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福島第一原発の3号炉は事故前はプルサーマルを実施していて、3号炉建屋の爆発による黒煙と破損状況は1号炉と比較しても壊滅的ですが、これによるプルトニウムの飛散状況は何も発表されていません。現在のプルトニウムの飛散状況、あるいは飛散状況がわかる方法、またプルトニウムの検出方法、プルトニウムが飛散し汚染されている場合の地域の被害の予想、など教えてください。
佐賀県民ですが、玄海原発でのプルサーマル運転に不安を感じております。正確な情報をお聞かせください。

A 回答 (5件)

No.4です



厳しいことを書いてしまいました。ですが、原発がひとたび事故を起こすと取り返しの付かないことになることです。
北海道の泊原発3号機は先月運転を再開しました。ここもたしかプルサーマルだったハズです。福島原発の事故検証がまったくされないまま知事は運転を許可しました。佐賀県でもそうしようとしてましたね。もし、地震や津波が原因で事故がおこればこれはすべて“人災”になります。一度経験したことはもう想定外とはいえませんね。

政府は除線除線と簡単に口にしますが、本気で考えていないのではないでしょか?メルトダウンした核燃料を冷却できないことなどシロウトでも分かります。いくら水をかけても表面が固まるだけで仲はアツアツ ドロドロで、ものすごい放射線を出し続けています。除線を確実にするには原子炉建屋に残っている核燃料はすべて取り除いてからでないと始まりません。1~4号機で数千トンあるはずです。いくら建物をカバーで覆ってもボロボロになった建屋は何があるかまったく分かりません。

今までの国の対応を思えばほとぼりが冷めた頃、いつもの安全だ安全だで住民を戻すのではないでしょうか。日本はプルトニウムと肺がんの因果関係を認めていないし、発病するにしても10~20年以上先です。仮に裁判で訴えても最高裁までいってどうなるか・・・国賠で最高裁までいったら20年以上かかるのが今の日本です。この間に原告はバタバタと倒れていきます。

c型肝炎
アスベスト
薬害エイズ
水俣病
イタイイタイ病

どれも解決には20年以上かかっていて今でも結論がでていない問題もあります。米国でアスベストは60年以上前から危険性が指摘されていました。薬害エイズ(血液製剤)も米国に遅れること10数年など知っていてもほったらかすような国です。日本国民は騙せても避難命令を解除したらいろいろな研究施設から(海外も含めて)ドッと調査に入って調査結果は世界中を駆け巡ります。今の時代は隠し事は困難です。
原発が4機が一度に壊れるなど今まで無かったことです。間違いなく世界最大の原子力(発電)事故です。世界が注目しています。

今回の事故はおかしなことが多すぎます。米国やロシアが福島の収束に協力すると言ってきたのに前総理は断りました。自分たちでできると・・・・  日本は本格的な商業炉用核燃料など作ったことは無く、ましてや核爆発がどんなものか(科学的に)を知る人間はいません。また、東京電力には社員が3万人以上いるそうですが、福島第一原発に何人いるのでしょう????全社挙げてあたらないとならないはずなのに報道等見る限り作業現場に東京電力の社員はまったく映りません。協力会社ばかりです。(防護服の背中に名前がかいてありますし、ヘルメットを見れば分かります)当事者なのですからいちばん目立つ特別な防護服を身に着けるべきではないでしょうか。わざと映さないか影で何かコソコソやっているのか疑問はつきません。正しいことをしているなら堂々としていればいいのです。
福島第一原発敷地内には原子力安全・保安院 原子力安全委員会の人間は誰一人いません。わずかに福島県庁に原子力安全・保安院2の名いるだけです。おかしいを通り越して異常です。いちばんの責任者が現場にいないなどありえません。危険を冒してでも24時間常駐するべきです。多くの作業員さんが身を削って働いているのですから。
ほかにも東京電力にはおかしい点があります。外部電源喪失で高圧引き込みの鉄塔が自身で倒壊したことが初期の報道でほんの少し出ましたがこちら東北電力では大きな問題になっています。震度5強の地震で倒壊するなど考えられないと・・・・東北電力では震度6強の揺れでも絶対に倒壊しないと言っています。現に震度6強だった宮城県では高圧鉄塔の倒壊などありませんでした。どこまでもどこまでも東京電力は異常です。なんの説明もありません。


