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医学の基礎研究をしたいと思う浪人です。
1.医学部で得た医師免許は、基礎研究では紙屑ですか?それとも有利になりますか?研修だけやって臨床をほとんどしてない人間が患者から細胞などを取ってくることはできるのですか?(社会医学や臨床研究では医師免許は必要ですが)
2.6年制で研修もある医学部では理学部や工学部よりも研究にありつけるのに遅れをとりますが、不利になりますか?
3.医学部で習うけど、理学部や工学部で習わないことで基礎研究に有利なものはありますか?
4.医学部卒では理学部、工学部卒より研究に必要な思考力が鍛えられていませんか?
5.理学部と工学部では、後に基礎研究するにあたって、差はどこに生まれますか?
6.総合的に見てどの学部が医学の基礎研究をするのに向いてますか?

以上を具体的に説明して下さい。
1においては特にokwaveの過去の回答でも意見が分かれてします。
だから具体的に示してきちんと論拠を出してほしいのです。
専門分野を知らない人には具体例も無意味なのでしょうか。
ただ私はいち早く志望を決めなくてはなりません。センター、二次にはもう時間がないのです。
医学部旧帝大向けに勉強してたので、他学部のレベルでも学力的に対応できます。(ただ、この時期に学部志望を変えるのは唐突すぎるし、親や友達にも怪訝な目で見られるので医学部から変えたくないというのが本音ですが)

A 回答 (5件)

> 親や友達にも怪訝な目で見られる



まずこういうの外してください。
親の人生でも友達の人生でもありません。
医学部こそ頭の良い奴が行くところ、でもありません。
こういうの、最後は博打です。
間違いのない根拠を探すことの方が間違いです。
今志望校を変更するのが唐突だ、なんてことは全くありません。
あなたが知らないだけ。
何かをやろう、どこが良いんだろう、とちゃんと考えていればそういうこともあります。
何となく医学部に行っておけば良いんだろう、法学部に行っておけば良いんだろう、という手合いにはそういうことが殆どありませんので、単純に統計を取れば、希に見えるというだけのことです。

医師免許が紙くずだとは思いませんが、あなたが医者になりたいのか、医者のトレーニングをしたいのか、だろうと思います。

また、基礎、って色々です。
あなたの学力からすれば、センター試験レベルは基礎かもしれません。
しかし、高校入試も危ない高三生なら、小学校の勉強が基礎で、それができていない可能性が高いのです。
同様に、iPS一つ取っても、上手く行ったのはそれで良いけれど、何故上手く行ったのか、なんて研究だってあるだろうと思います。
それを基礎と呼び、実用化手前のことは基礎とは呼ばない立場だってあるはずです。
しかし、人に応用する手前のことだから基礎、という考え方もあるわけです。
何を基礎と呼ぶのか、という問題があるので、結構厄介です。
おそらくは、「今のところ」、あなたは前者ではないのだろうとは思います。
理学部と工学部には、研究上の差はない、と見ます。
理由は、教員が医薬理工農を行き来しているからです。
勿論、理学部でしかやらないようなことをしている教員は理学部の中で回るのかもしれませんし、工学部でしかやらないようなことをしている教員も同様かもしれません。
しかし、おそらくはどっちでも良いようなことをしている教員は、ポストがあればどこでも良い、となるでしょう。
理学部と工学部で差が出そうなのは、就職時です。
研究職に就くならどうでも良いことですが、特に文系就職をする場合に、理学部というのがどう見られるのか、という懸念が少しだけあります。

前回の回答でも少し書きましたが、重要なのはフェイルセーフではないでしょうか。
親に、向いていないと言われてはいるわけです。本当か嘘かは判りませんが。
それが仮に本当であった場合はどうなるのか、でしょう。
工学部の場合は、少なくとも今までなら、そういう場合でもどうにかなっているわけです。あなたが卒業する頃どうかは神でもない私に判ることではありませんが。
だから、トライアンドエラーで、やりたいならやってみれば良い、若しくは良かったのです。
どこかの門外漢お二人さんの言うように、研究できなければ即アウト、なんてことは実態としてないわけです。
それに対して、音大に行きます、プロになります、なんて話なら、通常、およしなさい、と言うことにしています。
プロの椅子なんて殆ど無いし、大概頭の中身はスッカラカンのままでしょうから、フェイルセーフが効かないのです。

では、医学部の場合、フェイルセーフはどうなるんでしょうね。
医者になればいいじゃん、ってのは、お医者になら向いている場合ですよね。
私はあなたは医者に向いてないと思います。
素直すぎる、その割に医者にしては(あるはずのない)論拠を求めすぎる。
現実的にはこんなところで折り合いを、という感じに見えない。
良くも悪くも理学っぽく見えるのは私だけでしょうか。

