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皆さま回答よろしくお願い致します。

標題の件の通りの質問なのですが。
スイスに訪れたことは無いのですが、たまたまインターネットで目に留まり疑問に思いました。wikipedia等で調べてみましたが、分かりませんでした。経済やスイスに詳しい方お願いします。


スイスがEU発足当時に加盟しなかった理由と、加盟しないことのメリット


スイスの一人当たりのGDP、GNIなどが高い理由

ヨーロッパ諸国はギリシャの問題を皮切りに、EU全体に経済危機が広がりを見せていますが、スイスはその影響を受けていないように思います。スイスは比較的小国でありながらなぜ、安定した経済を維持できるのでしょうか。


スイスの通貨が非常に安定していた理由。

分かる範囲で教え下さい。よろしくお願いします☆

A 回答 (2件)

>スイスがEU発足当時に加盟しなかった理由と、加盟しないことのメリット



スイスにはEUに加盟するメリットがありません。スイスの基幹産業は銀行業・保険業で、スイス・フランが非常に安定した通貨であることが強みなのです。つまり外国の資産家にすればスイス・フランで預金しておけば安心だという信頼が強い競争力の背景にある。その信頼を失いかねない冒険をする意味がないのです。

>スイスの一人当たりのGDP、GNIなどが高い理由

スイスの教育水準の高さがその理由です。「学問のすすめ」です。日本同様無資源国のスイスでは教育が無いと国が成り立たないという国民的コンセンサスがあります。それがスイスの輸出産業が高い競争力を持つ理由です。例えばスイスの時計やチョコレートなどは日本でも高級品として人気ありますよね。またスイスは水力発電と原子力発電だけで電力需要を100%賄い、イタリアなどへ電力を輸出する余力もあります。おまけにスイスは電化率100%の鉄道網が張り巡らされていて、電気自動車の普及率も非常に高いです。それは観光立国スイスの大気を汚染させない為の政策であったのですが、それが近年の国際市場での化石資源価格高騰の影響を極小化させ安い電気料金となる理由であり、国内産業を助けることにもなっています。またそれは安定して国際収支を黒字に保っている理由でもあります。教育水準の高いスイスでは国民一人一人がスイスとはどういう国かを理解しているのです。少し大げさにいえば、スイスには自家用車で排気ガスを撒き散らしてパチンコ店に向かう国民は一人もいないということです。

>スイスの通貨が非常に安定していた理由。

それがスイスの国策なのです。先にも述べたようにスイスの基幹産業は金融業です。金融業が高い国際的競争力を持つにはスイスフランが安定した価値を持つことが不可欠であり、それが国益になるという国民的コンセンサスがあります。

以上のようにスイスではいくつかの目的意識を国民全体が共有しています。債務破綻のギリシャなどは、この期に及んで増税反対を叫んで労働組合がゼネストを打って社会機能を麻痺させています。同じ欧州といっても意識レベルの差は雲泥の差があります。スイスがEUに加盟しなかったのはギリシャなんぞと一緒にされてたまるかという意識があったのかもしれません。スイスは独立独歩、自主自衛の意識が非常に強い国なのです。
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この回答へのお礼

 コメント有難うございます。
 大変参考になりました。

 確かに、自国の通貨が世界で最も安定していていると言われ、かつ長年に渡って蓄積したスイスフランの信用を捨てて新しい通貨を導入するにはデメリットが多そうですね。

 スイスは環境の問題でも先進国なのですね。水力と原子力で100%の電力を補っているのは知りませんでした。国民が自律した考えを持っていることもスイスが強い理由のひとつなんですね。

 有難うございました。

お礼日時:2011/10/05 03:17

>スイスがEU発足当時に加盟しなかった理由と、加盟しないことのメリット



EUに加盟した場合、財政、金融政策を縛られてしまいます。
EUに加盟するメリットもありますが、
スイスのような銀行、保険が強い国が独自の金融政策を打ち出せないことは
プラスに働かないと思ったからでしょうか?

まぁ、「永世中立国」と言えば、聞こえは良いですが、
ナチスドイツとも上手く取引し、侵攻されずにすんだという事実。
国民全員が核シェルターに非難できるようにしているという事実。
ここら辺から推測すると、「自分達が生き残ることに最善を尽くす国」とも言えます。
他国に生命線を握られるようなことはしたくないのでしょう。

>スイスの一人当たりのGDP、GNIなどが高い理由

銀行、保険は儲かるのでしょう。ルクセンブルクも1人当りのGDPが高いですね。

>スイスは比較的小国でありながらなぜ、安定した経済を維持できるのでしょうか。

スイスの銀行は、ギリシャやイタリア、スペインの国債なんか購入していないのでしょうかね?
まぁ、詳しいことは分かりませんが、有事のスイスフランは健在なんでしょう。
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この回答へのお礼

 全ての質問に答えてくださって有難うございます。
 EUに加盟しないメリットがある上に、自分の国は自分達の力で運営していくという国民性もあるのですね。

 ヨーロッパにありながらEU加盟国との財政的なかかわりが少なかった為に、EUの経済危機の影響が少なかったということですか。

 勉強になりました。

お礼日時:2011/10/02 03:32

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