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文体のリズム以外で、文学(小説)と音楽にはどのような関係性がありますか?
回答があれば驚きですが。

A 回答 (5件)

標題音楽というのがありますね。

あるストーリーを想定して音楽でその一連の流れを作ったもの。
歌の場合歌詞があって、これは重要でしょう。歌詞からメロディーを考える作曲方法はよく行われていると思います。

文学に直接想を得て作られた曲もあります。
http://en.wikipedia.org/wiki/Lists_of_music_insp …
小説とは言えないかもしれませんが「ツァラトゥストラはかく語りき」という曲があります。
ビートルズの曲から想を得た村上春樹の「ノルウェーの森」などはベストセラーではないですか。

映画音楽というのがありますが、曲として完成されたものはかえって少なく、ストーリーやそのシーンの意味を補強する効果として使われます。
音色やメロディは“雰囲気”をあらわすのに大きな効果があるのでは?
オペラ(やミュージカル)の流行は音楽の発達に大きな影響を与えて来たと思います。

古くは吟遊詩人というものがあり、小説といえるかどうかは別として物語を歌としておぼえて披露するというのをなりわいにしていたわけでしょう。(日本では琵琶法師と平家物語のセット)。民俗的な伝承としてもそういう形式のものは多くある(あった)と思います。物語を棒読みではなくて曲としておぼえる、そうしておぼえたほうがおぼえやすく伝わりやすい、そういうことだったのではないでしょうか。琵琶法師が盲目であったので口承に頼る他はなかったのと不可分と思われます。
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殆ど知られていなかった、バロック時代の


音楽家を採り上げ、創造の理念や発想の瞬間
を、芸術に捧げた生涯とその犠牲にならざる
を得なかった家族への想いに絡めて、
緻密な調査と簡潔な言葉で蘇らせた
パスカル・キニャールという作家がいます。
アラン・コルノー監督が惚れ込んで脚本を
依頼し、断った後にできたというその作品を
基に映画化したのが『めぐり逢う朝』で、
その音楽家自体の作品の再評価や再演までが
公開後一挙に進みました。

また、同じフランスの作家ですが、ジャン・
エシュノーズの『ラヴェル』は、膨大な資料
があるにも拘わらず、殆ど知られることの
なかった作曲家の内面に深く分け入り、
この作曲家にとっての音楽を記述しました。

キニャールには、この他『音楽のレッスン』
『音楽への憎しみ』、エシュノーズには、
『ピアノ・ソロ』という作品もあります。

バッハの頃に確立されたヴェルクマイスター
調律についての作品は、絵画芸術における
色彩と光学のように物理学的・哲学的な要素
もはらんでいますが、通奏低音のように
淡々と扱っているものに、ハンガリーの
タル・ベーラ監督の『ヴェルクマイスター・
ハーモニー』という映画があります。
脚本にも加わっているクラスナホルカイ・
ラースローの『抵抗の憂鬱』が原作とのこと。

イスマイル・カダレの『夢宮殿』にも
抑圧された民族の音楽が、重要な象徴的
モチーフとして記述されています。
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動機(モチーフ)、テーマ、展開、…等等。


この辺の文学用語は音楽用語からの借用ですね。
大本は雄弁術なのですが、直接は音楽から。

自作は音楽の構成を模しているとはっきり語る有名小説家もありますし、多分そうなんだろうなと、推測されている方もあります。

小説など文学作品の構成というと、日本では漢詩由来の起承転結が有名ですが、欧米だとソナタ形式とか対位法とか音楽のそれになるようです。
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山下洋輔の文章を読むと、フリー・ジャズの精神が作品の自由闊達さに反映されているような気がします。

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文学(小説)と音楽、かならず関係があるわけではありませんが



音楽が動機になって書かれた小説はありますね。
特定の曲や音楽家がモチーフとして重要な役割を果たす小説もあります。
自分をロックンローラーだと思い込んでいる小説家も実在します(しました)。

「ウランバーナの森」「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」「ナイチンゲールの沈黙」
山川健一、中島らも、大槻ケンジ
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