いろいろ述べましたが、自分が原子力についていろいろ調べたのは15年ほど前、再処理工場の建設や福島第一原発でもほんの少しかかわりました。あまりにも疑問や不思議なことが多いので自分で少しづつ調べてました。原子力PRセンターなどで語られていることとは全く違います。使用済み核燃料がどれほど危険であるかまた再処理をするとどうなるかなど

玄海原発1・2号機は福島第一原発1~4号機に次ぐ高齢原発です。3号機のプルサーマル運転も心配ですが、高齢の原発はあちこちにガタがきてます。定期点検の補修でどうにかなるレベルではないのではないですか。福島第一原発の設計者も津波の前に配管がダメになったと言っています。また、GE(福島第一原発1・2・5号機を設計施工したアメリカのゼネラルエレクトリック社)は冷却水の循環が止まれば2時間半後に炉心溶融が始まることを明言してます。GE社が欠陥があることを認めているのに(それも1970年代です)東京電力は無視し、運転を続けて事故になりました。
普通、機械は壊れると機能を失って停止してしまいますが、今の原発は壊れると暴走してしまうことがハッキリしました。こうなれば人間の手には負えません。収束には長い年月がかかります。米国スリーマイル島の事故は原子炉から溶けた核燃料を取り出すまでおよそ10年かかりました。チェルノブイリ事故は燃料を取り出せないまま20年以上経っても放射能を出し続けて立ち入り禁止です。福島はどうなるのでしょう?
東京電力福島第一原子力発電所事故から半年以上経ちました。国(政府 原子力安全委員会 原子力安全・保安院)、東京電力ともなんの結果も結論も出ません。あたりまえです。結論を出せるほど知識も経験も何も無いただのシロウト集団のかたまりです。
質問者様の不安に感じていることは痛いほど分かります。自分は今50近くになりますが青森県が核燃料再処理事業を受け入れたのは1970年代でした。当時の知事は今はもちろん墓の下ですし、自分はまだ中ボウでした。今、この歳になって考えると受け入れた核施設は生きている限り子守するしかないと自分は思います。



周辺の市町村に住む方を思って判断下さい
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答、ありがとうございます。

「プルサーマルはフランスでは40年間無事故で運転しています」という
電力会社のPRは一度信用してしまいました。

電力会社、国は基本的に全ての情報を開示していない、
という前提で考えないとだめですね。

お礼日時:2011/09/24 08:10

国が調査するからわけが分からなくなるのです



官(政府 東京大学)=民(東京電力)で自分たちに不利な情報は徹底的に隠蔽します。福島第一原発3号機がプルサーマル運転していたなんて今はまったく報道されていませんね。報道規制されている証拠です。5月ごろから福島第一原発でのプルトニウムに関する動画がほどんど削除されていて、見ることができません。某国なみの規制で驚くばかりです。

福島第一原発三号機には1999年ごろ34トンのMOX燃料が搬入され10年以上プールで保管されていたのを昨年の10月から原子炉に10トンほどいれて運転していました。燃料プールには24トンの未使用MOX燃料が保管されていたハズです。

No3回答者様のいう通り3号機は水素爆発だけではないと考えられます。内部で爆発があったのなら破片や鉄骨はすべて外側に向かってたおれなければなりません。ですが、3号機の鉄骨は内側にアメのようにぐにゃりと曲がっています。これは鉄骨が数千度に熱せられなければありえないことです。地球上で一瞬にこんな温度を発するのは核反応以外ありません。もし、これにMOX燃料が関係していることになったら日本の原子力行政はすべて破綻してしまいます。(高速増殖炉←←←これはもう破綻してますね。あとは核燃料サイクル)

