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シロウトなのでトンチンカンな質問でしたら御容赦ください。

自己同一性について考えていて、ふと疑問に思ったのですが、
精子の遺伝情報のバリエーションはどれくらいなのでしょうか?同じ遺伝情報の精子というのは存在しうるのでしょうか?

もし、同じ遺伝情報の精子があるならば、私になった受精卵の卵子と結びつけば、やはり私と同じ遺伝情報の肉体ができあがる、と考えて良いかと思うのですが。

A 回答 (5件)

精子は2^22パターンあります。


一方で一回に射精する際の精子の数は1億ですから
いま私がした暗算が正しければ、
数匹はかなり酷似した遺伝情報をもった精子がいるはずですね。

さらに卵子にも2^22パターンあるので
現実問題としては全く同じ人間が生まれる可能性はゼロになるのですが
仮に同じ卵子があったと仮定すると確かにクローンのような
遺伝情報が同じ人間ができますよね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

Wiki「減数分裂」で載っていました。お手数かけました。

問題の発端は、
「私という存在」
つまり自己同定に関する哲学問題です。
特定の肉体であるのか(物理説)、心的体験であるのか(心理説)、誰でもありえるのか(SSA)、が現代哲学の候補なのですが、
物理説は「その精子」説とも言われていて、そこでふと今回の質問が浮かんできたわけです。
もし別の、同じ遺伝情報の精子が受精していたら、やはり私が生まれていたのか、それとも別人が生まれていたのか?なんて命題です。

お礼日時:2011/10/11 02:59

 ヒトという生物の場合、細胞核の中に46本のDNAを持っていて、DNAは同じ役目を持つものが2本ずつあり、その同じ役目をするDNAが1セットになっていますから、ヒトには23セットのDNAがある事になります。


 精子や卵子は、各セットから1本ずつのDNAを受け継ぐため、精子のDNAは、1本当たり2通りのパターンがある事になりますので、23セットから受け継いだ23本のDNAの組合せのパターンは、2^23=8388608通りのパターンがある事になります。
 実際には、それ以外にも、減数分裂の際に、希に同じセット内のDNAの一部が千切れて入れ替わったり、傷付いたDNAが修復される際に修復ミスが起こったりする場合もあるため、厳密に言えば、もう少し多くのパターンがある事になりますが、希な出来事であるため、ここでは考えに入れない事にします。
 健康な男性の場合、1回の射精において放出される精子の数は、個人差はあると思われますが、大体1億~2億個と言われています。
 精子のパターンは8388608通りしかありませんから、1億~2億個の精子の中には、同じ遺伝情報を持つものが、

100000000÷8388608≒11.9209289550781・・・

で、12個弱~24個弱程度はあるという計算になります。

 卵子の場合も、精子と同様に、8388608通りのパターンがありますから、同じ両親から生まれた一卵性双生児以外ではない子供が、偶然にも同じ遺伝情報を持つ確率は、2^-46=1/70368744177664ですから、70兆分の1未満しかないという事になります。
 良く、違う歴史を歩んだ2つのパラレルワールドにおいて、どちらの世界にも同じ人物が存在しているというフィクション作品がありますが、確率70兆分の1未満では、異なる歴史を持つ世界に同じ人間が居る筈もないという事になります。


>質問文の想定で生まれる人物は私と同じDNAを持ち、私の代わりに私と同じ経験をして同じ人生を歩むはずです。おそらく、心の機能は全く同じだと思われますが、この人物は私でしょうか?