医学部で習うことではないですが、やはり医師免許の有無というのは、場面によっては重要になるでしょうね。
で、研究というのは教科書に載っていることのその次のようなことではなく、もっとずっと先の重箱の隅の隅の隅です。
どこを出ようが学部の知識のずっと先の訳の分からんことを、勉強しながら追いついていく、ということをしばらくやることになるでしょう。
そういう意味では、どこの学部の知識が、ということがどれだけあるのか。
逆のことだと、これは各大学で違うと思いますが、化学がどれだけできるのか、なんて辺りに違いが出るかもしれません。
基礎的な実験テクニックで、やれば埋まる程度の差が生じることもあるでしょう。
ま、どうせ学部の知識では、とも思いますが。

医学部でどう過ごすのか、ということもあるのかも知れませんので、そこは医学部の人に聞いて欲しいですが(何ならアポ取って出向けばいい)、数年差が出るなら、私はそこは小さくないと見ます。
上記のフェイルセーフを考えてみてください。
理工系の方が数年多く猶予がある、とも考えられます。
ある準教授から聞いた話でしかありませんが、体力のある若いうちに研究を、30過ぎるとなぁ、なんてこともあるようです。本当か嘘かは知りません。
逆に、そうじゃない例が京都の山中さんなのかもしれません。

総合的に。
ほんと、総合的な視点が、大学や文科行政の方に無いのです。
バイオ系はもっと纏めるべきなんです。
医歯薬理工農に散らばってしまっていることがそもそも問題の発端なのです。
つまり、本来悩まなくて良いことを、制度のせいで悩んでいるわけで、当然解決策もありません。
自分のやりたいことは何なのか、を突き詰めて、あとは勘で決めるしかないと思います。
突き詰めたところで、やってみたら違った、ということもこれまた普通にあるので、だから勘のレベルでやっても、あなたのように根拠を突き詰めてみても、先のことは判りません。
あなた自身の変化の方がずっと大きいでしょう。
ただ、突き詰めるべきは根拠の方ではなく、今、自分のやりたいことだろう、とは思います。

私があなたなら、理工系に進みます。大学四年でまだそっちの方面にしか興味関心が向かないようなら、修士から医学部に行くでしょう。
あなたがどうするかはあなたが勘で決めてください。
折衷案は、特にお勧めするわけではありませんが、九大医学部生命科学科のようなところでしょうね。
昔は阪大に基礎医学部があったのですがね。

ベクターについては、どういう研究段階にあるのか全く知りませんが、どうやってそこまで運ぶの?というのが問題になるはずです。
注射すればその辺りに広がってくれる、ということもあるかもないかもしれませんし、血管からどうにかして目的の細胞に辿り着いてくれないと困る、なんてこともあるかもないかも知れません。
何れにせよ、実用段階からほど遠い場合は、人間もマウスも取り敢えず関係なさそうです。
そういう基礎医学系のホットなことは、面白くないわけがない、とも思います。少なくともお話を聞いている段階では。
現段階で、実用化一歩手前なら、医学部の出番かも知れません。
しかし、おそらくこれからも、面白いネタは次々に出てくることでしょう。
それらは、マウスやもっと手前の段階かも知れません。
必ずしも、実用化一歩手前のホットな話題を追っかけていく必要があるとは思いません。

もう見たかも知れませんが、いくつか拾ってみました。例えば、ということで。
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/yamanaka_group/?ca …
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/about/for_studen …
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/nakagawa/
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/nakagawa/?page_id= …
指導する方が医学部出てないわけです。あくまで一例ですがね。
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/watanabe/募集/
医師免許が必須とか、医学部卒が必須、なんてことも書かれてないわけです。
勿論、医学部を出ていたらダメ、なんてことも書かれていません。これも一例に過ぎませんが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
家族会議しました。フェイルセーフは人脈をつくる企業就職より医師の方が向いていると言われ、景気や運によって京大卒でも企業就職も危うくなりうると言われました。確かにそうです。
僕は医学部にすることに決定しました。
医学部の研究ではヒトを扱う限り、どんな研究が現れても興味を感じさせる可能性が高いと考えました。

お礼日時:2011/11/23 23:46

同じ研究者になるにしても、



ヒト以外をメインとし対象の広い理学部は、高校までにも試験管は振ってるしカエルくらいなら解剖もした。なのでそれなりの下地はあり、比較的早く研究者への第一歩が踏み出せる。

