴動続発 (1-2) J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2008/04/21019285.html
食料サミット開催  飢餓人口10億人 農業投資拡大で農業生産70%増が必要 - 孤帆の遠影碧空に尽き
http://blog.goo.ne.jp/azianokaze/e/d5d9a25b1b462
食料高騰:中南米やアフリカ諸国、暴動発生のリスク最も高い-国連 - Bloomberg.co.jp
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=9092001
Amazon.co.jp: 恐るべきエネルギー公害―石炭火電の環境問題 天草環境会議報告集 天草環境会議実行委員会 本
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日本では


広島や長崎に落とされた原爆=核
原発の様な平和利用では=原子力
と、言葉をわざと分けて使っていますが、英語は同一の単語で、ドイツの学校では核と原子力一つの話の中では両方同じ単語を使うべきで、分けて言ってはいけないと政府が勧告しています。


原子力発電と云うのは、原爆のその脅威を見た人類がそのエネルギーを人類に貢献するようにと、原爆の意味も分からずに発電に転用した物です。

冷戦時代、米国はロシアが核濃縮に成功し、水爆を持てる状態だと知ると、国連で「世界中の核はIAEAの下で原子力として平和利用をしよう」と言いだします。 そして、原子力は核の隠れ蓑になり、NATOと日本に米国のGEから提供されることになりました。

日本が広島や長崎の原爆投下や第五福竜丸が南太平洋で被曝して、国民全体が原水禁を叫んでいる頃、正力松太郎(読売新聞、日テレの創設者)が柴田秀利(日テレ重役)が日本に原発を導入しました。 その時、後楽園駅前にはストリートビューが出来、巨人軍や力道山の試合を見せ、電気は人々に豊かな生活をもたらすと、国民の原子力アレルギーを払拭しました。
核を求めた日本の所をご参照ください。
http://hiroakikoide.wordpress.com/

日本は、六ヶ所村ともんじゅ、ロケット技術を持って、2~3週間もあれば原爆、水爆をミサイルで飛ばせる技術を保持しています。  
IAEAは日本が何時それを実行するかと懸念していて、IAEAのトップが日本人の天野氏と云うことは、日本にとっては大変都合のよいことです。
http://www.youtube.com/watch?v=YSS_DJGeSL0

放射性物質=放射能=核のゴミです。 
原発が暴走すると、爆発などにより、核を閉じ込める圧力容器、格納容器、建屋が壊れ、核が空気に触れ、核反応が起こり、それにより色々な放射性物質が大気中などに飛散したり、冷却水が汚染されて海や地下水に流れだします。
核はその種類により毒性が違い、その毒が無毒になる年月の長さも違います。 その長さが半分になるのが半減期です。
ヨウ素などは8日間の半減期ですが、セシウムやストロンチウムは30年、プルト二ウムは2万4千年、ウランは7億年です。 それらはα線、β線、γ線、X線、中性子線など出します。
放射性物質が気管などで身体に入ると細胞を傷つけます。
http://www.radiationdefense.jp/housya/toha 
http://www.youtube.com/watch?v=DUcdfF6cJ2M&featu …
http://www.youtube.com/watch?v=HstF6LRCw0U

>環境汚染とか人体への被害は、他にも公害や農薬などたくさんあると思うのに、放射能だけが特別な理由は何ですか?

公害問題も農薬も重大な問題ですが、それらは、地域等も限られ、目に見え、感覚として捉えることが出来、対処することができますが、原発事故で撒き散らされた放射能は見えず、味もなく、五感では捉えられないのです。放射能は器械が無ければ存在が分からないのです。 ですから、今での福島で、チェルノブイリ原発事故の立ち入り区域より線量が高くても、政府が避難地域としないことから、経済的理由もあって逃げ出せず、生活を送っている人たちが居ます。

今回の原発事故では30~100個分の広島原発と同じ量の放射能が飛散したといわれています。
また、人が原爆実験をはじめてから広島、長崎の原爆、冷戦時代の水爆実験、スリーマイル島、チェルノブイリ、福島原発事故など、全部積算で地球上に放射能が溜まっています。 それに、原発のゴミは昔は海洋投棄されていましたし、ロシアの原子力潜水艦の放射能は日本海にダダ漏れでした。

また、1955年フランスが南太平洋で行なった水爆実験のプルト二ウムは日本の原発から出た物です。
また、米国は核実験と云う名目で今でも、原発のゴミを処理し、ここ20年間では劣化ウラン弾を戦争の武器としています。 それも原発のゴミです。

チェルノブイリ原発事故は25年経った今でも、放射能が石棺から漏れていて、現在、世界から資金を募って新しい石棺を造っています。 25年前の事故では2千キロ以上離れた西ヨーロッパまで放射能が飛散し、この25年間で放射能による癌や子供のダウン症などが増えています。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog …  

9.11の米国多発テロ以来、世界の原発の脅威はテロにあります。
欧米のストレステストはテロ対策を重視した物です。
米国の原発の所長になる人は元原子力潜水艦の船長とか原子力に精通した元軍人です。
日本の場合の安全宣言とは、電源車、防護服、ドリル、重機の装備だそうです。
嘗て、六ヶ所村の近くにテポドンが落とされたことがありました。
地震でも同じですが、日本海側の原発に間違ってでもミサイルや飛行機が落ちたら、日本は壊滅ですね。 もんじゅなどはプルト二ウムが燃料ですし、空気に触れたり、火災で水を掛ければ大爆発します。
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核の危険性が他と違うのは、