 いいえ、全くの別人です。
 DNAは同じで、育つ環境も似てはいるでしょうが、「私と同じ経験」という事にはなりません。
 例えば、同じサイコロと、双六を使って遊んだ時、毎回同じ回数で上がる事が出来るでしょうか?
 これと同じ様に、例え遺伝的には同じ肉体であっても、経験する出来事までは、必ずしも同じではありませんから、経験した事が違うという事は、別人という事になります。
 一卵性双生児も、ほぼ同じ遺伝子を持ち、似通った環境で育ちますが、異なる経験と名前を持つ、別の人間です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

840万分の1
70兆分の1
は承知しました。一番さんのお答をいただいた後にWikiを参照しました。

人格の同一性の問題については、
もともと質問の範疇ではなく、意図の説明なのですが、
回答は仮定条件への疑義として参考にさせていただきます。

お礼日時:2011/10/12 12:56

No.2です。



一卵性双生児は遺伝情報が全く同じですが
育つにつれて顔も変わってきます。
以前、金さん銀さんという100才の双子がいたのをご存知ですか?
彼女達は一卵性双生児で遺伝情報は全く同じですが
100年間生きる間に姉妹ともわからないほど顔つきが変わっています。
(子供の頃の写真を見ると子供の頃はよく似ています)

ですので、霊的なものでなく物理的にもやはり環境要因が大きく
同じ人間にはならないようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

おそらく
一卵性双生児の例とはネガポジかと思うのですが、
質問文の想定で生まれる人物は私と同じDNAを持ち、私の代わりに私と同じ経験をして同じ人生を歩むはずです。おそらく、心の機能は全く同じだと思われますが、この人物は私でしょうか?という命題です。
一卵性双生児の場合は、もし双生児にならずに生まれたら?となります。その人物は双生児と同じDNAを持ちますが、双生児ではないので双生児とは異なる経験を積み、異なる人生を歩みます。おそらく心の機能も異なると思われますが、この人物は双生児のどちらかなのでしょうか、それとも別の人物なのでしょうか?
という命題になるかと思われます。

お礼日時:2011/10/12 00:19

精子が別なら例えその精子が同じ遺伝情報を持った精子でも別人かと思います。


一卵性の双子やクローンは全く同じ遺伝子の持ち主ですが別人ですし。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

純粋な物理説なら当然そういう答だろうと思います。

一卵性双生児は、うっかりしていました。
しかし、この場合の想定とは要件が異なるようです。
どちらかというと、一卵性双生児AとBに対して、双生児にならなかった場合に、生まれてくるのはAなのかBなのか(それともCなのか)と問う方が近いかと思います。

哲学カテに自己同一性に関するスレッドを立ち上げているので、いらしていただけると嬉しいです。

お礼日時:2011/10/11 19:47

私の理解では減数分裂の過程で、その男性の精子はすべて遺伝情報が異なってしまうようです。

また貴女の卵子も減数分裂の結果、貴女の体を形成している遺伝情報をそっくり受け継いでいないはずです。その結果、貴女の期待は実現しないと思います。ちなみに減数分裂は精子や卵子が合体した時、体の細胞の遺伝情報と総量を同一にするために、精子も卵子も遺伝情報を半分にするための仕組みです。遺伝情報を半分にするために一対の染色体が一旦合体し、どこかで切れて、それぞれの分裂細胞に分配されますが、どこで切れても二つの分裂細胞の遺伝子は同一ではなくなります。これが私の理解ですが、あまり自信はありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

文章が上手くなく、誤解させてしまって申し訳ありません。私となった受精卵の卵子とは、私の母の卵子のことで、私は男です。
それで、基本的なメカニズムの理解も曖昧なままの質問で申し訳ないのですが、遺伝情報が有限である以上、分裂後のパターンも有限ではないかと思います。
一個人の遺伝情報の総数が億未満であれば、射精一回の精子の数が5~30億くらいだったかと思いますが、そうすると同じ遺伝情報を持った精子がいくつかはあることになります。
また、精子の生涯生産数は莫大な数に及びますので、生涯に範囲を広げると、同じ遺伝情報の精子は無数にあることになると思うのです。
つまり、遺伝情報の総数が肝になってくると思うのですが…

お礼日時:2011/10/11 01:58

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