でもヒトという「より上等で、取扱い注意のナマモノ」を扱うには、準備期間や訓練が必要。その分、「第一歩はどうしても遅れる」。

しかしいずれにしてもその先は長いのだから、あなたの場合、ヒトに興味がある、治療に興味があるのなら、若いうちに医師という「ヒト相手のエンジニア」の資格をとっておくことは、「回り道に思えても、避けるべきではないこと」だと考えるべきで、すんなり医学部に進むのがいいと私は思います。

気づいたらミジンコやチョウチョ相手の商売になっていても、それはそれで面白いじゃないか、やってやろうじゃないかと思える鷹揚なタイプなら理学部でしょうけど、京大の看板でもある理学部は、あなたのように箇条書きで「具体例と論拠を示してください」というタイプは向かない気がするのです。

自由度の高い京大なら、入った後どうにも我慢できないほど「違う」と感じた場合、「医学部から理学部へ転学部」というオプションもあるのではないでしょうか。さすがに事例はほとんどないようだけれど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ヒトに興味があるので医学部に行きます。

お礼日時:2011/11/23 23:47

ぼくはこの方面には疎いので,専門的に間違った記述があれば,どなたか他の回答者が訂正してください。



>遺伝子異常の病気をもつ患者に正常な遺伝子を入れるベクターの開発やips細胞のガン化を防ぐ改良などです。やはりもっと絞らなければならないでしょうか……

いや,これでぼくにははっきりしました。「遺伝子異常の病気をもつ患者」という目的物が明確だからです。むろん,自然界でも遺伝子異常の個体はいくらでも生まれます。このとき,理学者には<それを治療しよう>という気は,起こらないんじゃないかと思います。遺伝子異常は,いくらかの確率で生じる自然現象であり,それが進化につながる場合もあります。「じゃあ,ほおっておけ」(笑),これが理学者の思考様式だろうと思います。

>マウスなどの哺乳類の細胞でもできますが、ヒトの細胞でもガン化しないようにする研究があれば、そっちの方がしたいので総合的にヒトの範囲ということになるでしょうか。

実験用マウスはちゃんと<業界>が成立していて,糖尿病になる血統のマウス(そいつにとっては迷惑千万なはなし)のような実験材料がそろっています。わざわざ数百匹のマウスを肥満児に飼育して,そのなかから糖尿病の個体を探し出す必要はないはずです。最初はそういうもの(よりヒトに近いサルでもやる)で実験をし,治療法がみえてきたら,病院に自分から金を払ってやってくるヒトを実験材料にする。大学病院というのは,そういう怖い施設だろうとぼくは思っています 笑。

あなたは医学部に行ったほうがいい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。医学部にします。

お礼日時:2011/11/23 23:33

 >1.



 紙屑ではありません。それなりに有効です。コネを作りやすいので(大学病院の同僚に頼むとか)、細胞をとってくることはできます。

 >2.

 不利になりません。時間を作って、サイエンスをやるヒトはたくさんいます。知り合いにもいます。

 >3.

 あります。解剖学とか。

 >4.

 研究、の方向性によりますが、鍛えられます。

 >5.

 思考。アプローチの仕方や指向性が全然違います。科学的な思考か技術的な思考か。

 >6.

 学ぶヒトによって、アプローチの仕方によって、向いている学部は変わります。生物学部からでも、農学部からでもアプローチはできます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。解剖学って臨床だけのものと思っていました。

医師免許も役に立つのですね。

お礼日時:2011/11/22 14:52

「基礎研究」の定義が(前の質問でも)曖昧なので,つぎのように考えましょうか。

どの範囲で成立することをやりたいのですか?

真核生物
脊椎動物門
哺乳綱
霊長目
ヒト
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この回答へのお礼

どうでしょう……
最近興味を持ったのは遺伝子異常の病気をもつ患者に正常な遺伝子を入れるベクターの開発やips細胞のガン化を防ぐ改良などです。
やはりもっと絞らなければならないでしょうか……
前者はヒトの遺伝子を使う必要がありそうですね。ただ遺伝子工学は医学部でもできるか心配です。後者はマウスなどの哺乳類の細胞でもできますが、ヒトの細胞でもガン化しないようにする研究があれば、そっちの方がしたいので総合的にヒトの範囲ということになるでしょうか。
専門分野に疎く、ヒトと霊長類、マウスなどの哺乳類との差がどのようなもので、臨床にもっていくにあたってそれがどのような研究課題を生み出すかが分からないので、範囲が固まりません。

お礼日時:2011/11/22 14:50

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