メルトダウン等で一箇所で発生した事が、地球全体で人間が住めない結果をもたらす可能性が少ないながらある。
他の技術による危険性では、発生した場所にだけ対応すれば良いが、メルトダウンにより地殻を抜いてマグマまで達する炉心沈下が起きる可能性は「ゼロ」とは言えない。


大量に発生する放射能を除去する手段が存在しない。
PCB等の永久に残る加害物質はあるが、保管自体の危険性は無い。
放射性物質は保管自体に困難が伴い、半減期が数十万年と言うものが在る。

もっとも、人類の寿命があと数十万年は持たないと考えれば、共存は可能と言えるでしょう。
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核兵器や原発といった見方からではないですが、核物質が他の物質と決定的に異なる点があるからではないでしょうか



人類も含めた生物にとって危険な物質はたくさんありますが、それらは保管技術や科学的に分解する、安全な物質に変えて廃棄するなどの方法がありますが、核物質についてはその方法が無いことが原因ではないでしょうか。確かに、鉛や分厚いコンクリートで覆ってしまえば、放射線の問題は片付いたように見えますが、これは一見そう見えるだけですね。放射能をもつ物質が自己崩壊して安全な物質に変わるには、その物質にもよりますが長いものでは数万年スパンの時間がかかります。その間完全に封じ込めておくことができるとは思えません。他の化学物質のように化学的な方法で無害化することもできません。

また、核兵器というと原爆や水爆を考えることがごく普通ですが、実はそんな大げさなものは必要ないんですよ。核爆発など起こさ無くても、十分に大量に生物を殺傷し、その土地を非常に長い期間立ち入ることができなくすることができます。プルトニウムなどの非常に毒性の強い核物質を撒き散らすだけで十分です。普通の爆弾を核物質で包んで爆発させるだけでもいいですし、限定的な範囲だけ目標にするなら微粉末にして空調装置や飲料水に混入すればまったく気づかないうちに、内部被爆し確実な殺傷能力を持ちます。そして、撒き散らされた核物質は毒ガスなどとは異なり、非常に長期間にわたりその効力を発揮しますし、回収自体が困難ですし回収しても無毒化する手段がありません。

いちど作ってしまった核物質を無害化する方法が無く、管理をするにしても、人類の時間の感覚からするととんでもなく長い期間管理する必要があるのです。国家がいくつも滅亡して新しい国家できてなどという期間安定して保管できるとはとても思えません。
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1945年の年末までに20万人以上を殺した、核兵器に対して特別な感情が生まれるのは当然です。



また、広島・長崎では、核だけでなく、全ての大量破壊兵器に対して反対しています。そういう意味では、放射能だけが特別ではありません。

一般の人が、放射能を特別恐れる理由は、広島・長崎のイメージもありますが、現実に、セシウムなどの放射性物質の半減期が長く、長期に渡って、人体や環境に悪影響を及ぼしますし、今回のように、一度、事故が起これば、空気中から土壌・食物などまで、ありとあらゆるものが汚染されます。また、触れずとも、害のある放射線という物理的な現象も上げられます。まったく、見えない敵であることも一因です。

このような非常に広範囲に散らばり、かつ目に見ることができないものが、DNAを傷つけるとなれば、なおさら恐ろしく感じて当然でしょう。
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核と共存できないのではなく、核を制御できないということだと思います。



人類が継続的に発展するためには、化石燃料、太陽や風、地熱、潮力と行ったエネルギーでは最短で50年もすれば行き詰まることが考えられています(反原発の人はこういう事言いませんよね)。特に化石燃料に関しては、使い切ってしまえば、現在のエネルギー構造としては他のエネルギーを得る準備手段も途絶しますから。出来れば使いたくないという局面があります。どうやってエネルギーを得るにしても石油がなければ始まらないというのが現在のエネルギー需給のベース(核も含め)なんです。
翻って核分裂ですが、これも、実際には100年オーダーでは行き詰まると考えられると考えられています(これも推進派は言いませんね)。
メタンハイドレートの場合も、今の所実用化技術が完成して折らず、可採埋蔵量についても諸説がありますし、これを掘るには石油が必要です。

そうすると、残っているのは高温核融合で、これは、地球の海にある重水素を分離すれば利用でき、無尽蔵とは言いませんが、人類が十分宇宙や今の所利用できない物理的エネルギーを調達できるまでまかなえると考えられています。ですから、核融合が実現するまで、何らかの方法で人類は食いつながなきゃならないんです。
で、その食いつなぎ方として今の所一番使えるのが核分裂による熱という状況なのですね。

確かに石油の可採埋蔵量は何度も延長されています。1950年代には2000年には石油が無くなると言われていました。ですから、今後もある程度は伸びるでしょうが、いつかは必ず限界が来ます。本当に石油が無くなってしまえば、他のエネルギーも使えないと言うことになりかねないのが現代文明のエネルギー事情ですから、石油は出来るだけ使わないでおきたいという裏事情もあるんです。

今、世界の原発を停めてすべて化石燃料や再生可能燃料で賄おうとすれば、化石燃料は急速に向かうでしょう。短期的視野では良いでしょうが、子孫には恨まれるかも知れませんね。
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