政府も東京電力もとっくにプルトニウムがばら撒かれていることなど分かっているはずです。4月の中ごろにいきなり原発の半径20キロメートルの地域と飯舘村が強制避難地域になりましたが、これは住民の安全確保というより外部者の調査をさせないための苦し紛れの措置でしょう。いままでの東京電力の隠蔽改ざん体質からすると当然の結果です。先にあげた地域より放射線量が高いところはいくらでもあります。たぶん東京電力(の関係深い業者)などコソコとソプルトニウムの飛散状況を調べているに違いありません。
プルトニウムはヨウ素やセシウムと違って水には溶けないし、重金属(金なみの比重)なので空高く空中爆発させない限りはそんなに大量に飛ぶことはないと思われます。米国が示したように半径80キロメートルも離れれば被害はほとんどないでしょう。(逆に原発敷地内はたいへんに危険な状態にあるといっていいでしょう)

プルトニウムが出す放射線は先の回答にあるようにα線でこれはテレビに出ているような線量計にはまったく反応しないので何μS/hだからいくらいくら とは言えません。設備のある研究所などで分析しないと分かりません。(これがまた隠蔽や捏造の温床になる)

玄海原発3号機にはMOX燃料を23,7トン装荷されているようです。プルトニウム量は(5%として)約1,2トンにもなります。これは長崎型原爆に使われたプルトニウムの240個にもなるたいへんな量です。世界でみるとプルサーマル運転は1960年代からされていて、もう半世紀になります。メリットがあるなら普通の原子力発電技術として一般化されていても不思議ではないと思いますがなぜそうならないか????????     解決できない大きな問題があるからです。質問者様も“MOX燃料”をキーワードにいろいろ検索してみてください。どれほど恐ろしいことを人類がしているかわかると思います。


当方青森県在住です
ご存知のように青森県には使用済み核燃料再処理施設があり、原子力発電所1機(東通原発1号機)、建設中の原子力発電所が一箇所(大間原発 進捗3割  停止中  燃料をすべてMOX燃料で運転)あり、さらに使用済み核燃料中間貯蔵施設(5,000トン予定)をむつ市に建設中です。
再処理施設には使用済み核燃料2,900トン、フランスから返還された高レベル(超高レベル)放射性廃棄物800トン、プルトニウム30トンがあります。先週も英国から処理された高レベル廃棄物が搬入されました。(量は公表されてませんでした)
なにをいいたいかというと使用済みMOX燃料はここ青森県の施設にある超高レベル放射性廃棄物と同じ放射能を長期間にわたって出し続けることです。MOX燃料で運転をすることはその原子炉の燃料貯蔵プールが使用済み燃料中間貯蔵施設に しいてはそのまま最終処分場を意味します。なぜかはとても長くなるのでここでは書けません。ですが、普通の国民がこれほど“原子力 核”について大きな意識を持ったことは大きなことです。


とりとめないことをたくさん書いてしまいました
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この回答へのお礼

貴殿の回答を読んでいて
目頭が熱くなりました。

ひどく哀しい回答です。

正確な情報がない、という疑問が
なぜ正確な情報を提示できないのか、
その背景そのものへの疑問であったことを気づかされました。

鉢呂吉雄経済産業大臣が「死の町」と呼んだのは
正しいでしょう。

大気中に飛散したプルトニウムが
冷やされ、自らの質量で
20km圏内に落ちていたとすれば
除染しない限り
おそらく、数万年は住めなくなるでしょう。

誰が除染するのでしょう?
東電の社員でしょうか?

除染する際、大気中に粉じんとして舞い上がり
吸引した場合、
東電は「労災」にでもするのでしょうか?

だれがこのプルトニウムを処理するのでしょう?
どこのどうやって処理するのでしょう?

東電も国も回答しないのでしょうね。

お礼日時:2011/09/21 22:18

三号炉の爆発は、一号炉のそれと違って、


単なる水素爆発ではありません。
燃料プールにある使用済み核燃料の核暴走による、爆発でした。
そのため、燃料棒そのものが飛散しました。

しかし、東電や政府はそういう発表をしていませんので、
正しい情報は得られないでしょう。

正しい情報を発表しないために、正しい対応ができない事が、問題です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

大変危険な状況なので
東電も国も正確な情報を提供できない、ということでしょうか?

やっぱりあの3号炉の爆発は異常です。

東電や国にどういう理由があって正確な情報を伝えないのか。
私たちはプルトニウムの飛散状況がどういうものかわかりません。

佐賀県民ですが
九電のプルサーマル計画の住民説明会では
大橋東大教授が
「プルトニウムが飛散することなどありえない。
プルトニウムが飛散するのは
水蒸気等が発生して大気中に飛散した場合である。
そのような爆発はない」といってました。

小出京大助手は
「水素爆発によって水蒸気でPUが飛散し
それを吸引した場合、大変危険である」と発言していました。

実際に福島原発では水素爆発(東電がいうには)
で大気中に大量のPUが飛散しました。

その事故対応についてこれほど毒性の強い放射性物質がどの程度
飛散したか、きちんと東電、国が調査していない、
あるいは発表しないというのは異常だと思います。

万が一の事故対応がこの状況で
玄海原発3号機のプルサーマル運転の再稼働を
いったん佐賀県知事が容認したことは信じられない。

また何か情報があったら教えてください。

お礼日時:2011/09/20 10:56

プルトニウムの放出する線種は「α線」が殆どです。


α線は、ヘリウム原子核の事でβ線やγ線と異なり遠くまで飛びませんし、透過性も非常に弱いです。紙一枚で遮蔽できるくらい。
ですが、電荷を持っている分細胞に与える影響は大きくなります。

さて、Puの飛散状況ですが、初期の調査で周辺部への拡散は確認できましたが、遠隔地への拡散は確認されていません。
ただ、「ものすごく厳密に」計測した場合、サンプル数を増やせばどこかで検出はされるんじゃないかな、と思います。
ただ、その量では生体になんにも影響有りませんけどね。

半減期の件で言えば、半減期が長いというのは一見厄介ですが人の一生から見たらむしろ安全です。
半減期が短い核種は、短い時間で崩壊して崩壊する度に放射線を出すのですが、長い核種はゆっくり崩壊するので放射線の量も少なくなります。α線はβ線とγ腺より影響が大きい(荷重係数20)とはいってもです。

それと、
「放射能」「放射性物質」「放射線」「線量」という言葉について正確な意味をお調べになったら良いかと思います。
マスコミでさえ、ごっちゃという国ですが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
技術的な言葉の正確な意味については
調べてみます。(何分、素人なもので・・)
Puの毒性は吸引した場合に
もっとも人体に影響を与えるそうですが
質量も重いそうなので、
貴殿が予想されるように
被害が広範に広がることはないかもしれません。

しかし、原子力安全・保安院が試算値では、
プルトニウム239だけで合計32億ベクレルが
大気中に放出されたそうです。
これがどれだけの量にあたるのか私にはわかりませんが
セシウム137については
「広島原爆の150発分」ともいわれていることからすると
相当量のPUが放出したことは事実のようです。

ではこれらのPUはどこにいったのでしょうか?
やっぱり国がきちんと調査しないと
わからない、ですね。

でも本当にありがとうございます。
またいろいろ教えてください。

お礼日時:2011/09/19 11:52

プルトニウムの飛散量知りませんが毎日の放射線量はリンク先などで公開されています。



参考URL:http://www.47news.jp/47topics/e/201510.php
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
しかし、放射線量によってプルトニウム、ヨウ素、セシウムの違いはわかるのでしょうか?
プルトニウムを特定する方法はあるのでしょうか?
技術的知識に乏しいのですが、プルトニウムの放射能半減期が数千年以上ともいわれています。
プルトニウムが放出する放射能がヨウ素、セシウムとは違うとも聞いています。
もう少し詳しいことがわかればありがたい、です。

お礼日時:2011/09/18 20:01

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